Adelante! > Diary 2002.12

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diciembre

12/30年の名残り

今年も残り僅かになりました。ちょっと風邪気味ではあったけど、昨夜はH吉くんとプチ・忘年会。つっこみ鋭い彼との会話は緊張感があって昨夜も時間を忘れるほど楽しかった。H吉くんはAdelante!の熱心な読者でもある。「オスカーのゆくえ」の「今年のその他の賞」のページをちゃんと読んでるのは多分あなただけです。きっといいことがあるでしょう。

帰国してから一度も映画館に足を運ぶこともなく、結局今年見た映画は合計39本。一年の締めくくりにこの中から今年のベスト5を選んで見ます。

4位を除いてコメディーものがずらっと並びました。人生は喜劇、楽しくやりたいもんです。みなさんの「今年のベスト」も聞かせてください。

いろいろなことがあった今年もあと僅か。年末年始は大阪経由で田舎に帰っているので今日が今年最後ののAdelante!の更新となります。いつまでも立ち止まってはいられないということで来年はもう少し実りのある年にしたいと思いつつ、いつも見に来てくれる皆さんの健康と幸せを願って新年を迎えたいと思います。どうぞ皆さま良いお年を。


12/24イブの総て

朝からいい天気。ツアコン・大地のアレンジにおんぶにだっこのこの旅行、今日は別府の海岸での砂湯から始まった。人間ドックのような、あるいは810サウナのようなガウンに着替えて温泉が染みた砂場に横たわり、砂掛けおばさんに生き埋めにしてもらう。みるみる汗が滲み出してくる。ほんの10分くらいだったがたっぷり汗をかいて気分爽快。アメリカでは味わえない温泉三昧の2日間だった。大地くん、ありがとね。

その後は観光バスに乗って別府名物「地獄めぐり」。高校の修学旅行で行ってきた姉が「つまらなかった」と言っていたのを覚えていたのであまり期待はしていなかったけれど、100度近い温泉が涌き出てもうもうと立つ湯煙や、ミネラルが青・赤・白に溶け出す温泉池など、意外に楽しめた。最後に見た「竜巻地獄」という間欠泉、15分間隔で5〜6分は勢い良く吹き上げ続けるというその回復力と持続力に是非ともあやかりたいと思わず手を合わせたのだった。

東京に戻って天王洲アイルで焼肉。わかめスープが太腿を直撃したって気にしない。せっかくのイブの夜をお邪魔してしまったようだけど、一緒に遊んでくれて楽しかったです>大地くん。あんまり役に立つアドバイスをしてあげられなかったけれど、どうぞ健康には気をつけて頑張ってください>組長どの。熱い夜を迎えようとする二人と別れて家路についた。


12/23HANABI

JetStream大地・クララ組長カップルに誘われて九州は別府旅行に出発。大地くんとは2年半ぶり、組長とは4年ぶりくらいだろうか。大地くんが一回り大きくなっていたせいか、ダイエット中という組長が思っていたより小柄に見えた。蒲田で水餃子ランチの後、一路大分へ空の旅。途中雲上に頂を覗かせる富士山をほぼ真上から眺めることができ、ちょっと感動。うつらうつらしている内に大分到着。5時を過ぎてもまだ薄暮が続く景色に結構西にやって来たことを実感する。ここは随分不便なところにある空港で、市街地に行くまでバスで小一時間ほどかかった。温泉町だから年配の人が多いのかと思いきやバス降り場からホテルに向う途中、意外にも若いカップルとすれ違うことが多かった。それもそのはず、今日はクリスマス花火大会というイベントがあるのだ。チェックインもそこそこに会場に向う。クリスマスソングのBGMに合わせて次々に上がる花火は期待以上の迫力で、ちょっと寒かったけれど大満足。この詳細は大地くんのJet Streamで報告されることになっていますのでお楽しみに(他人任せ)。

