本日から長い長い家出ツアーの始まりである。とりあえずは広島に向かうために、夜行快速ムーンライトながら大垣行きに乗りに東京駅へ向かう。乗る前に安眠用アイマスクと耳栓を買おうと駅中を探したのだが、売っていない。しかたないのでビールで代用することにした。
友人１号と合流し、ながらに乗車。わりとすいているかと思ったらすぐ満席になった。車掌さんの検札を受けていたら、ちょうどそのときに指定席券を持っていない友人２号が乗り込んできた。あまりのタイミングに笑ってしまった。とりあえず無視して寝ようとしてみるが、電車の音とか明るい照明とかが邪魔して寝られない。結局ながらでは一睡もできなかった。
ながらで静岡県内に突入。平日の真夜中だというのにどんどん人が乗り込んでくる。このまま順調に大垣まで行ってしまうとその後混みそうなので、名古屋の手前の岡崎で乗り換えることにする。友人２号はそのまま乗って行ってしまったが気にしない。で、この列車、たしかに出発直後はすいていたが、その後は見事に通勤時間帯で大混雑であった。米原で乗り換えた新快速も同様である。関西には通勤ラッシュはないという説を信じたわたしが馬鹿だった。新快速は満員の客を乗せて運転席のドアを開けたまま130km/hで走るというすばらしい列車であった。姫路で乗り換えた電車には座席に眼鏡が用意されていた。JR西日本、さすがである。その後は岡山で友人１号がトトを買ったり倉敷で友人３号と合流したりしながら広島まで寝て行った。
広島に到着し、ホテルにチェックイン。ホテルの外壁は地震の影響でタイルが落ちまくっていた。まあ死ぬことはないだろうと無視し、荷物を置いて市民球場に向かうが人がいない。本当にここでセリーグ公式戦が行われるのだろうか、と疑ってしまうくらいであった。とりあえず原爆ドームとか平和公園をぶらぶらしてから球場に入る。もみじまんじゅうのぬいぐるみがちょっと気になるが、後回しにした。
広島市民球場は見るからにとても狭い。が、フェンスもとても低く、試合は見やすかった。左右どちらのスタンドも広島ファンで埋まり、阪神ファンははじっこに追いやられているという観客の分布が印象的であった。試合は特に書くべきところがないくらい地味な試合だった。しかし球場自体はいい球場だと思う。なくすのがもったいない。試合後に東京にトンボ帰りする友人２号と地元民の友人３号と別れ、ホテルに戻って寝た。
実は今回の旅行記は出先から書き込もうと計画していたのだが、書き込み用ページのアドレスをメモしてくるのを忘れたことに気づいたのが、たしかこの頃だった。
この日は移動日。某所の花見大会に参加するために名古屋に向かうのだった。金がないのでひたすら18切符を使用して鈍行の旅である。ちなみに東京から広島までは15時間ほどかかった。午前中のうちに広島を出発。岡山で突如方向を変え、マリンライナーとかいう名前だったと思う電車に乗り換え、四国に向かう。目的はもちろん讃岐うどんである。１時間弱で高松に到着し、適当な店に入ってうどんを食う。うまい。食ったらマリンライナーに乗って本州に戻った。というわけで初の四国上陸は１時間くらいで終わった。
そして適当に鈍行を乗り継ぎながら名古屋へ。すでに鈍行に乗っていることに完全に飽きてしまい、違うルートとかを考えてみるが、東海道線以外だと最終に間に合わないことが判明してしまっただけだった。しかも乗り継ぎ時間がほとんどなくて晩飯も食べられない。こうなると無駄にうどんを食いに行ってしまったことが悔やまれる。
めげそうになりながらも午後10時頃に名古屋に到着。花見の場所取り部隊が結成され、きしめん屋で決起集会が開催された。店の貼り紙にあった焼酎「魔王」と「天誅」が気になるが、先が長いので飲むのは自粛した。きしめんはとても美味であった。
