仲間と印旛沼へ花火を見に行った。会場近くの駅で集合し、買い出しをしてから場所取りへ向かう。早く来たかいがあって、立入禁止区域のすぐ目の前という、わりといい(と思われる)場所を確保できた。もっと早い時期から場所取りをしていた人も多いようだが、シートを貼ってそのまま立ち去るというのは端から見て気持ちのいいものではないし、そこまでして花火を見たいとは思わない。
花火大会というのは、さえぎるものさえなければどこから見ても綺麗である。今回は細い電柱と電線くらいですんだので、かなり堪能することができた。帰りも例の事故の影響か、混んでるなりに楽に帰ることができた。
毎年8月第1週は千葉の各地で花火大会がある。来年はどこに行こうかな。
昼過ぎにつくばの友人から連絡が。大学の学内チャットで知り合った後輩が急逝したとのこと。明るくて元気のいい人だったのに、びっくりである。残念無念である。しかし大きなアクシデントがあると急にてきぱきしてしまうのが、わたしの習性なのだった。とりあえず久々に学内チャットに行って情報収集。告別式は明日館山の実家で行うとのこと。行くことは可能な場所である。しかし葬式に着ていける服がない。祖父が使っていた礼服が一応あったが、冬用なのでこのくそ暑い時期に着たくはない。万全の準備をしていくとかえって失礼というアドバイスも受けたが、いまからできることをしないで行くのはもっと失礼である。いままで温存してきた非常用資金を切り崩し、礼装用の黒スーツを近所の紳士服屋で購入することとなった。香典も出さないといけないし、交通費もかかるのでけっこうな打撃だったが、こういう時に金を惜しむほど腐ってはいない。
その後は夜までかけてつくばの人たちと交通手段の調整をして、布団に入るが寝られるわけがなかった。
全然寝られないまま朝になる。しかし行かなければいけないので準備をして家を出る。つくば発のワゴンに拾ってもらい、車中ではいろんな感情をまぎらすためにバカトークを繰り広げる。館山といえば2月に行ったときの絶望的な渋滞を思い出してしまう(そのあたりの近況参照)のだが、ラッシュが過ぎた後はそれほど道も混まず、ミスコースの影響もあまりなく目的地に到着できた。告別式は暑い中とても大勢の人が参列し、故人の人徳を物語っていた。あまりに込み合っていて家族の方と話すことなどはできなかったが、式に参加できただけでよかったとしなければならない。
帰りはさすがにみな寝不足で、休み休み行ったら到着は夜もすっかり遅くになってしまった。途中で食べたシーフードバイキングはなかなかよかった。ちょっとした小旅行になってしまったが、ひさびさに学内チャットの面々と話もできたし、いろんな意味で濃い日だった。
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