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理解(種の狭間を越えてU)

2000/12/31
その恐ろしい容姿から忌嫌われていた者。それでも彼は、華やかに見える人間への憧れを捨てきれずにいました。
ある日、彼は川辺に倒れていた女性を助け恋をします。自分には叶わぬ恋である事はわかっていながらも。
「私には、願うべくもない・・・」しかし、女性の方は気づいていました。彼の優しさと、その気持ちに。



種の狭間を越えて

  コロポックルの世界へ迷い込んでしまった少女。虫や鳥達にいじめられます。
 「よくも、うちの子供を殺したね!人間め!!」
 少女は傷を負って、着ているものをも奪われ、裸で、一人ぼっちで、人間のしてきたことを考え
 その痛みを悔やみます。泣き疲れ、凍え死んでしまいそうなところへ、青いインコがとおり
 かかり、少女を自分の巣へつれて帰り暖めてあげます。人間に殺されていなければ、自分の子を
 暖めてあげるはずだった、その大きな羽で。

制作所要時間 120分



緑の日々


緑一色で着彩。色は結構綺麗にでたので良かったです。水彩色鉛筆を使用したけど水は
ほとんど使いませんでした。このままで十分かなって思って。

制作所要時間 90分



想い

フランス革命の兵隊さんとその妹がモデルです。騙された妹の死を嘆く兄の物語。
 国民議会の集結から、だんだんと保身を考えるようになる貴族達。海外へ逃亡したり、大きな家紋と血縁をとったり。
 女性が、駒のように戦略の道具とされた悲しい時代があったのです。フランス王妃、マリーアントワネットもその犠牲の一人でした。
彼は皇室の近衛兵なのですが、その後自らの意思で民衆達の味方となりバスチーユ監獄に向かいます。
この痛みを、この悲劇を止めるに。

制作所要時間 45分


マッチ売りの少女


思い出にすがるしかなかった、悲しい少女。「フランダースの犬」でもそうですが、時代背景から
調べていくと、これは寓話ではないことがわかります。宛てを失い、一人ぼっちで
死んでいく子供達は、事実沢山いたのです。この少女は、その子供達の想いを伝えています。
それは、世界の痛みだったんですね。舞い下りる天使を、信じて。


誕生日



卵からおめでとうってことで…。誕生日。本当は濡れた感じにしようと思ったんだけど、変になまなましく
なっちゃいそうなんでやめました。顔がうまくいってよかったな。


制作所要時間 180分


月光

人間の姿をした妖精に、恋をしたピアニストの物語。住む世界の違う二人は、結局結ばれる事はありませんでした。
彼は、いつまでも彼女への想いを忘れることはありません。いつも彼女を想い、鍵盤を叩き続けました。
そして、想いは届く。顔を上げて直視すれば、消えてしまうかも知れない。彼は顔を上げることなく
確信と共に、「月光」を弾き続けます。彼女は確かに、そこにいる。私のピアノを聞いている。


制作所要時間 120分


月下の妖精


「自分の命が今日、明日にも終わるとわかっていたら、知っていたら。
誰かを嫌ったり憎んだりしないでしょう?地位やお金を欲しがったりしないでしょう?
誰かを愛したい。何かをしてあげたい。人に優しくしたいと思うよね。
覆い隠して来た自分の弱いところとか、今まで言えなかった事を全て明かして
きっと「ごめんなさい」と「ありがとう」を、人に繰り返すよね」

制作所要時間 150分


飛べない翼

制作:AD1999
死者の使いとしての使命を帯び、天より降り立つ一人の天使。しかし、彼女はとある母親の御霊を天界に連れて行けませんでした。
ココロから母親を愛していたその子を可哀相に思ったのです。天使は、使命を果せなかった罰として翼を折られ、人間に堕ちます。
「神は人間にとって絶対の存在である以上は、人間にココロ動かされてはならない。
人間は人間に感動し、憎悪し、愛し、ココロを動かされる生物だ。神が同じであってはならない。」
「それでは、神のココロとは何なのですか?」堕天使は神に問います。
「それがわかったなら、もう一度お前に翼を与えよう。お前のように、自分より小さな者に涙し、苦しみ、愛する天使達が
・・・人間になるのだ。人間があれだけ愚かな事をしても滅びないでいるのは、その根本がお前達にあるからなのだよ」


願い


おもちゃ箱の中で祈る、古いゼンマイ人形。
もうじき捨てられてしまうであろう運命にあって、願わくば、天国に行けることを。

制作所要時間 180分