２食連続めんを食った後は、名古屋名物らしいスーパー銭湯で入浴を敢行した。たしかこのへんで日付が変わった気がする。
スーパー銭湯は「スオミの湯」というところであった。名古屋の人ならだいたい知っていることだろう。貸しタオルと石鹸・シャンプー付きで600円は安い。コインロッカーで戻ってくるはずの100円が戻ってこなかったが、それが気にならないほどの安さである。浴場もわりと快適であった。入浴後には花見会場の公園へ。残念ながらめぼしい場所は全部埋まっていて、はじっこの眺めが良さそうな場所を確保することにした。で、時間つぶし用の麻雀を始めるが、暗くて苦労した。しかもまともに点数計算できる人が誰もおらず、手をそろえてあがるだけの麻雀大会となってしまった。もっとも、単なる時間つぶしなので、文句を言う人は誰もいなかった。
そのうち麻雀に飽きて、毛布にくるまりながら馬鹿話に移行。周りの人は適当に寝ていくのだが、わたしだけなかなか寝られない。近所にいる集団が馬鹿騒ぎをしていたり、寒かったりしたせいだろう。結局まともに寝たのは明るくなった後の２時間くらいだけであった。
目が覚めた後には場所取り部隊以外の人も徐々に集まり始めていた。しかし変な場所を取ってしまったので、つねに合流には苦労してしまった。暑いので広島のユニフォームを着ていたら回りの注目をかなり集められたのだが、花見参加者のみなさんは気づかなかったらしい。麻雀をしつつ参加者はどんどん集結し、昼過ぎには無事宴会を開会することができた。
宴会中は座る場所を確保できなかったので、ビール番をしたり肩もんで回ったりいたずらをしたりして楽しんだ。ビンゴ大会なども開催されたが、２回もやったのに特に何も当たることなく終了した。寝不足で疲れてるのに酒を飲んだので、かなり回ってしまっていたのだがこの時点ではまだ自覚症状はなかった。
かなりやばかったのは２次会のボウリングの頃である。というか酔っぱらってボウリングをする時点でかなりやばいのだが、その酔っぱらい方もかなりやばかった。がんばって酔いをさましながら投げたのだが、あまり記憶に残っていない。
ボウリングも(たぶん)つつがなく終わり、３次会の宴会に移動しようとするがバスがない。急遽タクシーを呼んで移動したのだが、自覚なく他とはぐれてしまった。こっちは待っているつもりでトイレに行っている間に幹事が呼びに来たらしい。戻ってから３次会の会場になんとかたどりついた。
３次会はまぐろ料理だった。すごくおいしそうなのだが、心身ともに疲れ果てていて食が進まない。一口食べるとおいしいのだが、胃が受け付けないのである。くやしい思いをしながらとりあえず終わるまでぼーっとしていた。すでに飲み食い代がもったいないという思考も働かなくなっていたらしい。
こうして花見イベントは終了したが、千葉在住のわたしには家に帰るという作業がまだ待っている。貧乏旅行なので、帰るのも当然夜行である。帰りのムーンライトながらの切符はあらかじめ大量に購入してあったので、関東からの参加者を引き連れてながらに乗り込むこととなった。見送りに来た人を見送った後に改札を通り、ホームで電車を待っていたら「置き引きやスリに気をつけろよ」とおっさんに注意された。このおっさんが一番あやしい。とりあえず目を付けられたことはよくわかったので、おもいっきり警戒しつつながらに乗車した。
ながらで寝られない苦い経験を行きにしていたので、今度はちゃんと耳栓とアイマスクを購入して夜に挑んだ。で、結果的には静岡あたりで寝られたのだが、帰りのながらはあっという間に東京に着いてしまう。横浜からアナウンスが再開するので、それで起きてしまった。たぶん１時間半くらいしか寝られなかったんじゃないかと思う。東京で乗り換えた総武快速の始発は成田空港行き。今度は寝たらアウトである。がんばって睡魔に耐えつつ帰宅した。出発前は満開だった家の前の桜が、葉桜にすっかり変身していた。で、今回の旅はこれでまだ終わらない。千葉マリンで野球観戦をするのが最初から旅行の計画内に入っていたのである。しかもこの日はデーゲーム。風呂に入ってちょっとだけ寝てから球場に向かった。開門30分くらい前に着いたら長蛇の列。千葉ロッテも人気が出てきたものである。ながら同行者も来るので、早めに来てみて正解だった。といっても他の人はなかなか来なかったが。花見に参加しなかった人が一番早く来た。