イベントの帰り途、竹瓦温泉という「湯屋」というのが相応しい情緒豊かな建て構えの銭湯に入る。風呂場の天井が高く、ずっと湯船に浸かっていてものぼせない。久々に手足を伸ばせる気持ちのいい風呂だった。風呂から上がると、カップルで来ている人たちも2・3組ほど休息所で休んでいた。ノンケのカップルさんは温泉に行っても別々に入らなくちゃいけないけど、こういう時はホモ・カップルの方が楽めるな。ホモで良かった。でも相手がいないんだから同じか。温泉をはしごして、ホテルの大浴場(露店風呂が気持ち良い)にも入って全身ふやけまくって床についた。


12/22暗くなるまで待って

日本を留守にしていた間、この部屋は仲介業者に頼んで他人に借りてもらっていた。新婚さんだったらしく、僕が住むよりはずっと綺麗に使ってくれたと思う。帰ってきて驚いたのが寝室にエアコンがついていたこと。取り外す工事が大変そうだったのか、次の引越し先にエアコンが始めからついていたのか、理由は分からないがとりあえずラッキー。おかげで夜も暖かく寝ることが出来る。で、喜んでいたのも束の間、暗くなってから気がついた。寝室の天井灯が無い。どゆこと? ついでにリビングの天井灯のひとつも無くなっていた。買い替えて取り付けていたやつを引越し先に運んで行ったのか、はたまたこれでエアコンとちゃらということなのか、良く分からないがとりあえず夜は暗い。

近所のダイエーに行って照明売り場を見てきた。天井に直接取りつけるタイプの蛍光灯が意外に高い。せっかくだからリモコンがついてたり調光機能があるほうがいいにゃあとか、白い蛍光灯が安いけれど、やっぱ肌が綺麗に見える自然光というか暖色系(男色系ではない)にしようかな、とか思っていると3万近くしたりして。肉屋のショウケースでは赤みのあるランプを使って肉が美味しく見える様に工夫しているし、賞味期限が過ぎようとしている肌にやっぱり白い蛍光灯はむごいかなとか、とかいっても連れ込んだ後にばれたって大勢に影響は無いかなとか、いろいろ考えているうちに疲れてきて買い物はまた今度にすることにした。優柔不断。

というわけでしばらくは夜手探りでベッドに入ってます。とりあえず気分はオードリー(ばか)。明日はJetStream大地・クララ組長カップルと温泉旅行に行ってきます。


12/21ホーム・アローン

朝から冷たい雨が降り続けていた。せっかくの連休だったのになんだか外に出るのも億劫でひきこもりの一日。船便で送っていた衣服・食器・なべ・やかん・CDなどの引越し荷物がまだ届かない。のんびり者の僕でもそろそろ心配になって来た。ひょっとしてエロビデオのせいだろうか。今年中には配達されないかもしれない。やっぱりやかん買おうかな。

今日はテニス・サークルの忘年会があると勝手に思いこんでいたけど、よくよくメールを読んでみたら大晦日に延期になっていた。結局今日は一回コンビニに出かけただけ。人ごみは嫌いだけれど、人に全く会わないのも気分がローになるだけみたい。明日も寒くなるかもしれないけど、外出してみよう。

LA・NYの両映画評論家会賞が決定。ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表もありいよいよ今年の映画賞レースも盛りあがってきた。アカデミー賞のノミネート発表は2/11だけど、とりあえず「オスカーのゆくえ2003」に今年の各映画賞のページをオープン。今年もよろしくお付き合いください。


12/20飲食男釜

三十郎くん、ヤスナリくん、B氏という先月と同じ面子の4人で新宿1丁目あたりの小さなカウンターの居酒屋さんで忘年会。「友達少ないのね〜」と言いつつ乾杯。うち2人はバンコク帰りだったのでいろいろ土産話を聞かせてもらう。でも夜のお楽しみが無かったことをそんなにことさら強調しなくてもいいのに。白髪の話題になった時、まだ三十郎くん(3か月年下)の陰毛は黒々としていることが判明(←自己申告。見せてもらった訳ではない)。げ、この歳になったら自然なことと自分を納得させていたのに、僕だけだったのねん。ちょっとショック。

なんだかんだと今回も楽しい酒だった。帰り際「新年会はいつにする?」と気の早い誘い。また同じ面子だったら本当に友達少ないことを証明するようなものか。誰か誘わなくてわ。


