専修大学編

INDEX

留年のメカニズム

留年の実態

留年するとこうなる

留年を防ぐために

留年してしまったら



留年のメカニズム
留年とは
制度としての留年
留年は何度できるのか
学籍番号はどうなるか
学費は安くなるか
留年とは

留年とは、学生が進級や卒業に必要な単位を取得しなかったため、原級にとどまることを指します。古くは「落第」と呼称しました。落第の対義語は及第です。正確には、落第は一種の成績評価であって、留年とは微妙に意味が異なります。近年では、英語のdoubleかけ、動詞的に「ダブる」といいます。

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制度としての留年

留年は、大学で定められた制度です。学生は、大学で定められた一定水準の学問を修めなければ卒業できません。そのための進級制度で定められた要件を満たさなかった場合、留年します。留年には二種類あり、
・進級ができない(中途年度での留年)
・卒業ができない(卒業年度での留年)
にわかれます。制度的には違いがない大学もあるようですが、学籍や授業料など、学生生活を送る上で、また就職活動での評価など、社会的なウィークポイントの大きさにおいて、この二つには大変な相違があります。

1.中途年度での留年
これは主に、単純に習得すべき単位数が規定に満たなかったときに適用されます。たとえば、「1年次から2年次に進級する際には、24単位が必要」といった規定があるときに、20単位しか取得していないと、2年次に進級できずに、来年度も再び1年次である、といったケースです。目的としては、高年次の専門科目の履修に差し支えないよう、比較的低年次に留年させる例と、卒業が到底望めない場合に3年次にとどまらせる例があります。後者の場合、卒業見込み証明に必要な単位数と進級単位数が同じ、といった厳しい規定が設けられていることもあります。

2.卒業年度での留年
これは、中途年度での留年と同様、単位数が満たなかったことのほか、卒業必須科目の単位を取得できなかったことも留年要件になります。

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留年は何度できるのか

上限が設けられています。専修大学では、同学年に4年または、通算8年までです。いずれかを超過すると、除籍になります。

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学籍番号はどうなるか

専修大学では、中途年次で留年した場合、学籍は別の番号が付されます。また、年次の呼称も、その年次を繰り返して使用することになります。つまり、2年次から3年次に進級できなかった場合は、翌年度も2年次を名乗ることになります。卒業年次で留年した場合、学籍は変わらず、もとの番号を持ち越します。年次の呼称は、5年次になります。ただし、いずれの場合においても、カリキュラムは入学年度のものを使用します。突出した留年生の場合、印刷物ではなく、コピーによって刷られた時間割表を手渡され、面食らいます。

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学費は安くなるか

専修大学では、卒業年次での留年で、しかも未修得単位が20単位以下の場合、授業料が半額になります。その他の場合では、留年はなんら経費的にメリットはありません。

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