いまどきの目次へ '99年作品リストへ ホームへ戻る 掲示板へ一言
いまどきの映画のお値段'99(は〜ひ)
〜見たい作品をクリックしてね〜
八月のクリスマス
裸の銃を持つ逃亡者 バッファロー'66 ハムナプトラ/失われた砂漠の都
ヒート・アフター・ダーク 8mm バジル
母をたずねて三千里 パッチ・アダムス ビジター
パーフェクト・カップル バンディッツ BARに灯ともるころ
必殺!三味線屋・勇次 花のお江戸の釣りバカ日誌 鳩の翼
バグス・ライフ ハード・メン パルムの僧院
ハーフ・ア・チャンス ビッグ・ヒット ビッグ・リボウスキ

「八月のクリスマス」
ほびっとさん…2500円
韓国映画というより何かとても懐かしい雰囲気がある。
昭和30年代頃の邦画を思い出させる風景。街中、家の中での 暮らし、特に西瓜を食べるシーンはお隣の国だからか、作家の意図か、 ふっとン十年前の風景はこうだったと思い出した。 窓の使い方が心にくいまでに素晴らしく、本当は悲しい作品の 筈なのにそれを忘れてうなってしまった。

&<ほびっとさんのクリスマスプレゼント>
「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」
ほびっとさん…2500円
ハロウウィーンのキャラクター達がクリスマスを祝ったら どうなるのかなーんてことをアメリカ人、いえティム・バートンが 考えたらこうなる、そんな作品。 ちょっとブラックユーモア的発想だけど、怖いキャラクターが最後は可愛いと思えるのは バートン的世界だからかも。
トップに戻る   私も一言いいたい

「裸の銃を持つ逃亡者」
マイティダック・鈴木さん…1850円
序盤は今ひとつ乗り切れなかったが、主人公が囚人から逃亡者となるあたりから、 いつもの『裸の銃〜』ワールドに引き込まれてしまった。
ただでさえ面白いのに、パロディ・シーンを見つけた数だけ余計に楽しめる、 映画好きによる映画好きのための映画。 何の脈絡もなく突然何気なく挿入されるパロディに観客の多くが気づかない中、 それをしっかりチェックした小人数の他の客とともに大ウケした時は、 うれしさと同時に優越感を感じてしまった。

こーもりのおじちゃま…3800円
これぞ、パロディ映画の決定版!

熱帯青年さん…900円
「ホット・ショット」「裸の銃を持つ男」の脚本家がレスリー翁を使って撮った 「逃亡者」のパロディ映画。ハリソン映画のパロディ中心でも、「ミッション・インポッシブル」 「ユージュアル・サスペクツ」「タイタニック」のパロディもあるのですが、 なかなか笑えさせてくれなかったのが残念。

SADAHIKO…2000円
『フライング・コップ』のノリがあると思ったら、その脚本家の作品と知り納得しました。 「オースティン君」には退屈したけれど、この映画は笑えました。 おちゃめな「暴走機関車」くんが大好きです。

SACHINEKO…2150円
映画のパロディっつうのは、ホントの映画好きが楽しんで作ると、ググッと来るのよ。 その笑いが突き刺さるの、私の小さな胸(見た目も中身も…^_^;)にね。
「B級"おバカ"映画」とテレビで言ってたけど、これは最近のコメディ映画の中では「一級品」ざんすよ。 もう気持ち良く笑わせていただきましたわ。コメディ映画なのにみんなマジでやってる。 好きなのね映画が。映画音楽担当したビル・コンティももちろんマジ(だかなんだか知らないけど) 彼なんて、ホントもったいないくらいの音楽提供してましたわよ。
久しぶりに大笑いさせてくれたし、それと監督の将来への期待料金も含めてね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「バッファロー'66」
桃さん…2500円
勢いあまって3回もみにいってしまった作品です。 一つ一つの場面がとても魅力的でした。特に気に入ったのは レイラがボーリング場でタップダンスをするシーンです。  クリスティーナ・リッチの魅力爆発!そこで流れているのも 哀愁が漂ってるとても綺麗な音楽でした。古いフィルムのような 映像も素敵でしたし、なんといっても音楽が素晴らしい! あまりのマッチングに鳥肌がたちました。

