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The Final Screening ─最終審査─



  おかしい。
  何かがヘンだ。
  考えれば考えるほど、ヒギンズ商会は怪しいと思う。
  ヒギンズが、あのストラディヴァリが『アスタロト』であると知っていたとしたら。
  ビッグ・ゴールウェイに『アスタロト』の忌わしい過去を伏せて、高値でストラディ
 ヴァリを売りつける。
  ストラディヴァリであることに間違いはないのだから、鑑定に出されても、まず問題
 はない。あのヴァイオリンを見て『アスタロト』である、と断言できるのは、以前の所
 有者か、世界で二〜三人いるかどうかという優秀な鑑定家だけだ。

  ブロードウェイの楽器商に聞いた話では、そもそも、ヴァイオリンの鑑定に、確実な
 方法などというものはないと言った。音を聴いただけで、そのヴァイオリンの製作者を
 当てられる者はプロの演奏家にだっていないという。
  ヴァイオリンの鑑定は、何十年もの間、数多くの本物の名器を実際に扱ってきた経験
 のある者が目で見て判断するしかないと聞いた。それだって絶対の保証ではない。
  特にこの世界では素人であるアメリカ人のゴールウェイに、このストラディヴァリが
 『アスタロト』であると指摘されることは考えられない。バーンスタインにだって無理
 だろう。

  高値で売った後に、そのヴァイオリンを盗む。
  楽器商が音楽ホールに出入りすることに不自然はない。ただでさえオーナーと取り引
 きしている楽器商なのだから。
  折しもコンクールの真っ最中だ。ヒギンズには、それが可能だったと思う。
  そうして、別のヴァイオリンを勧める。
 「お安くしましょう」と声をかければ、すでにヴァイオリン狂になりつつあった大金持
 ちのビッグ・ゴールウェィは、金を出すだろう。
  盗まれた後で、あのストラディヴァリが呪われた楽器『アスタロト』だったというこ
 とが発覚するなら、これ以上好都合なことはない。
  コンクールの成功のためにも忌わしい楽器は盗まれて良かったと、言いくるめること
 ができる……。

 「JJってば!」
  会社のデスクに向かって推理にふけっているところを、ミス・プラムに肩を叩かれ、
 我に返る。
 「電話! あなたに電話よ。マエストロ・バーンスタインから」
  あわてて受話器を受けとった。
 『ハロー! バーンスタインだ。ヒギンズ商会の件だが、やはり怪しいそうだ。どうも
 故意にアスタロトであることを隠していたという事実があるんだ。最近、アスタロトと
 思われる楽器を鑑定した、というヴァイオリン製作者がイタリアにいた。おそらくヒギ
 ンズ商会絡みだ』
 「やっぱり!!」
 『うれしそうだな』
 「今、推理してたんですよ。ホームズばりにね。どう考えても、ヒギンズ商会が一番得
 してるんですよね。今度の事件では」
 『ミスター・ゴールウェイが、明日の本選初日の演奏が終った後、またヒギンズ商会に
 会うのだそうだ。ヒギンズ商会はストラディヴァリとグァルネリとアマティを用意して
 くることになっている。ホールでヴァイオリンの試奏をするというわけだ。私も立ち会
 うことになっている。あしたは最終審査も初日だから、審査会議はないしね。審査員の
 ヴァイオリニストたちも、ぜひ来たいと言ってるくらいだ。君もどうだい? どうせ、
 取材に来るんだろう』
 「ぜひ、お願いします。そうか、これでヒギンズ商会は、審査員の先生にヴァイオリン
 を売る可能性もあるわけですね。あくどいな」
 『とにかく証拠がほしい。これは楽器を利用した悪質な犯罪だ。私としても許し難い』
 「絶対しっぽをつかんでやりましょう!! その場で証拠がつかめれば、警察にも連絡し
 て、一気に事件解決ですよ。ヒギンズ商会が何も知らないわけないんだ」

  これできっとコンクールに支障なく事件は収まるだろう。せっかくの国際コンクール
 にケチがついては、あんまりだ。最終審査に残ったファイナリストたちには、ベストの
 演奏をしてほしい。そのためにも、彼らを余計なことで煩わせてしまってはいけない。
  いよいよ本選だ。JJは、このコンクールの企画をスクープした時から、ずっと取材
 してきた。それだけに成功を願ってやまない。
  はやくストラディヴァリをみつけないと……。
  でないとコンクールが危ないような気がするのだ。不安がふくれあがる。
  乾きがちになる唇をなめる。

  電話を切ってから、JJはカメラマンのニックを探すためにデスクを離れた。明日の
 撮影の段取りを再確認しておこう。
  JJは自ら動く事で、不安を解消しようとした。



