110. パーツ買い物一年記 (2001/9/18)


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この場所では、私がマシンを買ったのはベアボーンキットが最後だったかのようであるが、実はあれから私はいろいろなものを買っているのである。それらの紹介をする価値はあったと思うが、私自身がそれほど興味を失っていたこともあって、ここでは今にいたるまで書かなかった。そこで今回は、一年分の私のパソコン関係の買い物について、ざっと報告することにする。

■Athlon 800MHz

私のメインマシンは、2000年9月までは Dual Celeron マシンであった。Celeron 366MHz を二つ、それも 500MHz 以上にオーバークロックして使っていた。それを置き換えたのは、かなり値ごろ感が出てきていた Athlon 800MHz であった。

まだ一年たっていないのであるが、思い出すのも懐かしい話である。そのころ Athlon は Socket のものが最初の大幅な値下がりを記録した。それまで高速なグレードに分類されていた 800MHz の Athlon が、1GHz の登場により下から数えた方が早くなった。私が買ったのは bulk(箱なし)で一万八千円ちょっとだった。マザーボードは、Dual Celeron のものと同じ Abit の KT-7 を購入した。その理由は、当時本命視されていたマザーには ASUS A7V と Abit KT-7 があり、これら二つだけが確実に Socket Athlon のオーバークロックのためのスイッチがついていたのだが、ASUS の方が人気があるせいか若干高く、また余計なオンボード IDE コントローラがついているために面倒だからであった。KT-7 は確か一万五千円台後半で購入できた。

CPU クーラーには、Dual Celeron をオーバークロックするために使っていた Alpha のものを流用した。その他、基本的にすべてのパーツをそのまま使い、私のメインマシンはそのまま生まれ変わった。

なぜこのタイミングでマシンをアップグレードしたのかというと、当時の私は Age of Kings というゲームの AI 対戦用に自分の AI を作りこんでいて、可能な限りマシンが速い方が良かったからである。期待通り私のマシンは速くなったが、ビデオカードまでは交換しなかったので思ったほどは速くならなかった。

■ビデオカード

となると次の買い物はビデオカードに決まっている。それまでのビデオカードは、今は亡き 3dfx の Velocity という Voodoo のビジネスモデルであった。私のやっていたゲームは 3D ではなかったので、2D描画での性能には特に不満はなかった。ただ、Age of Kings というゲームの性格上、可能な限り 2D の描画を速くしなければ、これ以上速く AI をテストすることができない。

そこで、当時出てそのあまりのコストパフォーマンスが話題となった nVidia の GeForce2 MX を搭載した Leadtek の WinFast GeForce2 MX/DVI を 18,800円で購入した。実はいうと、この買い物は衝動買いである。本当は電源を探していたのだが、ちょうど欲しかった手ごろな値段の電源を見つけた秋葉原の俺コン(店の名前だがこのネーミングはかなりセンスが高い)で、たまたま置いてあったビデオカードに心引かれてついでに買った次第である。なぜ電源が欲しかったかというと、先の Athlon 化によりこれまでの 250W の電源では安定動作に不安があるのではないかと思ったからである。Delta の 330W だったかそこらが五千円台後半くらいだった覚えがある。

とにかく私がなぜ WinFast GeForce2 MX/DVI を買ったのかというと、そろそろデジタル接続の液晶が安く出回る頃だと踏んでいたからである。この予想はそのときは大いにはずしてしまうのだが、まあそのあとの話はもう少し待って欲しい。この買い物は一応当たりだった。TSUKUMO で二千円安い値段でイチオシの製品として売られているのを発見してしまったのにはややショックだったが、のちにこの製品はアナログ接続の品質がかなり高いという評判を得ていた。実際に私が Velocity と置き換えてみると、あまりの画質の違いに驚かされた。私は当時愚かしくも最下級のモニタを使っていたのだが、それでもビデオカードの時点でここまで画質が変わってくるものかと気づかされた。

■Athlon 1.2GHz

それからかなり間が空くのだが、そのあと私の物欲を満たしたのは、いつのまにかかなり安くなっていた Athlon 1.2GHz だった。私が数ヶ月前に Athlon 800MHz を買ったときには、確か 1.2GHz はまだ出てもいなかった気がする。また、1.2GHz が出た当初は確か五万円は確実にしていた。私の記憶に間違いがなければ、最高位の Athlon に一時期八万円を超える価格がついていたこともあった気がする。1.2GHz も最初は最高位の Athlon として華々しく登場したものである。それがなんと知らないうちに 13,800円になっていたのだから、もう私は何も考えずに、いやウソを言ってはいけない、本当に必要なのか店内でじっくり考えてから、この値段なら買いだろうと判断して買ってしまった。