Francoiseさん…2900円
ヴィンセント・ギャロの鋭い目と、クリスティーナ・リッチの大きな あどけないけれど母性本能を感じる目、二人ともホントにいい演技をしている。 洋服を着たままのベットシーンもあったかーくて最高! ふっと昔のカサヴェテス風なイメージを感じたりもして、ほのぼの感満タンでした。

"たえちゃん"さん…2000円
ヴィンセント・ギャロ、メチャ×2かっこいいです。話もわかりやすくて良かった。 おもしろいから、みんなぜひ見てください。

ギョー座の女さん…1900円
異能多彩の天才、奇優ヴィンセント・ギャロの初監督作品でもあり、 脚本、音楽、主演ももちろん彼自身で行っている。 まさに"こだわりの逸品"である。
多少自伝的な要素が含まれているが、嫌味がなく、意表を突いてハッピーエンドなので、 何か暖かい気持ちになれた。 "両親に愛されなかった"ことに対して、両親に対する復讐の気持ちを込めたという 家族のシーンがリアルで哀しい。
ギャロのこだわりと、ロマンチストぶりが、彼の話し方と同様にしつこい位伝わってくる。 ヘンだけど、"ラブリー"なのである。

たけ@ボストンさん…2900円
もともとインデペンデンス系統の作品は好きではないのだが、これにはノックアウトされたっす。 これが初監督作品であるギャロの才能には驚き! ギャロ演じるなんとも情けないが憎めない男、リッチ演じるギャロを優しくつつみこむ少女、それぞれのキャラクターが実にうまく絡み合ってるっすね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
ギョー座の女さん…1900円
最初から最後まで、こんなにワクワクドキドキしたのは久しぶりです。 先入観なしで充分に楽しめました。
砂のCGがド迫力で、コワかったです。古代エジプトの歴史も少し知ることができて、 勉強になりました。
主役のブレンダン・ブレイザーは、二挺拳銃がキマっててカッコよかったし、 レイチェル・ワイズおねいさんのコミカルな演技もキュートでした。 この人は芸域が広くて、これから目が離せない女優さんになりそうです。

こーもりのおじちゃま…7500円
B級ムードいっぱいの大作映画。

SACHINEKO…2000円
『十戒』から始まって、『外人部隊』『風とライオン』『マッケンナの黄金』『キング・ソロモンの秘宝』… ここまでやってくれると「この監督、ホントに映画が好きなのねぇ」と拍手です。マイティダック・鈴木氏のツボを得た 感想にも拍手です。
音楽も「真似しないで!」という部分もあったけど、ジェリー・ゴールドスミス、あんたなら笑って許します。(笑)

マイティダック・鈴木さん…800円
幼い頃からエジプト考古学に興味を持ち(考古学者になることを本気で考えたこともあった)、中学生で映画ファンになってからは、『アラビアのロレンス』で砂漠の美しさと恐さに目を見張り、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『マッケンナの黄金』の宝さがしに血沸き肉踊らされ、『十戒』などの大スペクタクルに心奪われた僕には、たまらないねえ。 (もっとも、『ゾンビ』や『エイリアン』といったあたりは得意じゃないけど。) きっとこの監督もこれらの映画が好きで、影響を受けたのだろうな。わかるよ。
映画のデータ・ベースから「砂漠」や「宝さがし」等のキーワードで検索した作品をミックスしてシェイクしたような、あるいは 映画の整理ダンスから、これらのキーワードの引き出しをひっくり返したような、そんな楽しさ、面白さ!!

