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Diary / diciembre

12/31恋人たちの街角

独り者のくせになんでこのタイトルかというと、NYの大晦日のシーンといったらこの映画を思い出したから。去年は酷寒のマンハッタンでカウントダウンしたけれど今年は静かに年越し。昨日は車で30分のところの日本食品店まで行ってお餅、かまぼこ、油揚げ、長ねぎ、味噌、ついでにゆで小豆を購入。明日はなんちゃって雑煮を作って新年を迎える予定。

2001年も数時間でおしまいということで、今年の5本を選んでみました。映画のコメントのページに飛んだ人は、ブラウザの「戻る」ボタンで帰ってきてくださいね。

実は去年の倍以上(32本)見ているんだけど(ちなみにHの回数は半減して1回に…って聞いてねーだろ)、ベスト5を比べると去年の方に軍配が上がったりする。量と質は比例しないのね。今年は少々選択眼に難ありだったみたい。

暗い話しも多かった今年も終わります。Adelante!を見に来てくれた皆さんありがとうございました。おかげでひとりでも寂しくなかったです(しみじみ)。来年は明るい年になりますように。それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

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12/28Top Gun

後悔先に立たず。だんだん恥ずかしくなってきたけど始めてしまったものはしょうがないので最後までいきましょう。今日は最優秀セクスィ主演男優賞です。

年の瀬を感じるとすれば、派手なクリスマスの飾りつけが無くなったことか。なんだか実感がわかないけれど今年もあと3日しかないんだな。

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12/27The Pillow Book

空気がぴんと張り詰めたような冬らしい朝だった。清少納言も冬は早朝が趣があると書いていたがあらためて同感。でも布団からはなかなか出られないんだな。

さて今日は最優秀セクスィ助演男優賞を発表します。

明日はいよいよセクスィ主演男優賞です(みんな、お願いだからまた戻って来てね)。

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12/26Three Kings

クリスマス連休明けの今日は出社している人はいつもの半分くらい。随分静かなオフィスだった。

さて今年も終わりに近づいて来たことだし、年末らしく今年のベストテンでも考えて見ましょうか。今年劇場で見た32本を振りかえって、まず部門賞の発表から^^。最優秀セクスィ端役男優賞です。ぱふぱふ。

明日はセクスィ助演男優賞です(みんな、まだ読んでる?)。

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12/25A Beautiful Mind

早くもアカデミー賞の呼び声も高いラッセル・クロウくんの新作「A Beautiful Mind」を見た。A Beautiful Mind天才数学者ジョン・ナッシュの学生時代から人間暗号解読機として軍に利用された時代、やがて精神に異常をきたして誰からも見放されそうになる中、献身的な妻の愛を受け奇跡的に復活し、ついにはノーベル賞を受賞するまでの波瀾の50年間を描いた佳作。内容がどこか「シャイン」にも通じるところがある。精神を病んで幻覚を見るようになって、何が真実なのか分らなくなっていく様子が恐ろしくも哀しい。そんな中、ただただ夫の回復を信じて献身的な愛で応える妻が泣かせる。無償の愛と言えば聞こえがいいが、報いが望めないと分っていてあれほど人につくせるものだろうか。ノーベル賞授賞式のスピーチを妻への感謝の言葉で締めくくった時の彼女の気持ちを思うと、ついつい短絡的に証を求めてしまう自分が恥ずかしくなる。

予測不可能な事象に隠されている法則を信じて探究していた学生時代から何が真実なのか分らなくなってしまった時期を経て、最終的に辿り着いたのが真実の愛っというのはちょっと出来過ぎのようだが、実話なだけに迫ってくるものがある。

序盤のラッセル・クロウの学生時代の演技がかわいい^^。ナイーブな天才数学青年がなんであんなにガタイがいいんだろ、と思わなくもないけれど。 実は本物のジョン・ナッシュ氏はホモの気もあったらしく発展トイレで逮捕されたこともあるとか。 映画ではそういう氏の性癖はまったく触れられていないが、そういう目で見ればあのりっぱな体格も頷けるか。

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12/23ブラック レイン

ひとりで寂しかったので、スーザンに電話して食事の約束をする。久しぶりのマンハッタン。「NYのアーティー・ファーティー」と呼ばれている(←嘘)チェルシーのBig Cupというコーヒーショップで待ち合わせ。面子はスーザンとヒロくんと僕の、在米日本人30代ホモ3人(無理やり同世代にしてしまう僕)。キューバ・南米料理の人気レストランCuba Libreでまったりと食事。ヒロくんおすすめのシュリンプ・スープがピリッと香辛料がきいていてなかなか美味。親の「結婚しろ攻撃をいかにかわすか」とか「見合いで相手に嫌われる方法」なんて話題で盛り上がる。次のカフェではスーザンが濃厚なムースをぺロリと平らげていたが、ダイエットは大丈夫なのかしらん(余計なお世話)。

