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WELLCOME!

★CD自主制作方法



2012年にCD自主制作をして、沢山のことがわかりました。
これからCDを作ろうとしている天使達のために、自分も忘れないために、
やったことを、なるべく細かく記録しておきたいと思います。
参考になれば幸いです。


自主CD制作のためにやったこと:概要
資金の確保、ざっくり50万円使う覚悟を決めました。
最終的には、この範囲内に収まりました。
録音メンバー決定と交渉、収録曲決定、録音スタジオ手配、ジャケットデザイン、
演奏、バーコード取得、JASRAC手続き、流通の手続き(店頭、amazon,Net配信)、
フライヤーの作成、HP注文フォームの作成、レコ発ライブ。

目次
1.プラン
2.バーコードの取得
3.レコーディング
4.ミキシング&マスタリング
5.JASRACへの登録
6.ジャケット
7.プレス
8.流通
9.レコ発ライブ
10.プロモーション
11.その他
12.まとめ


1.プラン:
サイドメンとしてCD作成を手伝ったことはあるけど、
スタジオ入って、演奏すると、
やがてCDが出来てくる。1枚もらってありがとう。
知り合いに手売りしていただけるなら、買って売ってください。
という体験でした。
自分のCDを作るのはそういう訳には行かないの。
どうすれば出来るのかわからなかったけど、一度全部自分でやってみたかった。
天使達にいろんな話を聞いた。
皆、親切に話してくれたけど、立場が違うと参考になることならない事ありますね。
いろいろな人が段取りつけてくれたおかげで、
本人は、スタジオで演奏しただけ、
自分のCDでも、どうやって出来て来たのかわからない人もいれば、
ジャケットデザインや印刷会社への入稿まで自分でやってる人もいた。
録音のクオリティにしても、お店でのライブ取りから、
設備の行き届いたスタジオでの丁寧なレコーディングまでさまざまだった。
最高の条件で最高の演奏を最高の設備でみたいなことを考え続けると、
いつまでたっても決断できないし話しが前へ進まない気がした。
とにかく1枚出すことに重きを置くことにした。
アルバムの内容は前からも漠然といろんなことを考えていたので、
自然にまとまっていった。
オレってなんなんだろうって考える良い機会だった。
オリジナルは多作ではない俺だが、
この際まとめてこのCDに入れてケリつけることにした。
そのほかに好きなスタンダードもいれることにした。
結局オリジナル7曲全14曲になった。
メンバーは、普段のライブ活動から自然に決まった。
ジャケットデザインには,いままでの演奏活動で撮った写真が沢山あり、
その中でこのトリオの写真として使えそうな面白い写真を選んだ。
素材には事欠かなかった。
使わせていただく写真を誰が撮ってくださったのか調べて、許可を取った。
皆快諾してくれた。むしろ喜んでくれた。
撮った時は誰もCDジャケになると思ってないしね。

2.バーコードの取得:
どんな商品でも市場に流通させるにはバーコードが必要。
バーコードを取得する。
http://www.dsri.jp/にアクセス。
テキスト1200円を購入。
巻末についている用紙を記入。
もともと企業が申し込むように出来ている。
取扱商品の分野とか、商品種類の数とか。
団体名(会社名)みたいな項目があった。
ここは「AngelMusicFactory」とした。僕の役職は「代表」とした。
郵便局から10500円を振り込んで、振込み証明を用紙に貼る。
赤坂の「東京商工会会議所」に申込用紙を持って行った。
5月1日に行ったら、ななんと休み。アッタマにきた。翌日は午後予定があったが、
しかたがないので朝早起きして、用事の前に行った。
担当者が現れて「チェックをします。」といって書類を持って行き、
すぐに戻ってきて、あっさりオーケーですということだった。
1週間後くらいに番号がファックスされる。その後正式書類が届く。
この番号に商品をあらわす追番号001から999をつければいいの。
最終桁はチェック番号だけど上記のサイトに、
番号を入力するとチェック番号を計算してくれるソフトがある。
http://rs-lab.net/jancode/
これは印刷用のバーコードの絵を作ってくれるサイト。
ここで絵作ってジャケットに貼り付ければいいわけ。

3.レコーディング:
場所は、リブロという以前に「思い出の唄」とかで使っていたスタジオでやることにした。
ここではトリオ+歌で録音したこともあり、そのときのドラムが中屋さんだったので、
慣れているということもあった。
どちらかというと、クラッシック向きのスタジオのようだった。
楽器ごとにブースに隔離されているわけではなく、1室での同時録音。
ジャズのピアノトリオのレコーディングは初めてみたいだった。
今までのレコーディングでどの程度のことができるかもだいたい把握していたし、
担当者と話したところ、CD作成プレスも請け負えるということだった。
勝手が解って、慣れている所が良いと思って決めた。

