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Athlon・GeForce購入記

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どうにも我慢できなくって、ついにAthlonを購入してしまいました。冷静に考えれば別段必要無いと言ってしまえるかもしれません。でも、こういうのって勢いですよね。(^^;;

購入物一覧。

部品名 変更前 購入品 金額

CPU

AMD K6−2−450MHz AMD Athlon 700MHz

25,000円

マザーボード

EpoX MVP3G Freeway FWD−K7KX

25,000円

メモリ

PC100対応 SDRAM 128M(CL3)
PC100対応 SDRAM 128M(CL2)
PC133対応 SDRAM 128M(CL2)*2

24,000円

グラフィック Matrox G200 カノープス 7400 DDR 40,000円

HDD

IBM DTPA−35150 Maxtor Plus40 20G

16,000円

その他

ATA66ケーブル

20,000円

合計 (消費税なしのざっくり計算)

150,000円

部品購入(伏線)。

前々からCPUとメモリは決めていたのですが、マザーボード(以下マザーと略)がなかなか決まりません。
現在の構成上、必要なのは

があれば、ほぼ問題ないのです。しかしこの構成なら、大抵のマザーはOKで、あとは電圧とか
クロックとかが微妙に違うくらい(だと思っていたけど、これが失敗の元)です。
いつもなら、買うものをあらかじめ決めてから買いに行くのですが、今回はぶっつけ本番で行く事にしました。
取りあえず、店員さんに相談し、多少面白いということでMVP3のチップセットがのったEPoXに
決め、CPUとメモリを買いました。当然ながら、この時の心境は、『買うものは買ったので心はウキウキ、
早く改牛(注1)したくてたまりません。』なんですね。(^^;

さあ組み立て。

いよいよ組み立てに入ります。後ろの線を全部とり、カバーをはずします。
次に、中に入っているボード類を取り外します。
そして、HDDケースを取り、マザーを取り外しました。
この時は、

大丈夫かなぁ。無事動くかなぁ、楽しみだなぁ

という期待の気持ちと

元どおりに組み立てられるかなぁ

という不安な気持ちでいっぱいでした。(自分のマシンで本格的に改牛するのは初めて(^^;)

さて、いよいよ交換作業に入ります。買ってきたマザーにCPUをのせます。メモリも刺しました。
あれ?なんか忘れてるなぁと感じたのはこの時です。そう、CPUの上には何ものっかってません。
つまり、CPUを冷やすものが何もないのです。まあいいや、前のCPUについていたヒートシンクを
付けちゃえっと軽い気持ちで付け替え、マザーをケースに・・・。

トラブル発生。

あれ?CPUの位置が前の位置と違う!!。
これでは風が当たらないつまりCPUが冷えない!!

そうです。何気に買ったマザーのCPUの位置が、前のCPUの位置よりCPU1.5個分
右に寄っている(つまりマザーの真ん中辺にCPUがある)んです。
このままでは、熱暴走するのが目に見えてます。(しばし長考)
風さえ当たれば良いんだ。と言う事は、風のルートを変更するか、素直にCPUファンを買えばよい。
しかし、時間は午前2時。こんな時間にお店が開いている訳がない。と言う事で、おもむろに
近くにあったダンボールにハサミを入れ、応急手当て(ガムテープで固定し風向きを変更)を入れてみました。
マザーボードをネジ止めし、グラフィックカードを刺し、電源を入れて、マザーとCPU、メモリの
動作確認をします。OK!!。さあ、組み立て開始。ばらした順番と逆の順序でどんどん組み立てて
完成です。

第2のトラブル発生。

人生、うまくは行かないとよく聞きますが、こういう時もそうなんですね。(^^;
組み立て終わったマシンにふたたび火を入れ(注2)ます。・・・・・・・あれ?
今度はHDDを認識しません。BIOSを色々いじってみましたが、駄目でした。

うーん。IDEが駄目なのかなぁ。もしかして不良品?・・・いやいや、まてまて。
もう一度考えてみよう。

取り付けた部品をもう一度外し、HDDとCD−ROMだけにしてたち上げてみます。
・・・・・駄目か。おや?なんでCD−ROMの電源が入らないんだ?ひょっとして・・・
CD−ROMのケーブルは外し、ふたたび電源ON。
お!!認識した!! ならば、CD−ROMのIDEケーブルを変更して・・・OK!!
良く見ると、今まで使用していたCD−ROMのケーブルのちょうどヒートシンクに当たる位置が
焦げてる
ではありませんか。どうやら、ヒートシンクの熱でケーブルがおかしくなったみたいで
それがHDDを認識させない原因だったようです。ふたたび組み立てて、今度はケーブルが
ヒートシンクに触らないよう気を付けながら、電源ON。・・・・OK!!
と言う事で、とりあえず起動するようになりました。