  第一回ゴールウェイ国際音楽コンクールは最終審査、本選の初日を迎える。
  最終審査に臨むコンクールのファイナリストたちは、大ホールの舞台でオーケストラ
 をしたがえて、ヴァイオリン協奏曲の独奏をする。
  本選に出場できるのは八人。
  一日に二人づつ。四日間に渡って審査は行われる。
  オーケストラとのリハーサルは、本選開始前の二日の間に一回一時間と、審査当日の
 本番前に一回三十分の、合計一時間三十分だけだ。
  ピアノ伴奏の経験しかなく、コンクールで生まれて初めてオーケストラと合わせる者
 も多い。まともに通せば三十分近くある協奏曲を一時間半の練習でこなすというのは、
 アマチュアにとって厳しい条件かもしれない。
  だが、プロの独奏者になるなら、こんなことで音をあげていては話にならないはずだ。

  本選のチケットは飛ぶように売れていた。
  チケットを発売しているゴールウェイ・センターのボックス・オフィスに並ぶ人々は、
 誰が一位になるかという話題で盛り上がる。
 「もちろんアン・イチノミヤでしょう。あの年で、あのテクニック! 信じられないわ。
 あの子は天才よ」
 「イチノミヤはまだ未完成じゃないか。やはりジョルジオ・ローニだろう」
 「天才ならソビエトのペドロフじゃない?」
 「ブーキンの二次のバッハは良かった」
 「それならルミエールの弾いたサラサーテなんかすばらしかったわ!」
 「おい! 二日目のウィリアムスとルミエールは、二人とも同じメンデルスゾーンのコ
 ンチェルトだ!!」
 「できればアメリカ人に入賞してほしいわ。クライブはどう?」
 「トーマスも悪くないよ」

  最終選考の初日に演奏するのは、アメリカのトーマスと、ソビエトのペドロフ。
  二日目は、イギリスのウィリアムスと、フランスのルミエール。
  三日目は、ソビエトのブーキンと、アメリカのクライブ。
  そして最終日の四日目に、アメリカのイチノミヤと、イタリアのローニ、と決まった。
  一般の聴衆が噂する一位の本命は、ソビエトのペドロフ、イタリアのローニ、それと
 アメリカの天才少女イチノミヤだった。
  当然ながら、イチノミヤとローニが出場する最終日のチケットは一番最初に売り切れ
 ていた。


 「ヴァイオリニストは、すぐれた楽器を必要とするものなのだ。どんなに名人でも、ひ
 どい楽器でいい音を出すことはできない。だから演奏家は、いい楽器を求めて右往左往
 し、名器を見つければ大金をはたいてでも手に入れようとする。コンクールでも、いい
 楽器を持っているものといない者では、どうしたって差がつくんだ」
 「そんなに? そこまでシビアだとは知りませんでした」
  午後六時から始まるトーマスとペドロフの審査を前にして、JJは、ゴールウェイ・
 ホールの中にあるカフェテラスで、バーンスタインからヴァイオリンのレクチャーを受
 けつつ、一服していた。
  ここのカフェは、イタリアのカフェを意識しているらしく、メニューにカプチーノが
 あった。もちろん普通のアメリカン・コーヒーもあったが。
  店内の内装はコンサートでドレスアップしているご婦人が立ち寄っても場違いになら
 ないくらいに小綺麗で、決して安っぽい作りではなかった。出てくる食器は間違っても
 最近増えてきたプラスチック製なんかじゃない。
  テラスは大ホールと小ホールの間の中庭に面していて、どの席からも、よく手入れさ
 れたグリーンが目を楽しませた。
  そんなしゃれたカフェテラスの、座り心地の良い椅子に、JJはかしこまって座って
 いた。バーンスタインの方はくつろいだ姿勢のまま、終始ゆっくりとした調子で話を続
 ける。
 「ソビエトの二人は、両方ともストラディヴァリを持ってコンクールに参加している。
 あれは、国が貸しているんだよ。ソビエトでは、国が古いイタリアの名器を、たくさん
 持っていて、優秀な演奏家に貸しているんだ。天才を育てる事は国家事業なんだな」
  バーンスタインの話は、JJにとってなかなか刺激的な話ではあった。メモを取りつ
 つ聞いていたら、時間が立つのも早かった。

