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いまどきの映画のお値段'99(す〜そ)
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セレブリティ スウィニー・トッド スカートの翼ひろげて
セレブレイション 星月童話−もう一度逢いたくて スパニッシュ・プリズナー
ソドムの市 スター・ウォーズ:エピソード1
〜ファントム・メナス〜
スタートレック〜叛乱〜
セントラル・ステーション スモーク・シグナルズ スモール・ソルジャーズ
精霊の島 すべての道はローマへ ソルジャー
スプリガン スネーク・アイズ 宋家の三姉妹

「セレブリティ」
亀甲鶴さん…1800円
アレンはパロデイの塊。ホントの処はよくわからない気がする。 『夫たち妻たち』の若さを思い出す。 吉本氏は(一夫一婦制は理想の形でありつづけるし、ガマンすることは、良くない)という。 嘘から出た真実。

ギョー座の女さん…1500円
主人公のサエない芸能記者を演じるケネス・ブラナーがあまりにもウディ・アレンに似ていて、 情けなかった。特にトランクス姿があまりにもドン臭くて、ヒュー・グラントを思い出してしまった。
それに引き換え、ジュディ・デイビスの変心ぶりが見事だった。最初は離婚して生活に疲れていたのに、 新しい仕事と恋を手に入れた途端、洗練され美しくなっていく。 年齢に関係なく、内面からにじみ出るものは、その人の外見をどうにでも変えるということを 改めて感じた。
レオ君は、一瞬の目の保養って感じです。

SADAHIKO…1800円
ケネス・ブラナーが、イモっぽくて「ニューヨーカー」のイメージからは 程遠く感じて、それがマイナス。 でも、音楽とか、ジョークのセンスは健在。
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「スウィニー・トッド」
エイさん…1200円
シネマスクエアとうきゅうで見ました。 田舎に住んでるので、わざわざ見に行ったんだけど……。もっとリアルかと思っていたのでがっかり。 ソファーのような座席に1200円!

こーもりのおじちゃま…3000円
作品的にはいまひとつだけど、捨てがたい。

SADAHIKO…1700円
時代考証がすごいです。街の様子がとてもリアルです。それだけで観る価値は 充分。画面から臭いが立ちこめてくるよう。ドラマとしてはちょっと物足りな かった。

SACHINEKO…1800円
いままで、こんなにリアルなサウス・ロンドン見たことないよ!人々も街並みも…。 スゴいですよ、これは。
んだがしかし、主人公のスウィニーがちょいとキレいすぎなのよね。 伝わってこないのよ、街並みのリアルさに比べてね。 まっ、『ガンジー』くささを取り払わないまんま、ベン・キングスレーを 見てしまった私も悪いのかな?(苦笑)
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「スカートの翼ひろげて」
マイティダック・鈴木さん…2800円
自分を失わず、自らの心に正直に戦争の時代を生き抜いた3人の個性豊かな女性達。 他の様々な作品でも描かれていますが、『時代を生き抜く力』は、どうやら女性の方が強いようです。
緑の丘陵をはじめイギリスの田園風景を写した撮影がすばらしく、朝もやの牧草地のシーンなどはすがすがしい空気を肌で感じられそうなほどでした。 奇をてらわず、むしろ古典的ともいえる作風に、どこか温かみと安堵感を感じました。

ギョー座の女さん…1800円
第二次大戦中、イギリスでは農家の男性が戦争に行っている間、 あらゆる階層の女性たちが代わりにボランティアとして働くことが奨励された。 いわゆる「ランドガールズ」と呼ばれた人たちである。
1941年、イギリスのドーセットという田舎町の農場に3人のランドガールズ がやって来て共同生活をし、やがて強い友情に結ばれていく。 農場の一人息子ジョーとの恋やその他いろいろな事が起こる。 結末がイギリスらしく、さっぱりとしていて良い。丘陵の緑が素晴らしい。

NOBIさん…3600円
なんて素敵な邦題なのだろう... 美しいイギリス田園風景...3人の女性が様々な形の恋に落ちる。 迫り来る戦争の影、それが彼女たちの運命に微妙な変化をもたらす。 戦争の裏側に人々を描き、運命に翻弄される恋を静かに描いた イギリス映画の佳作。