SADAHIKO…2700円
サービス精神旺盛のエンターテインメントの決定版。これには『十戒』『マッケンナの黄金』も真っ青だ。 CGの使いすぎがちと気になる。

たけ@ボストンさん…800円
確かに映像は凄いが、節操なく見せるので途中からしらけてしまう。 宣伝だけは一人前で、人物描写も物語もジョークも中途半端な、 ただのB級映画という印象が残る。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ヒート・アフター・ダーク」
毒舌まさはるさん…800円
レイトショーなので当日13000円、前売り1000円ということで800円をつけました。
渡部篤郎が作ったプロの自主製作ムービー。かっこいいアクションを撮りたいんだという気は伝わる。 銃撃戦の場所にこだわったのもわかる。泉谷しげるの悪党ぶりもいい。 でも50分という長さも90分に感じた。昨年、『ジョーカー』というショーケンと渡部篤郎の 映画があってその映画は池袋が舞台でラストも文芸座で銃撃戦と非常にカッコイイ。
今回はオープニングからしてチープだった。足しか写さないのは、決して斬新でなく無理して とってつけたオープニングでしかない。ストーリーも学生の自主製作なみ。 ただ映画にたいする愛があったので800円
トップに戻る   私も一言いいたい

「8mm」
kabuさん…1500円
題材がスナッフ・フィルムだからね。ちょっと重いのは確か。 でもニコジーの演技が良かったし、あの行動は賛同できないけど なんとなく分かる。ラスト、彼の魂は救われたのだと思いたい。

エイさん…2000円
誰がなんと言おうと、大好きな映画。
地方から、『ラストサマー2』を見に上京したが、 青山でごはん食べてるときに気が変わって、8mmを見ることに。 こっちにして大正解でした。
後味の悪さは天下一品。 アメリカのいやなところ(ポルノ、殺人、よけいなお世話)が 凝縮されていて、最高でした。 ニコラスケイジ、復讐のつもりが、あれ、もう殺人を楽しんじゃってるよね。 ハードもってないのに、DVD買っちゃいました。トホホ。 早く、プレステ2買わせろ〜

マイティダック鈴木さん…950円
それにしても暗い映画だ。どうして劇場を出る時に沈んだ気持ちになる作品を作るかなあ。 猟奇モノは好きじゃないね。まして、コロンビア映画創立75周年とかで、 本編の前に同社が過去に世に送り出した名作・傑作の名場面集を流せば、「この作品も…」 という期待を抱くでしょ?ウーン、許せん!
950円のうち、800円はその名場面集のものです。(「8mm」じゃなくて、「70mm」だったらなあ…)

Koyamerさん…1000円
怖い…かコレ?

たけ@ボストンさん…850円
生理的にうけつけない…。 ニコラスさんもこんな映画に出演してる場合じゃないっしょ。 そろそろ芸風を変えないとヤバいんじゃない?どれも同じに見えてきた。

こーもりのおじちゃま…2000円
サスペンス・ホラー…恐いよぉ、この映画。侮ることなかれ。
トップに戻る   私も一言いいたい

「バジル」
想像力ゆたかさん…800円
いいんです、私は別に、覚悟して観に行きましたから。 ただジャレッド・レト君チェックに行っただけです。 最近キャミーちゃんとデートしてる人だって聞いたもんですから。
映画はヘンなお話です。クリスチャン・スレイターは何故この映画をつくりたかったのだろう? 「頑固な父親+反発する息子×2人」という設定は別に構わないけれど、 あのオチは何なの?クレア・フォーラニちゃん、せっかく綺麗なんだからお仕事選んでね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「母をたずねて三千里」
Koyamerさん…2500円
んもう犯罪的な映画ですよコレは。
筋もディテールも知ってるのに、半ば待たずして涙を我慢するのを止めちゃいました。 究極のオオバカ坊やのマルコくんのけなげさと、待ち受けてる現実の落差が辛すぎるのよ。 でも、持つべきものは知り合い。困ったときには助けてくれる!!
観終えた後に「自分もそうあらねば」と、とってもポジティブな気持ちにさせてくれる映画ですね。
トップに戻る   私も一言いいたい