ブルーに輝くギガの石は、ちょうど一年前に Socket Athlon が広まり始めた頃には憧れの色であった。

ところで私はいま、このマシンのうるささをうっとうしく感じている。というのは、Athlon 1.2GHz ともなると、まあ 800MHz でもそうなのだが、強力な冷却が必要になり、CPU ファンにもノイズの多いものを使わざるをえなくなる。ちょっとメールチェックをしてネットサーフィンしたいだけなのにこのうるさいマシンを立ち上げなければならないとなると、なぜ自分はこんなにめんどくさいことをしているのか考えてしまう。

▼壊れたVAIO

というのは、私の VAIO が壊れてしまったからである。私はこれまで Dual Celeron マシンから Athlon マシンまでをついついメインマシンと言ってしまったが、実は当初の Dual Celeron マシンはメインマシンではなかった。VAIO ノートが私のメインマシンだったのだ。Dual Celeron や Athlon マシンは単なるゲームマシンであった。VAIO は Windows 2000 のハイバネーションを利用していたので、起動にも三十秒掛からないし、電源を入れっぱなしにしてもそんなにうるさくはなかった。いつまでも MMX Pentium 233MHz のマシンをメインにしていることにやるせなさを当時は感じていたのだが、いまとなっては静かなマシンをメインマシンにしていた利口さを懐かしむ。

ところで、私はなにをもって VAIO を壊れたと断じたのか。実のところ、VAIO 自体はまだ動く。しかし、VAIO に入れていたハードディスクが立て続けに二つも壊れたので、次にいくらハードディスクを新しく買って入れてもまた壊れてしまいそうな気がしたからである。使用して三年以内のハードディスクが立て続けに二個も壊れる事態なのだから、VAIO 本体が壊れたと見なしても良いだろう。

理由はいくつか考えられる。最初に壊れたハードディスクは、内臓するときに外蓋を強く押した覚えもあり、普段使っているときでも時々カッコンカッコン音がしていた。そんなに強く押した覚えはないのだが、いま考えるとこれで壊れやすくなったと考えるのも自然のような気がしたから一応考慮に入れている。普通に考えれば腹立たしい話である。なにしろ買って二年もたっていないハードディスクが壊れたのである。一応メーカーと機種を言っておくと、東芝製の 10GB の 12.7mm のものである。壊れたのは私が丁寧に扱ってこなかったからかもしれないのであまり大きく取らないほうがいい。

二番目に壊れたハードディスクは、最初に壊れたものよりも前に買った IBM 製の 5.4GB 12.7mm のものである。このときは、VAIO に Linux だけを入れて開発用のサーバとして利用していた。のちに 24時間電源を入れっぱなしにすることも考えて、調子にのって BIOS をいじって排気ファンを silence に設定したのがまずかったのかもしれない。いくら同時に CPU を 25% に設定しても、CPU だけでなくその他のチップの熱で本体内がかなり熱を帯びた可能性も考えられる。まあ実のところ私は、そんな事態が起こったなんてことはまったく思っていないので、あくまで可能性の話ではあるのだが、一応ないこともない話である。

新しいハードディスクを買おうとも思った。なにせ、10GB が一万円以下で買えてしまうのである。が、いつまでも MMX Pentium 233MHz の A4 ノートに出費するのも馬鹿馬鹿しいし、ちょうど私が事前に決めていた償却期間である三年を過ぎたところでもあることだし、ここは引退してもらうことにした。…と書いてはいるが、何かの拍子に復活する可能性も考えられなくはない。

問題は、リムーバブルハードディスクケースにも当てはまる。最初に VAIO に入っていた 2GB のハードディスクは友人にあげてしまったので、もはや VAIO のみならずリムーバブルハードディスクケースに入れるハードディスクもないのである。これも購入当初は一万円以上したものであり、ハードディスクがなければ単なる箱なのだからもったいない。結局私は中途半端なこれら二つの製品に必要なハードディスクを買わないという選択をしてしまったので、なんとも後味の悪い引退になってしまった。それとも、もう一度選択をやりなおして、8,600円の 10GB ハードディスクを二台買った方が良いのだろうか。リムーバブルハードディスクケースはプラネックスのもので、ドライバのサポートも最低限整っていて Windows 2000 でも使えたので、何か使い道があればいつか 2.5inch ハードディスクの特売でもあったときに購入して復活させるのも悪くない。あるいは逆に、2.5inch ハードディスクを余らせている人にあげるまたはもらうかするのも良い。が、基本的に私の姿勢は、8,600円使うぐらいなら次に買うマシンのために金を取っておきたいのである。