SADAHIKO…1500円
映像がものすごく美しいです。全く身分や境遇が違う人たちが出会って、そこ から産まれてくるドラマってとても興味深いのですが、惜しむらくは、土の匂 い、人の汗の匂いがしてこないのです。

SACHINEKO…1800円
ひしひしと迫る戦争の足音、美しい自然をもどんどん開墾していかなければならないツラさ、 自然も人間も、本人の意図するしないにかかわらず、形を変えられてしまうんですね。 いっしょなんですね。でも、季節はめぐりまた春が来て花が咲くんです。 その自然の営みと、人の人生がオーバーラップするような力強い映画でした。
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「セレブレイション」
SADAHIKO…2700円
パーティーのあとの虚脱感、翌朝の朝の太陽のまぶしさ。すべて自然光で撮影 した、その雰囲気の見事なこと。親と子、家族の切りたくてもどうにも切れない 絆。静かで、怖くて、深い映画です。
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「星月童話−もう一度逢いたくて」
こーもりのおじちゃま…3000円
フジテレビのドラマ+香港ポリス・ムービー。ミッシェル・ヨーがイイ。

ギョー座の女さん…1700円
レスリー・チャンが、目いっぱい魅せます。
やつれた顔を鏡でのぞくシーンが、ゾクッとします。 アクション・シーンもクールにキメてます。相変わらず脱ぎっぷりもいいです。 常盤貴子も広東語の台詞を頑張ってはいるが、ちょっと無防備なのが気になった。 演技力で魅せるタイプではないので、レスリーと並ぶと辛かったかも…。
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「スパニッシュ・ブリズナー」
Koyamerさん…1200円
一言でいうに「毒気を抜いたM・ダグラスの『ゲーム』」ってトコ。 いやらしさが無いだけに、あからさまな台詞・仕掛けがすぐ解っちゃたりするのら。 ただ、日本人が出てくるのですが、その扱い方が他に見ないモノで少々オドロキ!?
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「ソドムの市」
Francoiseさん…
パゾリーニの遺作であるこの映画は、ただ「スキャンダラス」という言葉だけで終わって欲しくない。 公開時以来2度目になるが新たな発見があった。 「性」という言葉に秘められた限りない欲望がファシストたちの狂気によって描かれている。
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「スター・ウォーズ〜ファントム・メナス〜」
こまこま☆さん…2000円
楽しく見ました♪ 4までの間のストーリーに大いに期待!ですので、楽しみ料込みっす。 R2D2やC3POに、久しぶりに会えて楽しかった。 でも、好きな人には悪いけど、6の話のどう考えても こじつけのような?(実は兄妹だったとか)は、今回は 止めて欲しいわぁ。(そして、ますくをとるダースベーダ-も忘れたい過去、の私) でも、楽しみにしています♪

みつぐさん…2500円
わ〜い ロボットいっぱい、特撮いっぱい! アミダラはかわいいし、R2D2はかわいいし、 C2POはあいかわらずおちゃめだし、戦闘ロボットは役に立たないし、 リーアム・ニースンはかっこいいし、とっても楽しかったで〜す。 みなさ〜ん、ルーカス君と一緒に楽しみしょ!

マイティダック・鈴木さん…2200円
20世紀FOX社のファンファーレに続いて、スケール豊かなメイン・テーマが流れた時は、 デジタル化されよりクリアになった音と映像に「いいぞ、いいぞ!」と心が高まったのに、 エンド・クレジットでは「えっ、もう終わり?、これだけ?」と拍子抜け。 あれだけ話題になったのに、いったいあの狂騒はなんだったの?
確かにCGの技術はすごいけど、無理してもお話しを第1作に結びつくようにしなければならない苦しさ、 また第1作でその後のCG導入による「映像」づくりの無限の可能性を開いたG・ルーカスが、 逆にこの作品でCG技術偏重の「映画」づくりの限界を、皮肉にも自らさらけ出してしまった と感じたところは、ジャックさん、ベティさんと同じです。
そして、エピソード1がエピソード2の偉大なる予告編となるだけならまだしも、 エピソード1〜3すべてが結局エピソード4、つまり第1作の予告編になっちまうんじゃないかなんて 心配しすぎかしらん?
そんなことにならないように、お願いしますよ、ルーカスさん!