「パッチ・アダムス」
ミニミーさん…2000円
なかなかおもしろいオヤジ青春映画。 私は、故母も長く病院にいたし、父も入院してしまったので、感動したよ。

想像力ゆたかさん…1000円
どこかに「善意」があってつくっているのだろう、と信じたかったのですが、 さすがの「こてこてのアメリカ映画好き」の私も引いてしまいました。 お陰様で私は今まで大病をしたことがなく、入院の経験もないので 患者さんの気持ちは分かりません。でも、落ち込んでる時に無理に明るくさせられるのは、 多分嫌だと思います。

TOMIPPUさん…1200円
超・ド田舎に引越して、やっとこさ見つけた映画館で始めてみた映画です。 全編いかにもロビン・ウィリアムス、という感じ。徹底的にヒューマン・ドラマに仕上げたところが、 とってもクサかった。田舎のおばちゃんには受けてましたよ。

SADAHIKO…500円
自分が病気で入院した時に来て欲しくない人間だ。
実在の人物が健在で作られた映画なので、そこに偽善の匂いを感じる。無理やり感動 させようとしているのも、押し付けがましくてたまらなくイヤだ。

SACHINEKO…1200円
ロビン・ウィリアムスに頼りすぎた感があり。予想通りの展開やセリフに少々うんざり。 『スミス都へ行く』風の演説も、興ざめ。現実の方がもっともっといいんじゃない?
トップに戻る   私も一言いいたい

「ビジター」
SADAHIKO…800円
なんか騒々しいだけの映画。現代社会と中世の世界の習慣のギャップからくる ギャグも、前作をそのまま繰り返すだけじゃお客は納得できません。彼らは学 習しないのか。さらなる続編の予告もあって、私はもう付き合いきれない。

SACHINEKO…1350円
コメディってのはリズムが良くないと、ツラいだけですねぇ。 ドタバタコメディに「♪ダバダハダ、ダバダバダ♪」(『男と女』フランシス・レイ作曲)みたいな音楽が流れているみたいな リズムじゃねぇ。それにとにかくギャグがどん臭い。パート2っていうのは、とっても難しい…。
トップに戻る   私も一言いいたい

「パーフェクト・カップル」
円紫さん…2000円
これは予告篇が巧いよね。 予告篇を見る限り、某クリントン大統領をモデルにした 州知事夫妻の虚偽の夫婦関係を描いた作品に思えるけど 実はそんな話じゃなかったりする。 予告篇の巧みな編集に「ベスト編集賞」を差し上げたい。 んで、その副賞として2000円でどないだ!?

想像力ゆたかさん…2000円
私は、日本の選挙よりアメリカの大統領選挙に興味津々です。
前に『クリントンを大統領にした男たち』というドキュメンタリーも観ました。 その時初めて、BOX東中野に行ったのでした。
それに比べて、一応架空のお話にしてみると、バランスが悪いですね。 キャシー・ベイツの強烈な個性に比べて、エマ・トンプソンの役が、 書き込み不足に思えてなりません。でも、いかにも米大統領って感じの スピーチなど、面白いところもたくさんありました。良い意味でも悪い意味でも、 CNNやCBSのドキュメンタリーで見るような、ケレンミたっぷりのアメリカっぽさが感じられました。
なお、良いスピーチを暗記すると、英語のお勉強にはとても良いそうですよ。

TOMIPPUさん…2000円
クリントン大統領の不倫疑惑のパロディー映画のような宣伝がされていましたが、 結構まじめに政治(選挙)の理想と現実を描いてました。 コミカルなシーンがふんだんにある一方、ラスト近くでは、思わず涙。

みつぐさん…2000円
政治の世界を知るにはとてもお勉強になる映画。 目的の為なら少々の悪事でも…って事でしょうけど、だいたい目的も忘れちゃうもんですね。 さて、彼らは現代のシンドラーになれるか否か。ま、がんばってっていうしかないか。
カリスマ性びんびんのトラボルタと、包容力ばつぐんのエマ・トンプソンが魅力的。 ヒラリーもあれで別れられないのね。

Francoiseさん…2200円
「私の夫はおたんこなす!」のキャッチ・フレーズ的イメージではなく、 過酷な予備選挙キャンペーンの人間模様をリアルに描いている。 個人的には「パーフェクト・カップル」の2人よりもキャシー・ベイツとビリー・ボブ・ソーントンの演技に注目。