試合が始まってみると意外と元気が回復していた。習慣というのは恐ろしいもので、始まってしまうとしっかり声も出るし眠くなることもない。もっともロッテが負けていたら寝ていたかもしれないが。日曜に小野が投げるダイエー戦なので負けるわけがない。よかったよかった。
試合の後は海浜幕張駅前のマック＆ハリーという名前の店に行こうとしたのだが、残念ながら日曜は定休日であった。さすがはオフィス街である。しょうがないのでさいぜりやに移動して適当にトーク。内輪話がほとんどだったのだが、なぜかスオミの湯の話で盛り上がったりした。
家に帰ったら高橋建が巨人相手に完投勝ちするところだった。広島でこういう試合を見たかったものである。
野球観戦会の後、家に帰ってから適当に過ごしていたらなかなか寝られない。寝ない習慣がついてしまったらしい。起きている理由がないのについつい睡魔と戦ってしまう。チャットでアドバイスを受け、布団に入って旧約聖書を読んだらなんとか寝ることができた。こうして広島と高松と、名古屋との旅行が完了した。すべての行程が完了し、９日は休まれた。神は４月９日を祝福して、これを聖別…はされなかった。
生まれて初めて馬券を買った。正確に言うと初めてじゃないのだが、学生及び未成年は馬券を買っちゃいけないのでそういうことにしておく。昼過ぎに中山競馬場に到着。前の週から1枠と4枠だけを買いまくるということに決まっていたので、そのようにする。やっぱり当たらない。まあそんなものだろう。ギャンブルは消費行為だと思っているので気にしない。
で、今日のお目当ては中山グランドジャンプ(旧名・中山大障害(春))であった。障害レースはやっぱり近くで見ると大迫力である。今回も堪能させてもらった。馬券ははずしたけど。当たったらはまってしまうから、はずれても別に構わないのだが。
大宮に呼ばれたのでちょっくら行って来た。７時間寝たのにやたら眠かったが、渡さないといけないものがあったのでがんばって行ってきた。で、昼間は適当に過ごした後、北浦和にある「インド人もびっくり」という看板が出ているカレー屋に挑戦することになった。以前からかなり気になっていた看板なのだが、どういう理由でインド人がびっくりするのか。それを確かめるための挑戦である。
店に入る。日本人とインド人の歓迎を受ける。客はいない。ちょっと不安がよぎるがとりあえずバリューセットとやらを頼んでみる。まずサラダとスープが来るが、なかなかうまい。適当に食っていたらカレーとごはんとナンが来る。なんと、うまい。たしかにこれならインド人がびっくりするかもしれない。インド人ではないがわたしもびっくりした。
食事の後、北浦和駅近くの公園に行ってみたら、人のいない公園で超ド派手な噴水ショーが繰り広げられていた。クラシックの音楽をバックに、噴水が回転したり斜めに飛んだり横に飛んだり。なぜここまで派手にする必要があるのか疑問だったが、とにかくすごかった。これもインド人が見たらびっくりすることだろう。
とあるフェスティバルに所属している団体が出展するというので、顔を出しに行こうと思っていた。が、朝起きたら午後の２時。しょうがないのであきらめた。
ロッテが負けがこんでいるので応援しに行こうかと思ったが、朝起きたら午後１時だった。断念。
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