  気が付けば、リハーサルも終り、バーンスタインが審査の準備にかかる時刻になって
 いた。JJも開演前の舞台の袖の様子をリポートする予定があった。
  準備は早い方がいい。
 「おっと、あと1時間で開場ですね。そろそろ行きますか?」
  JJが口を開いた時、『JJ・ニュース・ショウ』のニュース班長であるテッドが、
 カフェに飛び込んで来た。落ち着いたコーヒーブレイクが、突如やぶられる。
 「JJ、ここにいたのか! おい!! 今すぐ外へでろ」
 「おい、マエストロの前で失礼だぞ」
 「ニュースだ! 人が死んだんだよッ!!」
 「死んだ? そりゃ、どういうことだ」
  テッドは、訳がわからずに聞き返してくるJJの襟首をつかんで、ゆすった。
 「ボケてんじゃねえよ。おまえはニュース・キャスターだろ。ヒギンズ商会のやつが、
 6階の練習室から落ちて死んだってよ!! 今、警察が来てる。ニュースだ!!」
 「ヒギンズ商会? 楽器商のヒギンズが死んだのか?」
 「ええ、マエストロ」
  テッドはJJの襟首をつかんだまま、顔だけバーンスタインに向けて答えた。
 「……信じられない」
  バーンスタインの確認で、JJは我に返った。

  ヒギンズが死んだ。

  ずっと感じていた不安が、形になってしまった。なんだってこんなことに。
  今晩、ヒギンズの悪事の証拠をつかむつもりだった。
  JJは、ヒギンズがストラディヴァリ盗難事件の犯人だと思っていたのに。
  きょうから本選だ。もうすぐコンクールは終わる。
  ストラディヴァリだって、まだ行方不明のままだ。
  なぜ、今、ヒギンズが死ぬのだろう。
  それとも、この死は、見つからないストラディヴァリに、何か関係があるのか。

  取材だ。テッドの手を振りほどいて聞いた。
 「カメラは?」
 「とっくに現場だ。ホールの楽屋口の東側、植え込みの先だ。さあ!!」
 「マエストロ、ミスター・ゴールウェイに」
 「私が連絡しよう。もうすぐリハーサルの時間だ。審査を中止したくはない」
  バーンスタインも席をたった。
 「もう普通の番組にはならない……。これじゃ、まるで、映画か小説みたいじゃないか」
  誰に言うともなくJJはつぶやいた。
  アスタロトの呪いなんて、本当にあるのだろうか。だれか嘘だと言ってほしい。
 「JJ! 早く!!」
  それでもJJはニュース・キャスターだった。スクープに居合わせる運の良さを持っ
 たアンカーマンだったのだ。



  ゴールウェイ・ホールの大ホールで、夕刻から始まる最終審査のためのオーケストラ・
 リハーサルが行われている最中、ホール6階の練習室の窓から楽器商のヒギンズが落ち
 て、死んだ。
  遺書はなく、自殺かどうかは、まだわからない。
  飛び下りた練習室には、空のヴァイオリンケースだけが残っていた。だがケースの中
 身は部屋には見当たらなかった。ヒギンズと一緒に落ちたわけでもない。
  残されたヴァイオリン・ケースは比較的新しいしっかりした作りの物で、弓や弦や松
 ヤニといった小物類も一切入っていない、正真正銘、空っぽのケースだった。ヒギンズ
 商会で扱っているケースに同じ物があることがわかった。
  この日、ゴールウェイが試奏するはずだった三台のヴァイオリンは、夜、警備員付き
 でホールに到着するよう手配されており、三台のヴァイオリンは、この時、まだヒギン
 ズ商会にあった。
  ヒギンズが自殺したとは、考えにくい。
  では事故か? それとも……。
  そもそも、なぜヒギンズは、空のヴァイオリンケースを手に、ホールの練習室になど
 入ったのか。
  ヒギンズが落ちた時、大ホールでは、ソビエトのペドロフのリハーサルが行われ、小
 ホールは未使用で、清掃が行われていた。
  リハーサル室はオーケストラの控え室として使用されていた。
  三十ある練習室は、本選に残った参加者八人の内、きょうは出番のない、イギリスの
 ウィリアムス、フランスのルミエール、ソビエトのブーキン、アメリカのクライブ、イ
 チノミヤ、イタリアのローニの六人が、それぞれ午前中から使用しており、他にも審査
 員やオーケストラメンバーの練習で使用されていた。
  ゴールウェイも不在ではあったが、ひと部屋押さえていた。
  楽屋は、本選に出る指揮者とオーケストラメンバーや、トーマス、ペドロフに、それ
 ぞれ割り当てられており、すでに荷物も運び込まれていた。先にリハーサルを終えてい
 たトーマスは、自分の楽屋にこもって本番前の緊張と戦っていた。