SADAHIKO…1200円
このお話で2時間半近く、これはちと長すぎた。現代は『スミス都へ行く』とはいかない のですね。キャシー・ベイツが、メチャ良いのが、救い。

SACHINEKO…1400円
この映画よりなにより、エマ・トンプソンが『サタデイナイト・フィーバー』のトラボルタの熱烈ファンだったという、 プログラムに載ってたエピソードが一番おもしろかったなぁ…。
トップに戻る   私も一言いいたい

「バンディッツ」
想像力ゆたかさん…3600円
またサントラ買っちゃったぢゃないのよ、カンベンしてよ!んもー、かっこいいんだから! ガールズ・ロックってちゃらちゃらして物足りないのもありますけど、 ここんちはドイツの女囚刑務所の皆さんだから気合が違います。 『テルマ&ルイーズ』との共通点は確かにありますが、途中で拾ったおにいちゃんは、 ブラピより私好みだったなあ。

ギョー座の女さん…1800円
刑務所内で、バンドを組む4人の女囚が警察のパーティの演奏をしに行く途中で脱走し、 途中、ハンサムな青年を人質に取る…。まるでMTVを観ている感覚で楽しめる。
ヴォーカルのルナを演じるヤスミン・タバタバイが巧い。 珍しく女の友情で、ほろりとさせるお話である。人質役のヴェルナー・シュライヤーの いかにもモデル美男ぶりも堪能できて良かった。

Koyamerさん…4000円
言うなれば、サンダーバード・コンバーチブルの替わりに、ロックナンバーに乗った『テルマ&ルイーズ』。
登場する4人のキャラもテルマとルイーズをバラした組み合わせだけど、 ラストシーンのカッチョよさは本家以上。シビレました…。
トップに戻る   私も一言いいたい

「BARに灯ともるころ」
想像力ゆたかさん…1800円
「BAR」と書いて、「バール」と読む。この海辺の店が良かったです。 ほんとに地元の仲間たちの集まる店らしくて、「灯ともるころ」になると暖かい店内の空気が感じられます。 正直言って、私は前半ちょっと乗れなかったんですけど、 息子のGF(アンヌ・パリロー)が絡んでくるあたりから、入っていけました。

SADAHIKO…2600円
昔々、マストロヤンニは『甘い生活』で田舎の父親をローマに招きました。 それから30年後。今度は田舎に息子を訪ねるんです。 全編彼と息子マッシモ・トロイージの芝居の力です。とにかくいいです。 イタリア映画界は、貴重な宝物を失ったのですね。

SACHINEKO…2400円
この映画、いろいろな人が出てくるけれど、最初から最後までマストロヤンニと トロイージの二人芝居のような映画。
父と子のそれぞれの思い、それぞれの愛情、微妙なすれ違い。 淡々とした演出ですが、彼らは飽きさせもせず、ぐいぐいと引っ張っていってくれます。 イタリアの財産というべき二人が演じる父子の世界、ぜひ観てみてください。 損はしませんよ。
トップに戻る   私も一言いいたい

「必殺!三味線屋・勇次」
Koyamerさん…1700円
あの「♪パラパ〜」のトランペット、「♪じゃかじゃかじゃん」と 唐突に鳴るスパニッシュ・ギターを聞いちゃうと、いやが応にも盛り上がらずにいられない!!
主人亡き後の「必殺!」を背負うには、仕事人の中でもっとも殺し方にアートを感じさせる男、 また「仕事」される側にとっては、苦しめられる時間が一番長いことから最も避けたい男・ 勇次しかいないのは良くわかる。 でも、脇を固める仕事人達に昔の仲間が一人もいないのは、 チト寂しすぎるわん♂往年のファンを大事にしてくれい!!
トップに戻る   私も一言いいたい