ラティーノで盛り上がっているはず、と勇んでEscuelitaというクラブに出かけたが、今日はブラックナイトで黒人さんばっかり。スーザン・ヒロくんは速攻「帰る」と言い出したが、もったいないので^^僕だけ残ることに。黒人さんのガタイとGoGoBoyくんの股間に圧倒されつつ、ちょっとだけ踊ってから帰りました。夜から雨が降り出した。明日は寒くなるのかな。

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12/22The Majestic

ようやく冬らしくなって来た。The Majesticそんなこんなで心を暖めたくて(なんやそれ)ジム・キャリーの新作「The Majestic」を見に行った。赤狩りが盛んな1950年代始めのハリウッド。B級映画の脚本を書いている主人公は共産主義者の疑いを受け仕事を追われて失意の中、事故で川に転落してしまう。頭を強打し記憶を失って流れ着いた見知らぬ街で、彼は戦死した映画館主の息子に間違われる。誰からも好かれていた青年の奇跡の生還に街中が喜び、「父親」は廃虚同然になった映画館「Majestic劇場」再建の夢を託す。半信半疑の主人公もやがて「自分」を受け入れ、生きがいを見つけていく中、街も活気を取り戻していく。だがはたして記憶が戻った時に彼の選ぶ人生は? 街の人々は?…という話(長い説明だ。ついでにいうと映画も2時間半もあったりする)。

街の人々が妙にやさしく、主人公の帰還を狂喜して祝うってのが白々しいかもしれない。きっと中には青年の正体について怪しく思った人も少なくなかったはずだし。と思っていたら映画の後半で、戦死した本物の息子はとても正義感が強く、誰からも尊敬され愛されていた好青年、ということが分る。若者が多数戦死・戦傷して失意の街が、復活の象徴として青年の帰還を受け容れようとしたと考えれば少し納得。

おとぎ話のような前半に比べて、記憶が戻った後半からクライマックスにかけて妙に説教臭くなったのには戸惑ってしまった。赤狩り裁判の証人喚問で、偽証してでも保身を勧める弁護士を振りきり、戦死した青年の正義感に動かされて当局と対決する演説が見せ場(ジム・キャリーも熱演)なんだけど、どうにもこういうのって苦手だ。セント・オブ・ウーマンのラストシーンにも似ているかも。

ちょっと関係無いが、崩壊直前のWTCに救助に入って犠牲になった多くの勇敢な消防士のことを思ったりした。別に僕は消防士の人とは全く関係ないんだけど、生き残った者は亡くなった人の分までしっかり生きなくちゃいけないなとか、そんなこと。うまく説明できないな。

なんだかんだ言ってもしっかり涙ぼろぼろになったし、満足の1本でした。ラストの台詞も気が利いていて好きです。戦死した青年が戦地から恋人に送った手紙が、主人公の心を動かす重要な小道具になっているのだけれど、エンド・ロールでマット・デイモンの名前がクレジットされていた。文才のある人は違うな、っていうか結構地味な仕事もしてるんだね。

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12/21ダンシングヒーロー

NYの冬もようやく寒くなってきた。これからが長いんだな。変温動物なもんで寒いの嫌い。早くも春が待ち遠しい。

今日は会社のクリスマスパーティー。業績が最悪だった今年を振りかえって社長が「来年はいい年にしよう」と訓示した後はひたすらダンス・ダンス・ダンス。マオくんはいないけど、メールボーイのジミーくんがいたのでしっかり視姦しておく。「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」という格言?があるけれど、僕にとっては可愛い子はいつまで見てても飽きないけどな。 

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12/17Long Way Home

夕方エンジニア部に行ったら愛しのコロンビアンのマオくんが皆にハグして回っていた。明日から暫く帰省するんだそうな。えぇもう行っちゃうの?って感じでびっくり。3年ぶりの帰国だ^^と言ってとっても嬉しそう。もちろん僕もハグしてもらった。小さな幸せ。

近所の日本飯屋に出張者を連れて行った。この辺りでは日本飯屋=寿司屋という感覚。まぁ日本だって焼肉屋以外のコリアン飯屋ってあんまりないから同じかも。ここは経営も韓国系の人で、出てくる日本飯がアレンジをひねってるんだか勘違いなんだか、ちょっと微妙なあんばい。 鰻丼を頼んだら、寿司ネタの様に小さく切られた鰻が酢飯の上に並んでいるやつが出てきた。なぜかガリとわさびも乗っかっているし…。まぁ不味くはないからいいんだけど。