じつは『おおぼけ』。

先ほどのトラブルでBIOSを眺めている時に発見したのですが、このマザーにはCPUの
温度が表示する機能
がついてました。(知らないで買ってるんだから(^^;)
で、先ほど行った応急手当ての効果を知りたくて、5分間、BIOSの画面を見てると・・・
上がる上がる。5分間であっという間に55℃。こりゃ、駄目だと言う事で、カバーを外し
室内エアコンを入れて、扇風機の風を直接当ててみました。すると、温度はずんずん下がり
28℃まで落ちました。さすが扇風機(^^; しかし、いつまでもこんな状態で動かすのも
不憫なんで、結局CPUファンを買ってきて付けてます。現在では37℃くらいです。

第3のトラブル発生。

どうにか起動する事に成功し、各機能の調査を開始しました。

HDD、CD−ROM・・・・・・・・OK
パソコン通信、インターネット・・・・OK
プリンタ&スキャナ・・・・・・・・・OK

よしよし。じゃぁ最後にデジカメの取り込み・・・・・あれ?

今度はCOM2が認識しない!!もしかして不良品?・・・いやいや、まてまて。
もう一度考えてみよう。

まずBIOS。COM1、COM2ともにAutoか。マニュアルによると・・・
なんかわかんないけどデフォルト(注3)がこれか。じゃぁよさそうだな。
次はNT。設定を変えたつもりはないんだけど、とりあえず各種ポートの状態は・・
悪くないなぁ。うーん。うーん。うーん。うーん。うーん。うーん。(長考)

じゃあ、とりあえず、BIOSでCOM1とCOM2を直接設定してみるか。
・・・・・・・・を!! OK!! ん? じゃぁ、デフォルトとAutoって違うの?
マニュアルは日本語で書け!!日本語で!!

・・・と感情をあらわに書いてみました。(^^; まあ、とにかく、直接設定する事で、
COM1、COM2共に使えるようになりました。

あと、余談ですが、EPoXのマザーボードの中にはバックパネル(注5)が入ってなかったので
後日、バックパネルだけを単品で購入しました。バックパネルは通常販売してないそうなので
バルク品扱いになるのだそうです。以前、組み立てのお手伝いした時、使用したASUSの
マザーの中には何枚も入っていたので、EPoXも入っているものだと思ってました。(^^;
ちぇ。バックパネルくらい、サービスで入れて欲しいなぁ。>EPoX

これにて、改牛は完了です。

使用感。

まず、前々から遅いと思っていたLifeStormというゲームが早くなりました。(^^;
次にエクスプローラも俊敏になりました。また、あちこちの処理が早くなりました。
まあ、その為の改牛だったのですが。(^^;

ただ、劇的に早くなったわけでもなく、もともとの Pentium 166 のCPUでは、
実作業適には特に問題があったわけでもなく、スピードに不満があるわけでもなかったので、
全体的に一回りパワーアップした感じですね。ただ、ベンチマークで比べてみると、
前のより、倍以上の速度なんで、むしろこっちの方が驚いています。

所々でうまく動作しなかったりすると、つい『不良品?』って考えてしまいましたが、
自分の不注意や、設定方法だったりで、『自分も まだまだ だな』って感じてしまいました。

しかし、物を買う時は、もうちょっと考えてから買わないと、今回みたいに秋葉原2往復や
トラブルの原因となってしまうので、今後は気を付けたいと思っています。

次回の改牛予定はグラフィックカード。G200をAGP×2のモードで動作させ、
秋にはケースとCD−ROMを購入して子牛(注4)を作ろうと思ってます。

これを読んで自作なさろうとする方の、今後の参考になったのならうれしいです。(^^)


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【注の説明】

注1)改牛(かいぎゅう)

改造した Gateway のマシンのこと。Gateway は牛模様をトレードマークとしていて、
Gateway マシンを持っている人達は 牛飼い(うしかい) と呼ばれてます。

注2)火を入れる

マシンの電源をONにすること。

注3)デフォルト

初期値。最初の時に設定されている値のこと。

注4)子牛(こうし)

Gateway マシンを改造して、余った部品でもう一台作成した時、そのもう一台は元々の子供なので
子牛と呼んでます。

注5)バックパネル

COM1,COM2やマウス等のコネクタのカバーをするパネル。ケース、マザーにより
その形状はまちまちです。