「花のお江戸の釣りバカ日誌」
想像力ゆたかさん…800円
前作が面白かっただけに、今回はつまらん!
10周年記念で、現代ものをわざわざ時代劇にして、お金はかかってるんだけど、 中身が伴わなかったという大作にありがちな結果に陥っています。 ただし、黒木瞳おねいさんの和服姿はさすがにキレイ。 時々つまんない映画でユマ・サーマンだけが無駄にキレイだったりしますが、 それに通じるものがあります。
トップに戻る   私も一言いいたい

「鳩の翼」
想像力ゆたかさん…3000円
「愛は直球勝負でいこう!」と思い知らされました。 でも、矛盾した感情を抱えて苦悩する主人公の気持ちもわかります。 ヘレナ・ボナム・カーターがデリケートな演技を見せてくれました。 それに綺麗になったなあ。アリソン・エリオットは、『この森で天使はバスをおりた』 とのギャップが激しくてビックリです。

ギョー座の女さん…1850円
愛の形ってさまざまだと思うけれど、頭で考えることと心で思っていることって、 どうしても分離してしまう時がある。結局どうしても心で思っていることに従うことになる。
ロンドンの雨とヴェニスの雨が、根底でつながっているのが不思議で、似ていて印象深かった。

SADAHIKO…3200円
人間のどうにもコントロールならない感情がほとばしる。めく るめく仮面舞踏会に燃える嫉妬の炎。揺らめくゴンドラの影の ようにはかない愛。見事な文芸映画です。

SACHINEKO…4000円
誰も悪くないの。人間のどうにもならない業…わかってはいても、ツラい。ツラくて切ないお話です。 イタリアの風景が、あんなに悲しく見えたのは初めてでした。 つべこべ言ってるうちにみなさん、ぜひ観にいってちょうだい。

Francoiseさん…2600円
冒頭、ケイトとマートンのエレベーターの中での激しい逢い引きシーン。 そして最後、寒々とした形だけの抱擁シーン…。罪の隠れた愛のゲームは、 必ずしもゲームでは終わらないのに。2人共無意識のうちに、ミリーを愛していたのだろう。
ヴェネツィアのゴンドラの光の美しさの影の、あまりにも乾ききった空気が怖い。

マリリンさん…2950円
繊細で、とてもデリケートな映像。 多くを語らず、目のクローズアップで感情の動きを表現する映画。 これは、表現力のある役者を得て、初めて成立する世界ですよね。 もし、少しの罪悪感と引き換えに自由が手に入ったら… 誰でもが一度は心をふとよぎるそんな思い。 それをいとも簡単に実行に移してしまい、その後思いもよらない嫉妬に 苦しむヒロイン。なかなか見せない恋人同士の愛し合うシーンを、 最後に、しかもケイトがマートンの愛を失いかける時に見せるのはとても残酷。
1910年代のロンドンの、阿片窟も含めた風景、 ベニスのエギゾティックな風景、いずれも美しい。 特に、夜のゴンドラのシーンと、ケイトとミリーがお互いの髪を結うシーンは、 ため息が出ました。

Koyamerさん…2500円
恋人、金、地位、友情、愛情…全ては両立しない状況なのに、 自分の本音を決して言わずに他人に判断を委ねて手に入れようとしてはみたものの、 葛藤に悩むケイトを演じるヘレナ・B・カーターの演技がウマすぎ。
じれったい、じれったい、じれった〜いという気にさせてくれます。 この終わり方だと、幕が上がってからのストーリーを想像してみるのが面白いのだ。
トップに戻る   私も一言いいたい

「バグス・ライフ」
ポーロさん…4000円
かわいく、楽しく、おもしろかったですっ 一匹一匹 個性があったし、グラフィックも最高。 テントウムシがとくにおもしろかったです。

SADAHIKO…1800円
「アンツ」と較べてみると、ディズニーらしさがどういうことか、とってもよ くわかります。キャラクターの可愛さ、お話の毒のなさ、ここにはなまけもの の蟻なんていません。子供向けのエンターテインメントとしては、よくできて ます。