12/15西麻布で夕食を

今週末は時差ぼけ解消するはずが、昼まで惰眠を貪ってしまい体内時計は無茶苦茶のまま。実に意思が弱い。土曜日の夜は再びたっくさんとお食事。ちょっとお洒落なところに行ってみたいモードだったという彼のお誘いで西麻布のサイタブリアというアジア風カルフォルニア料理?のお店へ。サイタブリア(citabria)とは「Airbatic(曲芸飛行)」をひっくり返した名前らしい。ひとひねりした独創的な料理を出します、っていう意味なのかも。ここは駅から遠いし表通りからは見えないし、知る人ぞ知るという雰囲気のたたずまい。暗めの照明ながら意外に開放感のある店内はほぼ女性の客で満席だった。人気の店らしい。なんちゃって中田風の新人ウェイターくんの堂に入ったゲイチックな接客ぶりが楽しかった。ちょっと贅沢で楽しい時間をありがとうね>たっくさん。駅まで送ってもらって終電一本前で帰宅。たっくさんはそれから麻布十番の夜の街に消えて行ったらしい…。健闘を祈る。

auのケータイを使っている方に朗報です(←強引)。Adelante!がついにezwebに対応しました。これでもう困ることはありません。外出先からAdelante!の更新具合(あるいは更新しなさ具合)がいつでもチェックできます。くわしくはこちらへ→ez Adelante!のページ といってもここの読者でau使いが判明しているのは実は2人くらいだったりして…。ブックマークに入れてね>大地くん。


12/1313日の金曜日

金曜の夜はH吉くん・たっくさんと新宿でお食事。お2人ともAdelante!の熱心な読者であるという奇特な方。「前開きブリーフからモノを出す時はどうするか?」という命題に対し「前開きから」「上から」「横から」という三者三様の答えだったのが面白かった。人生いろいろです。例えが違うし。僕は律儀だから?前開きを活用するのだけれど、例えばポルノ男優のような立派な息子さんをお持ちのかたは引っ張り出すのが大変だろうから上から出す方が自然なのかも…などと勝手に納得。11時過ぎまで長居をして、最後に会計を済ませたら出てきたお釣が2千円も多くてびっくり。心の中で天使と悪魔が葛藤したが、一瞬で勝負がつく。これで年末ジャンボには運が残ってないのがほぼ確定。翌日は森昌子の「せんせい」が頭から離れず一日中歌っていた。しかも2番まで。


12/12バーバー

帰国便に乗る前に甥っこたちに土産を買う。こないだの帰任の時にTシャツを買っていたのだが、田舎の親に見せたら「小さ過ぎる」と指摘されたので再チャレンジ。一番上の子は中学生で野球のクラブ・チームに入っているらしいのでヤンキースのTシャツとキャップを買うことにした。めんどくさいので他の2人にも同じものを買ったらしめて合計$100を超えてしまった。意外に高いのね。帰りの便のスチュワーデス嬢のアナウンスは上手かった。でもやっぱり男の子がいないのが不満。

地元の駅に到着。QBハウスという1000円で散髪してくれる(←3発してくれる、と変換されて思わず赤面)ところがいつのまにか営業していたので試しに入る。洗髪もしないとは聞いていたけど、髪も濡らさずにいきなり切り出したのはちょっとびっくり。硬めの髪の人はつらいかも。文字通りあっという間に終わってすっきり。今後利用させてもらいます。となりには「てもみん」が開店していた。こっちも試してみようかな。


12/07ティファニーでお土産を

せっかくアメリカに来たしゆっくり映画でも見に行きたかったけど、そうは問屋が卸してくれず一緒に出張している4人を連れてマンハッタンへGO。車で行くのはしんどかったので電車でのんびりと。一応僕が一番NYは詳しいはず、ということになっていたので自然と案内役に。でもチェルシー界隈を連れて回るわけにもいかないし困ったにゃ。とりあえず12月のNY定番のロックフェラーセンターのツリーへ。お上りさんでごったがえしていて早くも観光客モード炸裂。続いてよっしーのお店で昼飯。「ひさしぶりじゃん」と声をかけてもらい、マンハッタンに馴染みの店があることをさりげなくアピール(してどうする)。餃子おまけしてくれてありがとうね>よっしー。ついでに財布も見つけてくれてウルトラありがとうございます。