明日は早朝出発でカンサスシティーに日帰り出張。寝坊しないようにしないと。

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12/15Harry Potter

今回サンフランシスコ(の外れ)に出張で来ていた技術者の人は入社2年目の23才。顔にはまだニキビの跡も残る小柄の(かわいい)男の子。海外に来るのは今回が初めてなのだそうで「英語が苦手だから迷惑かけますがよろしく」と謙虚な態度が好感が持てる。が、会議が始まるとなかなかどうして、しっかりした英語を堂々と話し、準備もきちんとやってくれていたのでスムーズに会議が進んだ。一夜漬けの僕は自分が恥ずかしくなったほど。眼鏡をかけていてちょっとハリーポッターの雰囲気の彼は、仕事に対する態度が真面目で責任感もあるのが伝わってくるなかなかの好青年。こういう子に幸せになって欲しいなぁとほのぼのとした気持ちになっていたら、しっかりガールフレンドもいるのだそうで、なんだ、やるこたぁやってんじゃん。

別れ際、アメリカ人に握手で挨拶した後、なぜか僕にも手を差し出してきたので握手してしまった。ちっちゃい手がかわいかったにゃ。なんか得した気分。JFK空港に帰って来たのは夜中の12時過ぎ。駐車場へ行くバスがなかなか来ず、結局家に戻ったのは朝の2時だった。

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12/13Sex, Lies and Videotape

ビン・ラディン氏がテロ行為に関与しているという「証拠ビデオ」が一般に公開された。確かに得意げに語ってはいるが、その内容は当然彼自身の言語で語られているため、英語に訳された字幕を信じるしかない。どさくさに紛れていい加減な字幕だったとしても全然分らないのがちょっと恐い。世論を煽るのもそれほど難しくもないような気もしてくる。

実行犯の多くもビルに突撃する計画であったとは知らされてなかったと言う。それをあっさり自慢げに語る姿に寒気を覚えた。

昨日からサンフランシスコ(の外れ)に来ている。さすがにNYよりはちょっと暖かで過ごしやすい。ところで今日、「カフェ・オレとカフェ・ラテの違い」という長年の個人的疑問が判明してとてもすっきりしている。実は今まで「ミルクがたっぷり入ったコーヒーのことで前者がフランス語、後者はイタリア語」だと思っていたのだ。真相は前者はレギュラーコーヒーで後者がエスプレッソがベースなんだそう。ひょっとして常識だったかも。

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12/11Pulp Fiction

スーパーのオレンジジュース売り場に「繊維質なし」「繊維質あり」「繊維質たっぷり」という種類が並んでいた。 健康にいいかも、ということで「繊維質たっぷり」というやつをお買い上げ。これで宿便もすっきりとれるのかにゃ?と思いつつラッパ飲みをしたら、どろどろの半固形といってもいいくらいのジュースが口に…。びっくりした。いくらなんでもここまで極端にしなくてもいいのに。このまま和紙が梳けるのでは?と思うくらいの繊維質の量に圧倒され気持ちが悪くなった。 さすがアメリカ、やることが徹底している。

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12/09Spy Game

ひと雨降って今日は急に寒くなった。でもこれが普通の気温なんだろけど。昨日に続いて大作「Spy Game」を見た。Spy Gameこれもブラピが出てます。別にファンでもないのだけれど。ロバート・レッドフォードが退官するCIAの偉い人(←役職がわからん^^;)を演じ、ブラピがあと24時間で処刑されてしまう中国で捕まったスパイの役。刻々と処刑の時刻が近づいてきて手に汗握る緊迫感……のはずなんだけどなぜか異常に眠たかったです^^; CIAの中枢からは疎まれているらしいレッドフォードは、会議の席でブラピとの出会いからその後の関わり合いを回想していくのだが、これが退屈だった。ベトナム戦争での出会い(ブラピは志願兵、多分10代!の設定)からベルリン、ベイルートと歴史のターニングポイントの裏側で関わり合う二人。大きな善のためには多少の犠牲はやむを得ないと割り切るレッドフォードに反発する若いブラピ、という対象は興味深いのだけれど…。 なんだかレッドフォードの老け具合が痛々しくてそれどころじゃなかったかも。 権力の傘を借りて圧力をかけてくるやつの鼻をあかしてやるって感じのオチはそれなりに楽しめたし、重い映像とテーマの割には全体にユーモラスな会話が配置されていて良かったけれど、眠気には勝てません。むにゃむにゃ。