5月26日一回目のレコーディング13時17時:
1.Bluse for the Bird/Kaoru Nakajima:
2.Angel waltz/Kaoru Nakajima:
3.Relaxin'/Kaoru Nakajima:
4.Little peace in Dreams/Kaoru Nakajima
5.Monks monky/Kaoru Nakajima
6.There will Never be another you/Harry Warren
7.Blame It On My Youth(Ballad)/Oscar Levant
を録音した。全部ワンテイク

準備も含めてなので13時からマイクやドラムのセッティングやって、
演奏は2時ごろのスタート。
ほとんどヘッドアレンジを確認するだけで、一発取りだった。
音はかぶるので、修正は効かない。
ラフでも生なましい演奏が取れればいいので、
普段どおりのびのび演奏してくださいと強調した。
多少差し替えたところもある。
以前からこのスタジオでどの程度のことが出来るかは把握していたので、
作業はスムーズだった。7曲録音できた。
編集もあるのでテストCDは後日郵送してもらうことにした。
生データもWAVでDVDでもらうことにした。
ジャケットデザインの素材データを担当者に渡した。
1000枚で見積もってもらうことにした。

スタジオ代は3時間パック36000+追加1時間12000で48000
この日に次回の7月7日を決めた。

7月7日二回目のレコーディング13時17時:
1. Little kids/Kaoru Nakajima
2. Brazilian Like/ Michel Petrucciani
3. And So I Love You/ Barry Harris
4. Yellow bluse/Kaoru Nakajima 
5. Bluse for the Bird/Kaoru Nakajima:
6. Blame It On My Youth(Ballad)/Oscar Levant
7. Body & Soul/Johnny Green(Piano solo)
8. Monks monky/Kaoru Nakajima

を録音した。2テイクずつが多かった。2テイク目採用が多かった。
エンジニアの都合で、CDは7月22日までに送ることになった。
ミックス、マスタリングは8月11日とした。メンバー参加は自由とした。

最終選曲:
1.Blues for the Bird/Kaoru Nakajima
2.Angel waltz/Kaoru Nakajima
3.Relaxin'/Kaoru Nakajima
4.Little peace in Dreams/Kaoru Nakajima
5.Monk's monky/Kaoru Nakajimak
6.Little kids/Kaoru Nakajima
7.Monalisa/Rey Evans
8.There will never be another you/Harry Warren 
9.Blame it on my youth/Oscar Levant    
10.And so I love you/ Barry Harris
11.Brazilian like/ Michel Petrucciani
12.That's all/Haymes-Brandt
13.Yellow blues/Kaoru Nakajima
14.Body and soul/Johnny Green

4.ミキシング&マスタリング:
8月11日土曜日1時から同一のスタジオで行った。
メンバーの参加はボランティアで任意としたけど、2人とも来てくれた。
前もって曲順と、どのテイクかを連絡し最終選曲のCDを送ってもらっていたので、
ミキシング、マスタリングはサクサク進むのではと思ってたが、
始めてみたら、皆こだわりハンパネー。
真剣に取り組んでくれて、頼りになった。
最初の録音は全体リバーブが効き過ぎてて大ホールって感じ。
メンバーの提案で、
思い切って落としたらよい感じになった。
言われて気がつくちゅんさんでした。
ベースは、生音でマイクはブリッジとfホール狙って、2本で録ったんだけど、
本間さんがそこらへんのバランスとか指示したら、音の輪郭がみるみるしっかりした。
ドラムも。中屋さんがエンジニアにどんどんいろいろ指示してくれて、
とてもよいバランスになった。
あと、バラードのハイハットの音が一瞬なーんか変と気がつく中屋さん。
言われて見れば「チャ」がわずかーに「チャチャッ」ってなってる。
原因追求。エフェクト消してもなにしても消えないの。
トラック別に再生してみると「チャチャッ」にはならない。
ドラムトラックがわずかーにずれていたことが判明!
直したらスゲーすっきりした。
オレだけだったら到底気がつきません。
それ以外にも、皆すごく熱心に音作りしてくれた。
むしろ僕が一番無頓着だったかも。
スタジオ2時間取っていたが大幅に伸びて3.5時間でした(32000)