近代美術館MoMAに行ったら「2005年まで改装中」という気合の入った閉館。ここで時間が稼げると思っていたのに残念。ぶらぶら歩いて5番街へ。お上りさんらしくティファニーに行こうということになり、店の正面まで来たら入り口で行列が…。諦めて角を曲がったら脇の入り口からなぜかあっさりと入店。あの行列はなんだったのか。同行の一人が$300のペンダントを奥さんにお買い上げ。やるのぉ。ナイキ・タウン、Coach、ソニー・プラザとうろうろしている内に日が暮れる。帰りの電車は全員爆睡状態だった。特に親しい間柄ではないけれど、同年代の人ばかりだったのでそれほど気も使わずに思いの外楽しかったかも。ひとりイケメンさん(既婚)も混じってたし。


12/06Snow White

氷点下の気温の中、片道2時間を運転してNJ州に行く。ちょっと心配だったけれど、この辺りの幹線道路は雪かきをしっかりやってくれるので特に問題無く到着。帰り途は眠気との闘いだった。一人のときは大声で歌ったりするのだが、今日は後部座席で3人が寝てるのでラジオのボリュームも落としてひたすら運転。助手席の人が気を使っていろいろ話しかけてくる。しかも質問形で。感謝しなくちゃいけないのだろうけれど、鬱陶しく感じてしまったのは僕の性格が悪いから?

映画賞シーズンの幕開けを告げるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表される。作品賞の「The Hours」をはじめとして見ていない作品がずらっと並んでいて、賞狙いの作品の公開が集中する12月の前に帰国したのがちょっと残念。いよいよこれから3月のアカデミー賞が楽しみ。帰国してパワー不足ですが、なんとか今年も懲りずにやります「オスカーのゆくえ」。みなさんもぜひ参加してください。


12/05Winter in New York

船便の荷物も届いていないのに出張することになった。不便な生活から離れられるわけだからかえって好都合か。飛行機の席をアップグレードできたので快適だったけど、男の子の客室乗務員がいなかったのは大いに不満>ANA。ついでにいうと日本人スチュワーデス嬢の英語アナウンスはおしなべて変な訛りがきつくてとても聞きづらい。不必要に口をひん曲げて全ての単語に何故か"r"の発音を挿入したり、単語のアクセントには気をつけるけど文章の抑揚は妙に単調だったりする、いわゆる「英会話が好き」という女の子にありがちな喋りかたをする人が多くてかえって分かりにくい。それに比べると国連イラク査察団の植木報道官の英語は日本語アクセントばりばりだけど力強くはっきりとした発声で、別に発音がうまくなくても知的で好感の持てる話し方ができるいい見本だと思う。しかも眉毛もかわいくて言うこと無し。関係無いし。

NYに到着。あたり一面の雪景色だった。


12/01ミート・ザ・ペアレンツ

不在中に預かってもらっていた郵便物を引き取りに親元にプチ帰省。ちょうど父親の誕生日でもあったので古希のお祝いも兼ねて(自分的には)大枚をはたいてバーバリーのカシミヤのマフラーを購入。これって数え年で祝うもんだからほんとは去年のお正月なんだろうけれど、まぁそこは誤差の範囲ということで。2年4か月ぶりの実家はキッチンと風呂がリフォームされ、ウォシュレットやフラットテレビが導入されたりとかすごいことになっていた。宝くじにでも当ったんだろうか。両親といるといつもはなぜかぎこちなくなってしまうのだが、今回は鍋を囲んで割と話が弾む。親もとうとう最後まで結婚のことを持ち出さなかった。気を使わせてしまったのだろうか。なんだか申し訳無い。

いつものことだがあれも持ってけこれも持ってけということになり、帰りの荷物はずいぶん増えてしまった。ものはいいけどウルトラ地味なセーターとかどうしようか。

NHK杯フィギュアで恩田が優勝。悔しくて泣きじゃくったというオリンピックの惨敗をバネにした成長ぶりに感心。世界チャンピオンを抑えての演技も素晴らしかったけれど演技途中のガッツポーズはちょっと頂けないかな。


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