専修大学編

INDEX

留年のメカニズム

留年の実態

留年するとこうなる

留年を防ぐために

留年してしまったら


留年を防ぐために
始めよければすべてよし
出欠をとる講義は要注意
終わりよければすべてよし
始めよければすべてよし

留年は、留年の実態で説明した通り、必ず何かのきっかけを伴っているのが普通です。このきっかけの芽を早いうちに摘んでおくことで、留年は防ぐことができます。

1.ガイダンスに出ましょう
年度始めに開かれるガイダンスには、なるべく出席するようにします。始めでつまづくと、後になって取り返すのが大変です。

2.這ってでも初講義
年度最初の講義には、必ず出席しましょう。ガイダンスは、仮に出席できなくても、事情を話せば取り合ってもらえますが、最初の講義は、ただの1回しかありません。特に、語学や少人数の講義では、自己紹介、座席位置決め、教科書の説明、レジュメの配布など、重要な行事が行われることが多いです。これがわかっているからこそ、2回目、3回目の講義になると、「途中参加」が加速度的に難しくなり、5月の連休が明けると、早くも履修をあきらめてしまうことさえあります。最初の講義には、絶対に出席しましょう。風邪をひいて熱が出ていたら、タクシーを使ってでも出席しましょう。
専修大学生田校舎の近隣タクシー会社
川崎ハイヤー  (044)966-9111
生田交通    (044)955-5388

3.教科書は7月までに
大学の教科書は高い上に、量が多いですね。履修内容によっては、1年分の教科書が10万円以上になることも珍しくありません。恵まれた家庭のご子息・ご令嬢や、余程用意のいい学生でない限り、そんな大金を一時期に用意することは不可能です。実際、教科書売り場で何枚もの1万円札を振りかざしている光景も、見たことがありません。教科書は、誰しもいっときに揃えられるものではないのです。遅くとも7月あたりまでに、必要な教科書を揃えるようにしましょう。揃える順序としては、
・「教科書くらいさっさと買え」という教員が担当する講義
・語学
・教科書を参照することが多い専門科目
・教科書を参照することが多い教養科目
・教科書を棒読みするだけの専門科目
・教科書を棒読みするだけの教養科目
がよいでしょう。冒頭に挙げたような講義は、教科書を持参しないと講義を受けさせない、六法を持っていないと「出席した」と認めないといった講義がまれにあるからです。いずれにせよ、教科書は必要です。教科書がないから出席が躊躇される・・・というのは、情けない話ですが、欠席を自認する言い訳としては、十分すぎるほどの説得力を持っています。教員の中には、自著の高価な書物を買わせる者もいますが、そういう講義に限って、単位は取得しやすいものです。「自著の教科書」プラス「試験会場に教科書持込可」などという講義があれば、私たちは喜んで、その教科書を入手するべきです。

専修大学内の購買会では、年度始めから1週間ほどの間、特設の売店を開けて簡便に教科書を販売しています。その後も、語学を除く教科書や参考書は、購買会や指定書店に常駐していることになっています。ただし、5月も半ばを過ぎると、語学や専門書の一部は返品されてしまうため、取り寄せ扱いになって簡単には入手できません。この取り寄せには、最長1ヶ月といったように、たいへん時間がかかる場合があります。語学の教科書は、なるべく4月中に入手しましょう。その後に、どうしても急に必要になった場合には、出版元に尋ねたり、専門書店の在庫を調べてもらうのが早いでしょう。特に専門書は、神保町の書泉や駿河台下の三省堂、新宿の紀伊国屋などで、案外見つかります。

紀伊国屋オンライン

楽天ブックスTOP

教科書は、人づてを頼ってお古をもらい下げられるのが望ましいです。ただし、時事性のある講義や、担当教員によっては教科書を変えることも当然ありえますから、十分確認してからにしましょう。

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出欠をとる講義は要注意

言うまでもないことですが、出欠を取る講義にはなるべく出席しましょう。規定では、年間講義数の3分の2以上の講義に出席していないと、単位はもらえないことになっています。就職活動、経済的な事情など、やむをえない理由があったり、哀願して出席に代わって課題の提出を認めてもらったとしても、概ね半数の講義に出ていないと、単位認定は難しいようです。出欠を確認するかどうかはオリエンテーション期間中に発表されるので、出欠確認講義をある曜日に集中させるなど、自主的な対策を立てましょう。

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終わりよければすべてよし

学期末が近づくと、にわかに教室が混雑するようになります。これは、学期末には、講義中に試験情報が流れるからです。したがって、期末の講義に出席することは、単位取得を確実にするためには欠かせません。もし、その時期まで出席を怠っていて講義情報やノートがなければ、教室の前のほうに座っている人に、これまでにレポートの提出がなかったかどうか尋ねたり、ノートをコピーさせてもらえないか頼んでみましょう。こちらの窮状を説明すれば、案外、こころよく貸してもらえるものです。格別の厚意を受けたなら、「お礼」をしましょう。あらかじめ「お礼」をする心構えがあれば、ためらわず声をかけることができます。

どうしても出席日数が足りない、重大な課題を提出しなかったなど、過度の手落ちがある場合には、担当教員に掛け合う度胸があれば、課題を提出して単位を認めてくれることもあります。特に、卒業年次で、内定も出ていて、他の単位は大丈夫そうで・・・という好悪条件が重なっていたとすれば、廊下で土下座してでも頼み込むべきです。

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