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松井松次資料館

2000年8月某日
「井戸を掘った人」のひとりである松井松次氏を紹介するページです。
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 松井松次氏(1908-1981)は戦前、上海日本近代科学図書館に勤務、後に上海青年団(日本居留民団)事務局長、終戦間際には産業報国会青年部副部長を務めました。

 戦後は新生協議会や改進党の結成に参画、その後は伊藤武雄氏と共に日中友好協会の活動に参加、同協会本部事務局総務部長として、日本人「戦犯」帰国問題を協議した民間交渉(天津会議)に随員資格で参加しました。

 その後、農業問題を中心にアジア各国と日本の交流を深めるべく「アジア農業懇話会」を設立、機関紙『アジア農業』の刊行に携わり、1963年と1967年の2度にわたり農業訪中団団員(世話人、秘書長)として中国を訪れました。

 大澤武司の研究は、日本人戦犯帰国問題を協議した日中民間交渉「天津会議」(1956年6月)に関する交渉記録を松井氏の遺品から発見したことによって始まりました。



周恩来総理と会見する三団体代表(1956年6月27日)



松井氏自筆の「天津会談」交渉記録



三団体連絡事務局から発行された代表団員証明書



旅券の代わりに発給された乗組員証明書



郭沫若氏と松井松次


福岡大学人文学部東アジア地域言語学科大澤武司研究室
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