その後、マスターCDが送られてきて、メンバーの確認を待った。
本間さんから「12.That's all」のベースの音圧がどうしても気に入らないということで、
言われて見れば確かに。で、修正依頼。
曲間の長さ程度の軽微な修正にはメール等で連絡いただければ対応できると聞いていたので、
一応ベースの音圧修正をメールで依頼したけど、軽微ではないので対応できないとの返事。
再度スタジオを取った。
この時の段取りスケジューリングはもー大変だった。
俺はメール派なんだけど、切羽詰ると電話で交渉するんだなと実感。
急遽8月20日の夜に本間さんと2人でスタジオへ、修正はすぐ終わった。
30分(6000)
ついでにジャケットデザインの打ち合わせなど、物を見ながら出来たのでよかった。

8月20日のマスターCDについては、メンバーからOKをもらった。

5.JASRACへの登録:
選曲、曲順も決まったので、登録申請ができます。
http://www.jasrac.or.jp/      ジャズラック
Webサイトから申込書をダウンロードして、必要事項を書き込みFAXした。
FAXする前に事務局に電話して不明点を確認したりした。
FAX後、その日のうちに電話があり概要を教えてくれた。
5分を超えると2曲分ということで、支払い概算64000くらいとのこと。
(計算の仕方は、サイトにあります。合計金額は担当者が教えてくれます。)
コードは二三日で書類一式送られる。支払いは2ヶ月後くらいとのこと。

一応ネット検索して、
パブリックドメイン(著作権フリー)のチェックをした:
全員死後50年たっていませんでした残念。
7.Monalisa/Rey Evans (1915-die2.15.2007:92)
8.There will never be another you/Harry Warren(die11.22.1981) 
9.Blame it on my youth/Oscar Levant(die1972)    
10.And so I love you/ Barry Harris(Alive)
11.Brazilian like/ Michel Petrucciani(1962年12月28日 - 1999年1月6日)
12.That's all/Haymes-Brandt(die1.27.1989)
14.Body and soul/Johnny Green(1908-die 15.may.1989)

6.ジャケット:
ジャケットはレコーディングしているときから、
スタジオに行ったときに完成したところまでの印刷物を見せてもらったりしながら進んだ。
概略の構想と素材を渡して、その後出来上がった印刷を見ながら、
やり取りし、だんだん出来上がっていった。
レコーディングが終わった頃からは、JANコードとJASRACのコード、
など書き込む内容などを連絡して入れてもらったり、誤字脱字を修正したりした。
最初はJPGファイルでメールで送ってもらって中身確認しながら進めた。
最終的にはaiのデータを宅ファイル便でもらった。
いろいろなCDのジャケットを見て、何がかいてあるのか参考にした。
様々なので、最低限必要なこと以外は好きにすればいいのかなって感じた。
途中CDケースを分解して、印刷物入れて組み立てたりして確認したので、
CDケースについて詳しくなった。
1−4ページ、2−3ページ、バックインレイ外側、バックインレイ内側、盤面、
の5つのデータがある。
組み立てたときバックインレイ内側の白が表から見て目立ったので、
黒にしてもらったりした。

全体的には、やり取りはメールで行い、最後の修正をして確定したのは8月30日だった。
最後の修正点の一つは「5.Monks monky を 5.Monk's monky にしてください。」

7.プレス:
デザインは8月30日にメールでOKを出した。
マスターは8月20日のものでOKとした。
8月31日にスタジオからメールが来た。
「デザインのほう確定ということで承知いたしました。
音源、デザインとも確定しましたので早ければ本日中にプレス工場へ発注いたします。
納品については9月21日(金)ごろの予定です。
お支払いに関しては、到着後すぐにお支払いをお願いします(到着前にお手配いただいても構いません。
商品に請求書を同封してお送りします。
WAVデータやジャケットの2−3ページデータなどは9月上旬に郵送させていただきます。
それでは、何卒よろしくお願い申し上げます。」
1000枚でジャケットデザイン込み18万円です。

その後、9月の終わりごろに、
段ボールの梱包箱10箱が、送られて来た。

8.流通:

販売委託:
ネットで「自主制作CD 流通」などど検索するといろいろ出てくる。
ディスクユニオンへの販売委託することにした。
http://diskunion.net/st/itaku.html
へ問い合わせのメールを出した。その日の夜8時ごろ丁寧な返事が来た。
とりあえずCD−Rでいいので音源を送るようにとのこと、翌日発送した。
なんか、このCDのために周りが動き出す感じ、ワクワクした。