SACHINEKO…1800円
キャラクターといい、お話といい、やっぱりディズニーですね。 劇場内も、走り回る子供たちとポップコーンの匂いでいっぱい。『ベイブ都会へ行く』と 違ってグッズ売り場は人だかり。『アンツ』とはまた違った味で、これはこれで良かったな。

想像力ゆたかさん…2700円
アリはアリであり、テントウ虫はテントウ虫であり、 ナナフシはナナフシであるんだけど…性格がみ〜んなアメリカ人ぢゃん!!
たとえば@移動サーカスをわくわくと待ち焦がれる。
A「都会」=タイムズスクエア。
B「悪役」といえばマフィアのファミリーみたい。
というところがアメリカ的価値観です。私はこよなく愛しております。

Koyamerさん…2400円
クレジットのNGシーン集の可笑しいコト、可笑しいコト。 惜しむらくは、自分の勉強不足で途中途中の他作品のパロディが解らなかったコト。 いっぱいあるんでしょうねぇ…。

熱帯青年さん…2500円
「七人の侍」をベースにしている大人も充分、楽しめるディズニー・アニメで、 最新のCGの凄さを堪能できます。エンド・ロール途中の遊び感覚のNGシーンは大爆笑です。 『トイ・ストーリー』に比して格段に表現力が豊かになったCGにも注目すべし!
トップに戻る   私も一言いいたい

「ハード・メン」
Koyamerさん…1600円
「男気を感じさせてくれる作品」と宣伝文句にありました。 して、「男気」なら『レザボア・ドッグス』の勝ちぃ。
でも「オシャレ」という意味での「男気」なら、こちとらのほうが上。 チンピラ3人集のうちの一人スピード君がシチュエーションによって、 色の違うサングラスを掛け替えてるのよね。スーツの右ポケット、内ポケット、 胸ポケットとに、赤・緑・紫と3つ持ってるの。3人の中では一番のお調子者で、 キレまくって引き金を引いちゃうジャンキーの役なんだけど、一番気に入ったでよ!
トップに戻る   私も一言いいたい

「パルムの僧院」
ギョー座の女さん…2200円
美男はなにを着てもサマになる。
冒頭、馬に乗って走ってくるシーンがあるが、黒装束の彼は、 マスクをつければ"怪傑ゾロ"と間違えるほどカッコいい。 悲恋に嘆く瞳がなんとも言えません。

SACHINEKO…2400円
淀川先生への追悼の思いを胸に、観た映画です。
どうして昔の映画って上品なんだろう。ジェラール・フィリップの美しいこと。 モノクロの明暗が映し出す彼のお顔は、まるで彫刻のように美しい。
そしてマリア・カザレスの気品、存在感。
3時間弱の長尺映画でしたが、魅せてくれました。

SADAHIKO…2300円
昔の映画俳優、映画女優って美しいですね。近寄りがたい美しさを 持ってます。だからこそ成り立つ映画の世界。愛しているのに相手 が振り向いてくれないその辛さ。革命で賑わう街。明るさでいっぱ いの街を人の波と逆方向に歩いていく、黒い外套を羽織ったジェラ ール・フィリップの悲壮感漂う背中に胸が締め付けられます。

トップに戻る   私も一言いいたい

「ハーフ・ア・チャンス」
Francoiseさん…2900円
ドロンとベルモンドの28年ぶりの共演に、ヴァネッサが加わり、 楽しく笑って楽しめる作品。
ベルモンドは何と今年64歳(ドロンはひとつ下)…それにしても、2人の パワーはまさに全開。日本の冴えないおじさんたちも、こういう映画を観て、 フランス風にひたって、もっと人生をエンジョイしてほしい。

Koyamerさん…2000円
お父ちゃん2人、もうホントに楽しそうなんだからっ!
でもって「いい年こいて…」と言われることに対しての先手の取り方がウマイ。 銃を持っては「昔の勘が戻るかな」、ヘリコプターからの縄梯子を登っては 「もうしねぇぞ、こんなこと!」、それを受けてのパラディス嬢 「びっくりした、昔と同じようにやるんだもん」。 オイオイオイ、あんたら3日前に初めて顔を会わせた仲じゃろうに!
さておき、ジャン・ポール・ベルモンドお父ちゃんの『かなえた夢』 のシーンに、あちきはとても感激したぞ。おやじ、渋すぎるぜ!

