あまりに暑いので、思い立って日光まで行ってきた。なんと15年ぶりの訪問である。未舗装の山道に迷い込んだりしつつ、昼過ぎに華厳の滝に到着。滝の涼しさはなかったが、高原なりに涼しい。平日だけあって観光客も少なく閑散とした様子で、わりと居心地が良かった。惜しむらくは、サンダルを履いていってしまったので森林浴ができなかったことだ。これも暑すぎるせいである。だから夏は嫌いなんだ。
4時半に起きるつもりが3時半に起きてしまう。なぜ4時半などという変な時間に起きるつもりだったかというと、羽田空港に7時半に行かないといけなかったからである。なぜ羽田空港に行かないといけなかったかというと、札幌に行くツアーに申し込んでいたからである。早く起きたので早めに出て、津田沼で朝食をとった後西船橋で友人と合流。そこからバスで羽田に向かったのだが、ちょうどいい時間のバスがなかったので早く着きすぎてしまった。しょうがないので空港内をうろうろしていたらようやく集合時間になり、札幌ツアーの総勢10人が集結した。飛行機で新千歳まで行くのはあっという間だった。秋田に行くのにあんなに苦労したのに、なんかずるい。新千歳から札幌は、バスに乗って寝ていたら着いた。
札幌でバスを降りたら、いきなりビルの間から時計台が顔を出しているのを発見。これで札幌観光完了である。というわけにもいかないので、適当に歩き回る。その後昼食に生まれて始めてジンギスカンをいただいた。これはなかなかうまかったが、食い終わったら鍋にたくさんもやしが貼り付いていた。家でやったら片づけが大変そうである。
食事の後は時間つぶしにレンガ庁舎をざっと見て、地下鉄に乗って札幌ドームへ。このへんであまりに眠くて頭痛がしてきたが、耐えつつ観戦。しかし、こういうときに限って9回表に同点に追いついたり、その次の回に満塁ホームランが出たりとでたらめに盛り上がる場面が続く。おかげで試合後にどこかに出かけたりする気力も体力もなくなり、ホテルでテレビを見ながら寝てしまった。
朝は人並みの時間に起きて、ホテルの朝食バイキングへ。ツアーに朝食がつくのはありがたい。他の人たちも夜に出かけられなかったらしく、憂さを晴らすかのように食いまくっていた。ホテルをチェックアウトした後みやげ屋をまわって時間をつぶし、札幌ドームへ。札幌ドームの今回のロッテ西武戦は、金・土曜がナイター、日曜はデーゲームという不思議な編成であった。土曜もデーゲームだったらツアーももっといろいろできたのに。
そして今日は時間との戦いでもあった。飛行機の時間が5時40分、ドームから空港までは1時間以上かかるらしいので、4時にはドームを出ないといけない。ちなみに試合開始は1時。大体3時間くらいで試合は終わるだろうから、微妙なところである。帰る時間と試合終了時間が重なってしまうと、人があふれてしまいこれまた大変である。とりあえず4時にドームを出る、それまでに試合が終わりそうだったら終了直前に出よう、という結論になった。
試合はおかげさまで投手戦。助かった。試合を長引かせるプレーにはみんなでブーイングを送ったりしていたが、あまりその必要はなかったかもしれない。しかし、ここでおそれていた事態が発生。ちょうど4時前くらいに試合が終わりそうな展開になってきたのである。しかも、こういうときに限って西武リードの9回表にロッテのチャンス。しかたないので、出口の近くまで移動しながら応援を続けた。ここで同点になってくれれば9回の裏もやることになり、帰りの人たちに埋もれずにすむ。そんなわけでみんなで一生懸命応援したのだが、その甲斐なくゲームセット。その瞬間にバス停までダッシュ開始するツアー一行であった。
ダッシュしたおかげでさっさとバス停に着いたのはいいが、今度はいつまでもバスが来ない。あせりまくる一行。時刻表に書いてある時間に数分遅れてバスが着いたのだが、なんだか30分くらい待っていたような感覚であった。
運命というのは皮肉なもので、30分待ったかいがあって予定よりも40分くらい早く空港に到着してしまった。まあ早いのは悪いことではないので、適当にみやげ物屋を探索してみた。あたりまえといえばあたりまえなのだが、どこの店に行っても同じようなものしか置いていない。逆に迷ってしまって、悩んでいる間に離陸時間は迫ってくる。結局ほとんど何も買わないまま、飛行機に乗り込んだ。
ほどなくして羽田に到着。現地にいるときはなんだ暑いじゃんとか思っていたが、やっぱり北国は関東よりは涼しかったと、帰ってきてから実感した。
朝起きたら午後6時前だった。余裕があったら千葉マリンの近鉄戦に行こうと思っていたのだが、寝坊してしまった。しかしまだ間に合うかもしれない。悩んだときは行く、という勝手に作った鉄則に従って、球場へ向かった。球場に着いたら、月曜なのになぜか大量のお客様。座る場所を探すのにも苦労する状況である。しかしその人たちの期待に応え、ロッテは見事な快勝を決めたのであった。行って良かった。
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