その後、契約の種類や内容についてのメールが届き。
どんな内容にしたいかのオプションを決めた。
委託にするか買取にするかとか、発売日を何時にするかとか。
ちょっと質問があり2,3やり取りした後、
最終決定事項を連絡した。
発売日は10月24日(水)とした。

その後、
決定事項にしたがって制作された合意書が届き、
こちらの内容を書き込んで捺印。郵送した。

その後、
今後のスケジュールやCDの内容確認、資料の請求などがあり、
それぞれについて対応した。
CDのジャケットの写真をくれとか、
内容説明やプロフィールなどがあれば送れとか、
数量の決定日時、こちらの納品日時が示され、
対応可能かの確認。
そのような感じのことだ。

その後、各店舗や流通先に流すA4 1枚くらいの書類が送られてきた。
要求枚数みたいな欄があるので、各店舗はここに枚数書き込んで、
注文するのかな。
この書類に、宣伝文句が書いてあったんだけど、ベタボメだった。
売ろうとしてるわけだから当然といえば当然なのだが、
ちゃんとサンプル音源聴いて書いてくれている様子が嬉しかった。

CD紹介文:
ちゅんさんの愛称でおなじみの首都圏ライブハウスで活躍する人気ジャズピアニスト中島薫が、近年もっとも頻繁に演奏している気心知れたミュージシャンと、いつものライブでの雰囲気をそのままに演奏、録音した初リーダーアルバム。
弾けんばかりのオリジナル曲で始まり、M2のワルツも柔らかで優しいメロディを聴かせてくれる。冒頭からM6まで自身の楽曲で、ピアニストとしてだけでなく、作曲の面でも様々な雰囲気を作りだしている。またM7からのお馴染みのスタンダードもまさに"気心知れたミュージシャン"との共演だけあり、非常に完成度が高く、聴く人をこのアルバムへ引き込んでいく。ラストの"Body and Soul"はピアノソロであり、こちらも必聴!! 聴き応え満点、おすすめの1枚です。


JAZZ誌などのメディアで取り上げてくれるのかどうか聴いたら、
資料は送付できるが、採用するしないは、雑誌社側が決めることだ、
と説明された。ごもっとも。

その後、
10月10日に初回ロットの発注が来たので、指示通り送った。
10月15日までに送らなくてはならい。
プレス業者から送られて来た段ポールをカッターで半分に切って、
梱包箱を作って送った。
その後、
10月17日に同一枚数で追加オーダーが来た。
発売前なのに、、、予約が沢山来ているのかも。ウキウキ。
ふたたび梱包作業して、翌日送った。

アマゾンへの出品:
e託販売というのがあるけど、ディスクユニオンにまとめてやってもらう契約にした。
http://advantage.amazon.co.jp/gp/vendor/public/join

ホームページのメーラー設定:
ホームページから販売できるようにフォームメーラーを作る:
http://www.form-mailer.jp/
ここのフォームメーラでHP内での販売フォーム
[CD]を作成した。
メーラーサイトから、書き込み内容をcsv形式でダウンロード出来て便利。
freeです。
超ご無沙汰な遠くの友人とか、同級生とかから、
暖かいコメントとともにCDの注文が入って来る。
もー、幸せでした。

ネットによる音源配信:
http://monstar.fm/ モンスターFM:天使が教えてくれた。
手軽に1曲ずつ、安くダウンロードできてしまうネット配信は、
しばらくしてからにしようと思っていた。

が、2013年4月に登録した。
総ての手続きはインターネットから行われる。
登録作業は場面場面でいろいろ大変だった。
まずIDとパスを取得する。
その後は、
ココから入って、 メニューにしたがって必要な作業ができるようになる。
登録作業は場面場面で、解りにくい事や、事前準備が必要な事もあり、
いろいろ大変だった。
まあ、締め切りはないのでコツコツやりました。
たとえば、登録時は本人確認のための書類をPDF送ったりする。
登録したい楽曲のMP3データを作ったりした。
曲名や価格など多数ある入力項目、決定項目を根気良く入力したりした。
アルバムを登録し終わって完了かと思っていたら、
iTuneに配信するには、サービスメニュの「海外iTunesなどで楽曲を販売する」
をやらなければならなかった。
疑問点は「お問い合わせフォームへ」からが原則でメールに直接返事はできない。
でも、いろいろ質問しながら、
決められたとおり言われた通り作業すれば出来上がる感じだった。
iTuneなどのネット上に登場するのは6〜8週先とのこと、
2013年7月ごろかな。
と、思っていたら、5月にはiTuneストアーで確認できた。
価格設定は当初連絡したのとは違っていたけど、
価格はそれぞれのサイトで決められる、との説明だった。
それでもいいよ。