★追伸…「遠い昔、はるかかなたの銀河系」(だったっけ?)でも、2000年前の地球で行われ、 アカデミー賞最多受賞のあの作品で描かれたような競走があったの? 競技方法やスタジアムは同じようだし、しかも音楽(マーチ)もそっくりだぞ! どういうことだ?!(怒&失笑)

ギョー座の女さん…2400円
"STAR WARS"のあのロゴタイトルがスクリーンに現れ、テーマソングが 流れ出すと、21年前に第一作を観た感動がよみがえった。
SFXの技術が、この20年余の間にいかに発達したかを実感しつつも、 根底に流れる人間関係のストーリーが相変わらず魅力的だ。 あんなにいたいけで、賢く勇気があるアナキン坊やが、どうしてダースベイダー になってしまうのか、早く知りたくもあり、知らないでおきたくもある。

ダークスモールさん…5400円
あんまり評判良くないみたいですが、僕は好きです!
映画を観ている間、ずっと宇宙の世界にいる気分でした。興奮しました。この映画のCGはもう実写と比べても 見劣りがしない。もう三回観に行きました。だから三回分の料金です。

NOBIさん…3600円
タイトルが画面に表示された瞬間から、スター・ウォーズの神話が始まる。
エピソード1を、一つの作品として捉えると、どうしても物足りない部分も有るかも…。 しかし、スター・ウォーズ・サーガの序曲と考えた場合は、納得。 どうしても人物の掘り下げ方とかは弱い…。 それでも、スター・ウォーズならではの楽しさ! そして、CGを駆使した映像の素晴らしさ!! そして何よりも、観る人々を宇宙の冒険に連れていってくれる爽快感!
と、言うことで、もう一回、映画館に行かなくては...(^o^)v

SADAHIKO…1000円
映像は確かにより壮大になったのだけれど、そこには人がいない。 戦場で戦うのは絵に描いたモチ(コンピュータによって生まれたロボット)ばかり。 建造物には汚れがない。まるでゴミの落ちていないテーマ・パークのよう。 大きなスクリーンでテレビ・ゲームをしている気分。モスの酒場の薄汚さ、 胡散臭さが懐かしくなりました。ウーキーはどこに行った!

SACHINEKO…980円
熱意は買います。けれど、技術に溺れた感あり。 映画は人が作るモノ。精巧な見かけに比べて、中身が…ない。 前作が3本、あと2本で完成とのことですが、純粋にこの映画だけのお値段をつけました。

こーもりのおじちゃま…3100円
第一作と同じテンポ。期待とおりというか、期待はずれというか…。

テディ片山さん…2300円
特別なスターウォーズファンではない私ですが、とても楽しめました。 …というか、オリジナルをよく知らないので(TVでザッと観た程度)、 特別な思い入れもなく肩ひじ張らずに観れたのがよかったのかもしれません。 しかも、劇場でこのジャンルの映画を観る機会がほとんどなかったので新鮮な気分でした。 例の男の子が、ほんとにかわいいです。

たけ@ボストンさん…2600円
物語の善し悪しはどうであれ、魅力的な登場人物が不在であろうがなかろうが、 とりあえずはこの値段の価値はあるっす。 隅から隅までCGを駆使して製作したこの作品、少なくとも映像だけでも観る価値はあるっす。
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「スタートレック〜叛乱〜」
こーもりのおじちゃま…5500円
"トレッキー"にはたまらない!
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「セントラル・ステーション」
TOMIPPUさん…2500円
ケチな私が2500円も付けるのは、破格のお値段です。
母を失った少年と、愛を知らない中年女が、次第に心を寄せ合って、 お互いを支え合う展開にシミジミと感動しました。 ラストに二人で撮った写真を見ながら去っていくシーンでは思わず涙・涙でした

想像力ゆたかさん…2500円
結構、「男」と「女」の話なんで、ドキッとした。 「少年」と「おばさん」を見てもそんなふうに思っちゃうなんて、私は単なるスケベなんでしょうか?(笑)
「おばさん」は決して豊かではないと思うけど、時計とバッグが素敵です。 細い黒の革ベルトの腕時計と、いい色の赤(エンジ)のバッグです。それにテーマ曲がいい!

