生まれて初めての相撲観戦。最近の相撲人気低下のおかげで、チケットはローソンであっさり取れた。一番安い席を前もって購入し、国技館についたらまだ当日券があった。しかも見たい場所がある程度選べる。これは予想外の出来事であった。まあいいやと入館。初めてなので勝手がわからない。とりあえず博物館があるらしいので見てみる。なつかしい力士の化粧まわしとか手形とかが展示されていておもしろかった。一回りしたところで席へ。なんと2階席の後ろから3列目というすばらしい席だった。これでも一番安い席の中では最前列だったらしい。まあ貧乏人は見られるだけでいいと思うべきなのだろう。
それでもやっぱり生観戦というのはいいものだ。テレビで見えない部分がよく見える。中入り後に立行司が明日の取り組みを発表するのとか、全部終わった後の弓取り式とか、その後の片づけとか、じっくりと観察してしまった。もっと稼げるようになったらもっといい席で見てみたいものだ。
ツインリンクもてぎで行われるCART決勝戦を翌日に控えて、いろいろ準備をする。予選も見に行きたかったが、諸事情により断念となった。同行3人のうち2人がうちに泊まることになったので、まずは受け入れ準備。しかし、一番最初に車で来るはずの1人がなかなか来ない。予想時刻の2時間後にやってきた。どうやら道に迷っていたらしい。お疲れ様。ラーメンを食べてゆっくりしていたら、もう一人から電話。やっと仕事が終わって家に着くところらしいので、車で迎えに行く。疲れている人が多いのでそのままスーパー銭湯に直行。今までの疲れをいやし明日のための英気を養った。
もてぎへは朝5時に出発。というわけで4時には起きないといけないのだが、3時に起きてしまう。寝たのは1時、と言いたいところだが1時に布団に入った後なかなか寝付けなかった。しかしあまり眠くなかったので、普段の夜更かしパワーで一気にもてぎへ向かった。なんのトラブルもなく3時間ちょっとでもてぎに到着。CARTシリーズには今年は日本人の高木虎之介という人(字あってる?)が参戦していて、去年よりも人出がかなり多いようだった。駐車場はあまりいい場所に止められなかった。それでも早く来たかいがあって、わりと良い席を確保。しかし誤算だったのは、人が多いので横になって寝られるスペースがなかったことである。おかげで徹昼(?)をしてしまう羽目になってしまった。
もてぎのCARTレースは、オーバルと呼ばれる楕円形のコースをひたすらぐるぐる回って繰り広げられる。というと退屈そうに聞こえるが、生で見ると楽しいのである。コース上の車がいつでも全て見えるというのは、やはり良い。コースと客席の距離が近いのも良いと思う。
そんなわけで退屈せずにあっというまにレース終了。問題はこの後である。コースの所在地は山の中。そんな中に普段の数十倍の車が来ているので、帰るときはとんでもない渋滞になる。みやげが買えたりコースが歩けたりと、帰る時間を分散させるイベントもいろいろあったので、そちらに参加することにした。
と思っていたら雨雲と雷鳴がやってきた。そう、去年われわれを震え上がらせた、夕立のお出ましである。やはりこの季節はしょうがないのだろうか。あわてて売店で傘を求める人々。折り畳み傘を持ってきて正解であった。そして雨をしのぎつつコースを回っていたりしたら、レース終了後3時間をあっさり過ごせてしまった。
しかしわたしの読みはまだ甘かった。今年はトラ効果でたくさんの車が来ていたので、6時を過ぎてもまだ駐車場には長蛇の列が続いていたのだった。これならレース直後に飛び出した方が早かったかもしれない。これはかなりのロスである。
仕方がないので車に乗って駐車場出口へ。ラジオをつけたらナイター中継をやっている。しかしナイターとガムだけで眠気と戦うのは無謀だった。結局途中で仮眠をしつつ渋滞地帯を脱出したのだった。
そのあとは小山に寄り道して馬をつないだりゲーセンに寄ったりした後、家に戻った。去年よりも4時間も遅い帰宅であった。
大学時代の友人(筑波在住)がパソコンの調子が悪いというので、呼ばれて様子を見に行くことになった。突然ハードディスクにアクセスできなくなるというので、ハードディスクかCPUかマザーボードがいけないのだろうと思って見てみたが、なかなか再現しない。原因がわからないので新しいパソコンを作ることにした。とりあえず安売りのチラシを手がかりにパソコン屋へ。この時点で既に８時。今日中に帰れるかどうか自信がなくなってくる。とりあえず、CPUとマザーボードとメモリとケースとハードディスクを購入。割と良いものが安価で揃えられた。といっても全部で3万以上かかってしまったので友人は苦しそうであった。残りの物は今つかっているマシンから流用である。
で、帰って組み立てる。が、マイナスドライバーがないので、CPUのクーラーが取り付けられない。取り急ぎ買ってきてもらう。で、なんとか取り付けて、ほかのパーツも無事接続。あとはインストールだけである。と思っていたら、大きな問題に直面した。
キーボードのコネクターには2種類の形がある。ひとつは直径1cmくらいの、マウスのと同じやつ。もうひとつは直径2cmくらいのちょっと大きめのやつである。あとはUSBというやつもあるが、まあそれは置いておく。今まで使っていたキーボードのコネクタは後者。新しいマザーボードについている端子は前者。このままでは接続できない。キーボードがなければインストールもできない。
さっきパーツを買ってきた店はすでに閉まっている。とりあえず変換コードがなかったか探したが、ない。では知り合いを当たろうとするが、なにせ卒業したのは2年くらい前である。誰がつくばにいるのかわからない。いそうな人をとりあえず当たってみたが、キーボードは調達できなかった。
しょうがないので何かないかと大学へ。雨の中さんざん歩き回った結果、友人の研究室からキーボードを借りることに成功した。これでようやくWindowsとかのインストールができる。しかし、この時点で既に11時を回っていた。
Windows98と2000の両方がなぜかあるというので、それぞれ別ドライブにインストールしてみる。特にトラブルもなく無事終了。しかしこの時点でもうすぐ丑三つ時。次にフリーソフトをいろいろ落とすのでネットにつなごうとするが、プロバイダの電話番号が思い出せないらしい。さすがに深夜で眠いのだからしょうがない。とりあえずうろ覚えの番号で学校のアクセスポイントに接続。ユーザー名かパスワードが違いますと言われる。しょうがないので、予備に取っておいたらしい無料プロバイダに接続してみる。ユーザー名かパスワードが違いますと言われる。まさかこんなところで引っかかるとは第２弾である。
30分くらい難儀。結局学校につなぐときのユーザー名は合っていたが、ドメイン名が違っていたことが判明した。なんとか無事につながって、わたしの仕事はおしまいである。
車で家に帰ってきたときはすでに外はすっかり明るかった。
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