トップに戻る   私も一言いいたい

「ビッグ・ヒット」
想像力ゆたかさん…1300円
んも〜、おバカなんだから!でも楽しいばりばりアクションだよー! ウォールバーグ君て、こういうちょっと「安い」役にハマリすぎ! 日本人女子大生(?)の女の子が可愛かった。 でも女優さんは日本人ぢゃないのね。ちょっと残念。

Koyamerさん…2300円
弾に撃たれたヤツが、ブッ飛んで空中3回ヒネリをするぅ…まるで『ムトゥ』 様がそこにいるかのような銃撃戦がステキでした。
レンタルビデオを返しに行くために、命を賭ける主役を演じるマーク 『お宝』ウォルバーグ君もおバカでスキ。
それよりもアメリカの女子大って制服があるのですかい?おみ脚が眩しすぎます。

熱帯青年さん…1600円
香港で骨太のアクション映画を撮っていたカーク・ウォンが、 ついにハリウッドへ、ジョン・ウーがサポートしているので、 オープニングの銃撃戦は超過激!さらにルー・フィリップ・ダイヤモンドの コミカルでしぶとい悪役と、エリオット・グールドのお下劣酔っ払いオヤジの 演技が楽しめました。
トップに戻る   私も一言いいたい

「ビッグ・リボウスキ」
りょういちさん…100円
だから何?だからどうしたの?汚い口語いっぱい。 それはそれで良いけれど、『パルプフィクション』の方がセンスは上。 とにかくスタイリッシュじゃ無いんだなぁ・・・。なんか汗臭いというか・・・。 同じ太めでもJトラボルタの方がカッコ良かったよ(苦笑)。

想像力ゆたかさん…1500円
生理的に苦手なんです、コーエン兄弟。どうも腰が引けてて、 結局最終日に観に行きました。でも、観てみると、 独自の映像世界をつくりあげてることは高く評価したくなりますね。 それにしてもジョン・タトゥーロったら、去年『遥かなる帰郷』 でしみじみとシリアスな演技をしていたのに、この役はその反動かしらん?

ギョー座の女さん…2800円
時代に取り残された変なおじさんたちがいっぱい出てきて、一歩まちがうと ハズしてしまいそうなのに、それを最高におかしい お話にしてしまうのは、さすがコーエン兄弟。
特に音楽の使い方が冴えてます。映像もいつもに増してポップです。

きょうしろーさん…2500円
一人一人の個性が出ていて面白かったです。ジョン・グットマンと ジョン・タトーロが特に良かった。ジョン・タトーロのジーザスは、 もっと出てほしかったですね。

Koyamerさん…1600円
ストーリーの流れは追わないこととしまして、「コーエン・ファミリー」のキャラクター堪能しましょう。
ジェフ・ブリッジズ演じる小汚ない中にもナナメに筋の通った役柄は、『ジャッキー・ブラウン』のデ・ニーロといい勝負してます。 (『白い嵐』の人だと気づかなかったあるよ)ブシェーミ君の「ポキュッ」と「おっちんで」しまうお約束、 ジョン・グッドマンの『バートン・フィンク』でみせた「どこか違ってるサイコ野郎」も健在です。 でも、出演時間は短いながらも最もキョーレツな印象を残したのはジョン・タトゥーロ。 ここには書けませんが、とある有名な曲のカバーをBGMに登場するシーンは、『ムトゥ』の登場シーンばりにシビれちまったよ。
にしてもコーエンさん、2回続けて誘拐モノとはいかなるものや?

SADAHIKO…1400円
コーエン兄弟って本当に映画が好きなのですね。 今回は、バースビー・バークレーのサービスもあります。 いつもながらの「面白い顔」の面々にお会いできるのも 嬉しいです。ブシェーミ君あなたのことだよ!
トップに戻る   私も一言いいたい   ホームヘもどる