ショーンさん…3000円
前半、集中できない時もあったが、進むにつれ、完全に入り込んでいた。 ストーリーにも驚かされ、またドーラの最後の手紙に涙が止まらず、 ボーぜんとしていた。おすすめです。

Francoiseさん…2100円
少年と一緒に旅をすることになったドーラの心理描写が巧みに演じられている。 本当に残念なのは、子役の少年の演技が気になったことだ。

SADAHIKO…3500円
「旅」は時に、その人の生きてきた道のりを甦らせる。「写真は不要。過去が忘却のかなたへと 去っていってくれるから」…こんな枯れ果てた女が「旅路の果て」に何を見つけるか。
繊細で、久々に胸に迫る映画でした。

SACHINEKO…5000円
人は誰でも、何かを背負って生きていると思う。若い時は葛藤があり、年齢を重ねていくうちに、 そのポッカリと空いた穴をふさごうともしなくなっていく。そしてやがてあきらめとなり、 乾いた心になってしまった自分にさえも気づかなくなってしまう。でも…。
「セントラル・ステーション」…私にとっては、何年に一度出会えるかどうか、というくらいの映画です。
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「スモーク・シグナルズ」
SADAHIKO…2000円
ネイティブ・アメリカンが自分たちの視点で撮ったアメリカ 映画。アメリカの風景がいつもとちょっと違って見えるかも。

SACHINEKO…1800円
とってもやさしいやさしい感覚で、親子、友だちを描いている 佳作でした。とってもピュアな映画らしい映画です。
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「スモール・ソルジャーズ」
想像力ゆたかさん…1000円
トミー・リー・ジョーンズが声の出演。彼が率いる軍隊は人形でもかっこいいです。 アメリカの軍人の人形って極端なのね。顔周りより腕周りの方が太いんだもん(好きだけど)。 「綺麗なお母さんが子供を連れているな」と思ったら、お母さんぢゃなくてお姉ちゃんで、 キルスティン・ダンストなのでした。大人っぽくてビックリ。
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「精霊の島」
SADAHIKO…1800円
分子の少ない空気の冷たさ、空に凍てつくほのかな太陽のぬくもり。 何もない台地に繰り広げられる、ある家族の肖像は、厳しくもほんのり暖かい。

SACHINEKO…2500円
物質的な貧しさから来る心の貧しさ。そしてそこから逃げるすべすら 持たない人々。それでも人は生きていかなきゃならない。
でもそんなところにも小さな小さな救いはあるもの。 アイスランドの凍土に咲く、"希望"という一輪の花みたいな。 悲しい生き物、暖かい生き物、そしてなによりも強い生き物…それが人間なんですね。
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「すべての道はローマへ」
ギョー座の女さん…2400円
「肉体の悪魔」で共演したモシェル・パリロウと再びコンビを組んだが、 こちらはガラリと変ってコメディである。
ジェラールくんはも推理小説好きの新進幾何学者で、 髪を金髪にし、そばかすを顔にいっぱいちりばめ、メガネをかけて それっぽい。
酔っ払って海辺のはしけを歩くシーンなど、下手な役者だったら ブチ壊しのところ。とても自然でユーモアがあってよかった。
彼がただの二枚目ではなく、芸域が広いことを証明する作品。
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「ソルジャー」
熱帯青年さん…800円
「ユニバーサル・ソルジャー」宇宙篇という感じで、底の浅い、 パクリ映画で、新鮮味に欠けました。

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「スプリガン」
Koyamerさん…1600円
現代の科学が、歴史上最も優れてるのだろうか… 否!世界の七不思議に見られるような遺跡で、 完成に至るプロセスを説明できないものが数多くある。 それらを理解することで「彼ら」に一歩近づくことができるのであるが、 優れた能力を持ってるはずの「彼ら」は現存していない。 知ることにより同じ道を辿ってしまうかどうかは、 得たモノを国・宗教・民族などのイデオロギーを拠り所と しない集団によっての管理にかかっている。 そして、その使命を担う特殊部隊『スプリガン』
いうなれば『インディ・ジョーンズ』をマニアックにした ハナシなのですが、今回チョイスしたエピソードが仰々しいモノだったので、 一見さんにはかなりツライかも。
おとなしく映画につぎ込むべきお金を「マンガ喫茶」に 費やして下さい。お話の「濃さ」は保証いたします。