  要するに、ほとんどのコンクール関係者がゴールウェイ・ホールにいた時に、ヒギン
 ズは窓から落ちたのだ。


  ホールの裏手の墜落現場や練習室を警察が捜査する中、コンクールの最終審査は行わ
 れた。
  少なくともホールの表玄関であるロビーや客席は、平静を保っていた。いや、いよい
 よコンクールの本選が始まるという期待と、緊張感がホールを支配していたと言っても
 いい。
  開場した大ホールにやってきた一般客には、事故があったことは、まだ知られていな
 い。きっと今夜コンサートから帰って夜のテレビ・ニュースを見るか、明日の新聞を読
 むまでは、知らずに終わるだろう。
  だが、ホールの舞台裏や楽屋では、警察が出入りしているせいもあって、どうにも不
 穏な空気を隠せずにいた。オーケストラの団員たちや、審査員、コンクール関係者から、
 ホールの係員まで、事件の起こった時間にホールにいた者すべてが、ヒギンズの死につ
 いて、いささかならぬ疑問を抱いているのは間違いない。
  憶測で語られる流言蜚語こそなかったが、誰もが得体の知れない不安に眉をひそめて
 いた。
  しかし、もちろんこれから演奏するコンクール参加者は、そんな事件に煩わされずに、
 自分の演奏に集中しなければならない。確かに、この状況は不利なものかもしれなかっ
 たが、コンクールは中止されてはいないし、この演奏には自分たちの将来がかかってい
 るのだ。コンクールが中止になったら、誰よりも憤るのは彼らだろう。

  トップ・バッターのアメリカのトーマスはブラームスのヴァイオリン・コンチェルト
 を演奏した。この曲はオーケストラとソロのバランスを取るのが大変難しく、演奏者の
 体力勝負のような曲でもある。トーマスも所々オーケストラにうもれてしまったのが、
 いかにも惜しかった。

  20分の休憩を挟んで始まったソビエトのペドロフが選んだ曲は、チャイコフスキーの
 コンチェルトで、彼は会心の演奏を披露した。ことに3楽章のフィナーレのエネルギッ
 シュな演奏に、聴衆は沸き返った。
 「やはりチャイコフスキーの演奏は、ロシアの人にはかないませんわね」
 「いやあ、気迫に満ちた演奏だった」
 「さすがに優勝候補のひとりだけのことはありますな」
  客席のあちこちからペドロフの演奏への賛辞が聞こえていた。


  二人の演奏が終わり、観客もすっかり帰ったホールで、JJは2階正面の客席にぼん
 やりと座ったままのビッグ・ゴールウェイを見つけた。
  舞台を取り囲むようにアーチを描く大ホールの客席には、もう誰も残っていない。
  バーンスタインは定位置である1階の審査員席から、すでに他の審査員たちと控室に
 入ったのだろう。
  ビッグ・ゴールウェイは客席にひとりだった。部下も連れてはいなかった。
  まだ照明は落としていないのに、なぜだか薄暗いような感じがする。コンサート後の
 人気のないホールの客席は、つい三十分前には二千人以上もの観客のざわめきがあった
 だけに、いかにも寂しげに感じられるのだ。
  そのせいで、JJはゴールウェイに声をかけずにはいられなかった。
 「ミスター・ゴールウェイ」
 「JJくんか。ペドロフの演奏は素晴らしかったね」
  コンクールを成功させたい。その気持ちが、ゴールウェイに必要以上に事件について
 騒ぎ立てることをさせないようだ。でも、人ひとり死んだことに変わりはない。
 「ストラディヴァリは、どこへいったんでしょうね」
 「……ヒギンズが盗んだわけじゃなかったのだろうか。大体、彼は今日私と商談するは
 ずだったんだから、自殺のはずがない。でも過失で窓から落ちるなんて……。それは有
 り得ないだろう?」
 「何か見落としているんでしょうか」
  いったい何を。
  ストラディヴァリはどこへいったのだ。あの『アスタロト』は。
 「君も取り調べを受けたろう?」
 「私はバーンスタイン氏と一緒にカフェにいたことがはっきりしていますから、簡単な
 ものでしたよ」
 「そうか。不愉快な思いをさせたのではと心配していた」
 「ミスター・ゴールウェイは、事故の連絡をもらってからホールへいらしたんですね」
 「ああ。それまでは社の方にいた」
 「何か変ったことはありませんでしたか? ヒギンズ商会から連絡とか」
 「警察にも散々聞かれたが、特になかった。秘書の電話の記録を見ても、コンクールや、
 ヴァイオリン絡みの連絡はなかったよ」

  JJは頭の中で必死に情報を整理しようとして、しきりに右手であごをさすった。筋
 道を立てて結論を導こうとした言葉は、勝手に口をついて出た。
 「ヒギンズが自殺するはずはない」
 「その通りだ」
 「過失も考えられない」
 「ああ」
 「ならば、ヒギンズは殺されたということになりますね」
  ビッグ・ゴールウェイは返事をしてくれなかった。
  JJは自分の意見で、頭が痛くなりそうだった。
  いったい誰がヒギンズを殺したのか。
  まさか『アスタロトの呪い』によって死んだわけじゃあるまい。なにしろ、そのアス
 タロトが、どこにあるのかわからないのだから。
  コンクールは、まだ終わっていない。無事に終わらなければ、成功とは言えない。





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