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12/08Ocean's Eleven

ここのところ暖かい日が続いていたが、今日は少し冷えてきた。Ocean's 11午後から冷たい雨が降る中、豪華スター競演の話題作Ocean's Elevenを見にいった。ラス・ベガスのカジノの地下の金庫に厳重に保管されている1億5千万ドルの現金を盗み出す大それた計画を遂行するため、全米から選りすぐりの11人をスカウトして即席大強盗団を結成するのがジョージ・クルーニー扮するダニー・オーシャンという男。11人を集めていく過程から、周到な強盗の準備、そして実行までが華やかなラス・ベガスの街(←実際よりもずっときれいに撮れている)とともにテンポよく描かれる。鉄壁のセキュリティーを突破していかに地下金庫に到達するかってところは「スニーカーズ」や「ミッション・インポッシブル」を思い起こさせるが、ハイテクを駆使するというよりは人をごまかしていく方がポイントが高かったみたいなところが面白い。成功するのは始めから分っているので、見所は計画の全貌が少しずつ明らかになっていくところ。次はどうなるのかを想像しながら見るのが面白い。準備段階から見せてくれるので想像力を働かせればオチが分ってもよかったのかもしれないが、漫然と見ていた僕はまんまと騙された。地下金庫の実物大のセットをわざわざ作るのは侵入する時のリハーサル目的だと思っていたのに、あんな使い方のためだったとは。

ほんとうに11人も必要だったのか?とか、なんでこの人が必要だったんだろ?とか疑問に思わなくもない。マット・デイモンなんて何か役に立つ特技があったのかなぁ。ジュリア・ロバーツが映画に華を添えるためだけ(としか思えない)役で出演。確かにエレガントできれいに撮れてました。監督(ソダーバーグ)の好みなんだろうな。ひと仕事終えた11人が晴れ晴れとした顔でベラッジオの噴水を眺めるのをひとりひとり映して行くのがすがすがしい感じ。オリエント急行殺人事件のラストみたい。

楽しめる映画だったけど、後に何にも残らないのがたまにきず。

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12/07Pearl Harbor

今日は朝5:30起き、のはずが目覚ましが鳴らず(つうか、多分自分で止めたんだろうけど)出張者をホテルのロビーで30分も待たせてしまった。平謝り。ニュージャージーの取引先まで送っていったのだが、途中通勤ラッシュにも巻き込まれ2時間半かけてやっと到着。朝飯食う時間がとれず申し訳無し。帰りは早めに上がったため2時間で戻って来れたが、途中の高速で睡魔が襲ってきてちょっと冷や汗。恐かった。

晩飯に近所の日本食屋に行く。ビールとつまみを頼んでいると、ほどなく隣のテーブルに20代前半の中国系とおぼしきカップルが座る。その男の子が可愛い。怪しまれない程度にちらちら見る(充分怪しまれていたかもしれないが)。彼女には英語で話しかけていたし、てっきり中国人かなと思っていたが、しばらくして彼は店員を呼びとめ「焼酎お湯割でお願いします」と完璧な日本語で注文したのにはびっくり。近所にこんな可愛い日本人がいたのかぁぁああ。そんなブスとはさっさと別れておじさんと仲良くなりなさ〜い、と一生懸命ひるひるビームを念射していたけれど効果はなかったもよう。修行が足らないようだ。

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12/04The Pillow Book

おかげさまで頭痛がやっと治まりました。健康っていいなぁ。しばらく微熱が続いていたせいもあって最近は寝汗も結構かいていて、枕(←安物羽毛)もなんとなく湿っぽくなっていた。昨夜、洗濯をするついでに枕も乾燥機に入れてみた。燃え出すと恐いので低温にしてガラガラと30分ほど。取り出してみたら、なんとまぁ期待以上にふっくらと仕上がってヒデキ感激。買った時よりふかふかになっていたかも。アメリカで布団を干してるひとってほとんど見たこと無いけど皆どうしてるのだろう。アメリカにこれから来る人がいたら是非布団乾燥機を日本から持ってくることをおすすめします。

夜はあまりにふかふかの枕に興奮してよく眠れず(意味ねーじゃん)、今日は一日ぼーっとしていた(いいのかそれで)。昔友達が「横になってるだけで脳は充分休息しているから浅い眠りでも大丈夫」という説を主張していたが、嘘だな。

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12/02Home Alone

インデアンサマーというのか、ここのところ暖かい日が続いているが体調は低空飛行のまま。ちょっと咳も出るので映画にも行けないし。昨日・今日とほとんど外にも出ずに家で大人しくしていたら、軽い頭痛になってしまった。家の中の空気が悪かったのかな。掃除してないからな。悪循環だ。せっかくジムに行く習慣もついてきたのに1週間サポってしまった。って、今まで2年間行ってなかったくせに。

12月になったのでトップもクリスマス仕様です。

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