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「スネーク・アイズ」
ポーロさん…2500円
なんかため息をつくようなむなしい話でした。 ほんとにそれでいいのかな、って悪役の男に言いたい映画でした。 ニコラス・ケイジの役のキャラはすごくマッチしていると思いますっ 渋いです、すごく自然でした。

想像力ゆたかさん…1800円
「とってもデ・パルマだから」と友人から聞いていましたが、まさかこれほどとは!(笑)
情けないことに細かいことはよく分からなかったし、今(観てから半月経って書いてます)となっては、 どんな映画だったか説明できないのですが、勢いがあって面白かったという印象は残りました。 最近出すぎのニコラス・ケイジよりは、ゲイリー・シニーズが贔屓です。

NOBIさん…2150円
デ・パルマの演出に酔いしれる。久々の彼本来のスリラーになっていたのが嬉しい! 物語後半が少し弱い...そこがちょっと減点。 それでも、あのカメラ(長回し、主観ショット、マルチスクリーン、俯瞰ショット)は凄いです。 もう一度、ビデオで見直さなくちゃ行けないので、ビデオレンタル料も含めた金額です。

SADAHIKO…1600円
冒頭の十数分間の長回しは、リアルでスリリングで傑作を思わせた。 技に溺れて以降は内容が伴わない感ありだが、その安っぽさもデ・パルマの個性。許せてしまう。

Francoiseさん…1300円
きれてる刑事、ニコラス・ケイジ(笑)とノンストップ13分はいいけれど、 デ・パルマ監督×坂本龍一の音楽…もっとボーダレスな雰囲気を想像していた。

TOMIPPUさん…2000円
汚職はしても殺人はしないという主人公と、国家のためには手段を選ばす、 という敵役のイデオロギーの違いがぶつかる男達の対決ドラマ。 同じシーンが視点を変えて何度も描写されるところはなかなかスリリング。 結末はほろ苦く、意外としんみりさせます。
劇場を出る時、となりのカップルが一言、「犯人がすぐわかっちゃってつまんなかった」… いや、犯人探しをするような話じゃないんです。念のため。

Koyamerさん…1500円
金ピカの携帯電話とアロハシャツのコーディネートがバッチリなのは、 世界中探してもニコラス・ケイジ君だけでしょうと思わせるくらい、 チンピラ・ファッションが似合ってます。
とっさの長回し、空間の区切りを越えた映像、同一事象を多数のカメラで追い事件解明に 迫るのは面白いのだが、ストーリーが素直なので減点。 やくざなケイジ君なのに、色気が少なかったのも良くないです。

熱帯青年さん…1400円
ブライアン・デ・パルマのアクション・スリラーで、 14000人の観衆の中で起こった暗殺事件を追う、 ニコラス刑事の活躍を独特の撮影手法で楽しませてもらいました。 (今回は長回しが凄い)
しかし、坂本龍一の音楽も特に印象に残らず、 中盤からの展開がミエミエで、全体的に今一つでした。 あるキャラクターが同じ製作会社の「XXX」と酷似し過ぎて、 興醒めものでした。

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「宋家の三姉妹」
みつぐさん…2500円
歴史は女が作ってる。とでも言おうか、歴史を変える人達に近い所にいると すごい事ができるんですねぇ。今でいうヒラリーみたいなもんか。 でも、ヒラリーにはなりたくないね。やっぱり…。

SADAHIKO…2800円
姉妹の人生がそのまま激動の中国史と重なる。こんなドラマチック な実話を女性の視点で、見事に映像化。感性豊かな映像、衣装の素 晴らしさにも目が奪われます。

SACHINEKO…3300円
激動の時代の中国に生きた三姉妹と人生、そしてその時代を映画という限られた 手段で(政治的にも合作ということで、自由には描けなかったでしょうが)、よくぞここまで描きました。素晴らしいです。
少ないカットで、時代や人々の立場や内面までも丁寧に描いておりました。
とにかく混んでます。混んでますけど、並びがいのある映画です。

熱帯青年さん…2800円
主演のマギー・チェン、音楽の喜多郎、衣装のワダ・エミ、 そして美術、撮影、どれも素晴らしく、激動の時代を 見事に描いており、一流の中華料理を食した感覚になれる、 極上の中国映画です。
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