フライヤー:
当初CDジャケットと一緒にスタジオのスタッフが請け負ってくれて、
ある程度作ってくれたが、
そこまでのデータをもらって結局後はこっちでやるってことになった。
結局、いままでのライブのフライヤ同様、自分で作って自分でプリントした。
あんまり、本物っぽくない、いつものやつ(笑)
天使達が教えてくれたご推薦のフライヤー屋さんも、結局は使わなかった。

9.レコ発ライブ:
下記、当日の日記です。
2012年11月22日(木)サニーサイド(高田馬場)

10.プロモーション:
ちゅんの知り得るチャンネル総動員です(笑)
このHomePageやfacebookとかで制作の時から話題にしたりした。
親しい天使には真っ先に知らせた。
「早く聴きたい」と、喜んでくれた。
「ねえねえ、見たい?見たい?」と居酒屋でジャケットの写真見せた時、
「メチャいい感じ!」とか言ってくれたり、
「税込み2000円は安過ぎない?」って言ってくれたり、
もー、客観的意見のマーケットリサーチです(笑)。
こういう天使がいてくれる事、改めて有り難いなと思った。
少なくとも数枚は売れるアテが有るって事?(笑)
とても嬉しくて、心強かった。
幸い、普段からライブを数多くやっていて多くの天使達に会う機会がある。
発売日が決まった9月あたりからは、
いつもライブスケジュールを載せているハガキ大のDMの裏に、
CD発売のお知らせを印刷して、ライブの時渡したりした。
ライブやる時に情報を流すネットワーク総てに情報を流した。
またライブと違って場所に縛られないから、
地方の天使達にも、知らせたりした。


【雑誌など】
発売後、ジャズ関係のメディア各誌から問い合わせいただきました。
そういうものなんですね。ビックリするやらウレシイやらでした。
掲載内容も、鋭い感性でCDを良く聴いてくれている感じ。
僕よりも僕のことを知っている感じ。
なんとなく考えていたこのCDのコンセプトや意味を、
僕の代わりに代弁して、僕に教えてくれている感じ(笑)で、
世間的、客観的に俺って何なのかを知る機会になりました。
評論家さんってホントに凄いんだなって思いました。

[JazzLife]
経緯:
経緯は2012年11月15日(木)の日記より。
掲載内容:2012,12月号(月刊誌)
首都圏のライブハウスを中心に精力的に活動するピアニスト、中島薫の初リーダー作。前半に並ぶオリジナル曲はどれも彼のジャズ観に大きな影響を与えたジャズの巨人たちへのオマージュになっていて、中島薫というミュージシャンを構成しているジャズの要素が端的に表現されているところが興味深い。後半はスタンダードを並べ、こちらは逆に中島がどれだけの独自性をもっているかを披露する場を意識しながら、セッション・ピアニストとして培ってきた楽器配置に関するバランス感覚やメロディへのアプローチなどといった、派手ではないが芯のある表現力を発揮して、聴き応えのある仕上がりにしている。 (富澤えいち)


[ジャズ批評](雑誌)
経緯:
ライブハウスでお会いする天使が、ライターであることを知りビックリ!
プロモーションお願いしました。なにかあったら連絡ください。って言っておいた。
ある日、HPの[Contact]を通じて連絡が入った。CDレヴューを載せてくれるという。
指示に従って、CDを送った。
掲載内容:2013,1月号 P238
都内で活躍中のピアニスト、ニックネーム’ちゅん’こと中島薫(なかじま・かおる)の1stCDである。全14曲中、半分の7曲がオリジナルという意欲作だ。どのオリジナルも完成度が高く、ジャズスタンダードだと紹介しても誰も疑わないだろう、たとえば@はパーカーの曲、A「Angel Waltz」C「Little Peace In Dreams」だったら、これはペトルチアーニのあのアルバムの何曲目・・・という風だ。高い作曲能力はもちろんだが、いかにジャズを敬愛し、研究、研鑽しているかがよく伝わってくる。たとえばB「Relaxin'」、E「Little Kids」だ、こういう曲はなかなか書けるものじゃない。白眉はやはりC「Little Peace In Dreams」だ。作曲の裏話を聞くと、ある日の夢でペトルチアーニの演奏を聞いた際に演奏されていたのだという。ポール・マッカートニーは、夢で「Yesterday」のメロディーを聴いて、起きてからこの曲を知らないか?と聞きまわったそうだが、中島はどうしたのだろう。後半スタンダードの演奏もすばらしく、本間範男(b)中屋啓之(ds)のサポートも光っている。(高井 健)

