2006-05-01 に納車された New Series AM Speed "Pylon"（以下 Pylon）ですが、同時発注のキャリアがようやく到着しました。
2006-08-02、寺田商会さんより待望の入荷の連絡がありました。
発注は 2005-12-10 ですので、実に 235日待っていた事になります。
あんまり作ってくれないので、サドルバッグを真剣に検討し始めた矢先でした。
ギリギリセーフと言った所でしょうか。
次の週末、キャリアを受け取るために空荷で寺田商会まで Pylon を回送し、キャリアを取り付けて帰宅すると言う APB の時にもやったパターンで受け取りました。
この時ばかりは、キャリアは運ぶ物なのか、運ばれる物なのか、よく分からなくなります。
到着後、すぐに自転車を店に入れて取り付け作業を始めます。
奥から出してくれたソレは、太めのパイプと複雑な構造で一見すると重そう。
けど、手に持つと非常に軽いのに驚きます。
たまたま居合わせたお客さんにも持ってもらいましたが、やはり驚いています。
APB のリヤキャリア（鉄）なんて嫌になるくらい重いのですが、ラージキャリアでもそれ程重量増を感じないのはさすが。
仕上げもなかなか良好です。
ただし、「キャリアの値段じゃないよね〜」1と言うのが共通認識。
ワシもそう思う。(^^;
例によってグリスを塗り、丁寧に取り付けてもらいます。
上部はシートチューブの後ろに、下部ステー先端はシートチューブとダウンチューブの集合する所に、各々キャリアダボがあります。
下部のダボはパイプが入り組んだ場所ですが、レンチが通るように FDワイヤのバナナが迂回しており、なかなか凝った作りになっています。
デイキャリアには、リフレクターを取り付けます。
ジャンク箱みたいのから、いろんな種類のリフレクターが次々に出てきます。
カスタムした時に余ったパーツでしょうか、昔 APB に標準で付いていた物を選択、取り付けてもらいました。
デイキャリアの第一印象は、「（APB用の）KOOWHOデイキャリアにそっくり！」。
実際は逆なんですけどね。
物の本によると、KOOWHO製デイキャリアは「APB を AMっぽく見せるキャリア」との事でした。
けど、AM-18 のデイキャリアとは全然違う形なので、正直よく分かっていませんでした。
New Series 用に似せていると言う事だったんですね〜。
もちろんサイズからディティールから「同じ」ではないんですが、なぜか似た印象を持ちます。
不思議〜。
それにしても、ここまで印象が似ていると、KOOWHO さんのキャリアってホントによく出来てるんだなぁ、なんて今更ながら感心します。
３年も気付かずに居たとは、さすがです＞自分。
ラージキャリアは、デイキャリアとシートチューブ後ろにネジが切ってあるので、そこで止める形になります。
ラージキャリア単体では取り付けられません。
荷台がナナメになる独特の構造が面白いと言うか、予想だにしない構造と言うか。
知らないと戸惑うでしょうね。
さすがの寺田さんも扱った経験がない（少ない？）ようで、知識としては持っていても、実際に作業すると「あ〜、こう付くのかぁ」と言う感想になるみたいです。
AM製にもかかわらず、ピッタリ付いたのはチョット意外でした（歪んでいて、修正が必要だと思っていた）。
ラージキャリアは、実は「是が非でも必要」と言う訳ではありません。
APB のキャリアを買った時と同様、絶版になると困るから入手できる内に確保しておこうと言う感じです。
実際の所、夏休み前に入荷したので帰省の荷物を運んでみましたが、それ以外で使う見込みはありません。
さすがに、ちょっと勿体ない感じがします。
デイキャリアを付けた姿も、悪くありません。
本来 Pylon の持つ戦闘的なイメージは影を潜め、すっかり大人しくなりました。
元々ポタリング用途、スポーツ指向はむしろ避けている位なので、丁度いい具合です。
寺田さんも「すっかり Hira さんの自転車って感じになったね〜」と笑ってました。
バッグは、とりあえず APB で使っていた KOOWHOデイバッグをそのまま使います。
日本人サイズ・APBサイズに最適化されているので、AM に使うには少々小振りです。
もう少し大きくてもいいかな（本国サイズくらい）とも思いますが、暫くはコレで行く事にしましょう。
これまではキャリアが無かったので、メッセンジャーバッグを担いで走っていました。
それなりに重いし、何より暑く、ベルトに染み込んだ汗が塩を吹いている始末。
荷物は自転車に預けるべしと言う信念の下、キャリアを心待ちにしていました。
これでようやく、バッグを担がなくて済みます。