[JazzJAPAN](月刊誌)
経緯:
担当者がHPの[Contact]を通じて一報をくれた。
このコンテンツ作っといてよかった。
CDレヴューを載せてくれるということで、指示に従って、サンプルCDRを送った。
掲載内容:No.29 2013,1月号 P038
8年前に歌手の伴奏者を務めたライブで中島を観ていたのだが、この初リーダー作には驚かされた。前半6曲を自作で固め、後半をスタンダード集とした構成は定石外。だかこれが奏功した。バド・パウエルを想起させる楽想の@で好感度を上げると、愛らしいA、文字通りの寛いだB、叙情的なCと、どれもが聴かせるのだ。敬愛するキース・ジャレットへのオマージュとも取れるHも美しい。独学のジャズ・ピアニストによる秀作。(杉田宏樹)

[JazzWorld] 2012,12月発行(新聞)
経緯:
天使がメールで、[JazzWorld] にCDレヴューが載ってるよって、写メ入りで教えてくれた。わぉ!
掲載内容:2012,12月発行
都内で活躍中のピアニスト、ニックネーム’ちゅん’こと中島薫(なかじま・かおる)の1stCDである。全14曲中、半分の7曲がオリジナルで、どのオリジナルも完成度が高い。ジャズ・スタンダードだと紹介しても誰も疑わない出来映えだ。高い作曲能力はもちろんだが、いかにジャズを敬愛し、研究、研鑽しているかがよく伝わってくる。たとえば3.Relaxin'や、6.Little Kidsは、たとえば、バリー・ハリスやトミフラの隠れた名曲だよ、と紹介されても多分疑わないだろう。4.「Little Peace In Dreams」は、なんと夢でペトルチアーニが演奏していた曲、なのだそうだ。7Mona Lisaなどは、キース・ジャレット調だったり、正調バリー・ハリスの10.And So I Love Youなど、なにより本人たちが楽しんでいるのがイイ。本間範男(b)中屋啓之(ds)のサポートも光っている。
(Angel Music Factoryより発売中)(高井 健)

11.その他:
CDを出すのって面白いです。
ライブはその場所にいないと聴けませんが、CDは買っていただければ、
その人のおうちで僕の音楽を聴いていただける。
当たり前のことがあらためて便利だと思いました。
九州や大阪や広島やら地方の友人が購入して聴いてくれて連絡くれたり。
とても嬉しかった。
ライブでは、演奏に接してくれた方の顔が見えるけど、
CDになってしまうとそれは無理になってくるね。
買ってくれた天使達のこと、なるべく沢山知りたいけどね。
そういうんじゃない世界になっちゃうわけだよね。
考えてみるとそれが、普通なんだよね。

ライブは「行かれない」って断るけどCDは行ける行けないじゃないのね。
でライブは「今度行くね」って、何度も来てくれるの有るけど、
CDは何度も買ってくれるってのは無いのね。
毎月第二水曜日にCD買って、じゃないのね(笑)。

制作に関しては、
たいがいのことは、ネットで検索して道が開けました。
便利な時代です。
友人ミュージシャンもいろいろ親切に教えてくれました。
話を聞いたり、頭で考えていてもわかりませんが、
行動を起こすと、動き出すんだなって実感です。
「ファーストリーダー」なんだ!と驚く天使もいて、
皆、てぐすね引いて待っていてくれたような感じ。
いろいろな局面で総てが無理無く動いていったのは、
あらゆる意味で、機が熟していたというか、
総てがそういう時期だったのかなとも感じます。
場面場面で沢山の人たちのお世話になりました。
ありがとうございます。
沢山の面白い体験が出来ました。

12.まとめ:
CDを通して僕の周りで起こる新しい出来事が、
どれも今までに無いとっても刺激的で楽しい事でした。
ライブなんかでなんとなくCDの話をすると、
お店はフライヤー張ってくれたり、CD預かってくれたり。
二つ返事で「買うね」って言ってくれる天使達は勿論のこと、
このCDのためにいろいろ動いて暖かく応援してくださる
思わぬ天使達に遭遇できて、なんだか楽しさ倍増です。
ありがとうございます。
がんばるぞー。

(完)