▼メインマシン移行

というわけで、VAIO を放棄した結果、めでたく Athlon バリバリのマシンがメインマシンとなるわけである。すぐそこにかなり速いマシンがあるというのに、当時の私は相変わらず MMX Pentium 233MHz の遅いマシンでメールを読み書きしネットサーフィンしていたわけである。実のところそんなにマシンを使い倒してはいなかったので不便に思ったことはないのだが、ちょっとした操作もキビキビと動いてくれれば気持ちいい。

VAIO から Athlon マシンへの移行は、単にハードディスクの中身を LAN でコピーしただけである。メーラーには職場の先輩が使っていたのを見て電信八号を使っていたので、面倒なインストール作業などはなくそのままフォルダをコピーするだけで終わった。他のファイルは面倒なのでそのままにしておいて、必要なときに掘り出して読み込むことにした。

メインマシンが速くなって一番良かったのは、ホームページビルダーというホームページ作成ソフトの動作が非常に速くなってほとんど DOS 時代の Vz くらいの速度になった点である。ホームページなんてめったに更新しないので恩恵を受けるのはわずかな時間ではあるのだが、マシンが速くなって一番劇的な効果があったのはここである。時間でいえば、ネットサーフィンのときにウィンドウがサクサク動いてくれるところが地味ながら気持ちよくマシンを使える点で一番良かったのではないかと思う。これは CPU の速さというよりもビデオカードによるところが大きいのではないかと思う。

前も言ったが、メインマシンが変わって一番悪くなったのは、騒音の大きいマシンをメインにしてしまったことにより、電源を入れっぱなしにするのが嫌になった点である。起動時間は、Windows 98 ならば三十秒かからずにかなり早く立ち上がるので不満はなかったので、頻繁につけたりけしたりすればいいのだが、ちょっと思い立って何かするには不向きである。

まあ、移行当初には、なぜもっと早く VAIO を放棄しなかったのか少し悔やんだものである。VAIO を放棄といっても、当時はハードディスクがまだ生きていたので、PHP での開発を行うために Linux マシンにしただけである。

■大容量ハードディスク

▼メインマシンそれから

それから私は、速くなったメインマシンで快適なインターネットライフを送っていた。とはいっても私は平日はほとんどマシンを使わないので主に週末である。信じられないかもしれないが、私はプライベートなメールアカウントではメールを最悪一週間に一回しかチェックしない。面倒だからである。最低二日に一回はチェックしたほうがいいとは思うのだが、特に困るとかチャンスを逃すというようなことは考えられにくいのでそのままである。

あまりマシンに電源を入れなくても、週末はちょっと何かをやろうかやるまいかというときにマシンの電源を入れっぱなしにしたりする。そんなときに一番気になるのが、マシンの騒音である。私は前々からわかっていたのだが、このマシンの発する騒音の中でも一番目障りなのは多分ハードディスクの初代Barracuda ATA からのものだろう、と大体あたりをつけていた。このハードディスクは、Dual Celeron を当初組んだとき以来のものなので、かれこれ二年半も経っている。当時最速と言われたこのハードディスクだが、それは同時に最もうるさいことも意味していた。そこでこのハードディスクを追い出すことにした。

このハードディスクは既に OS を入れてはいない。ビデオキャプチャ用に使っていた。一応速いしまとまった容量があるので、一つで一つのパーティションを作ってキャプチャ用ドライブとして使っていた。そのうちキャプチャをあまりしないようになって、バックアップ用にファイルがたまっていっていた。できることなら新しいハードディスクを買い、キャプチャ用の領域を確保しつつバックアップ用の領域も用意してやろうということになった。

▼増設あれこれ

そこで新たに買ったのが、80GB の四代目Barracuda ATA である。これもまた買った当時は多分最速のものである。だが騒音は初代と比べるとかなり静かになったと評判があったので、私はまたしても Seagate の Barracuda ATA シリーズを選んでしまった。他のメーカーはちょうど新製品が出るまでに間があったし、大容量かつ高速なものでこれよりも適したものが見つからなかった。余談だが、Seagate は現在株式の上場を廃止しており、株主からのプレッシャーを感じることなく長期的な視野で製品を開発していけるようになっていたみたいなので、私の中で印象が良くなっていた。

ハードディスクを増設するにあたって目下の問題は、IDE のチャンネルが足りないことであった。初代Barracuda をはずすのはいいのだが、ビデオキャプチャ用にも使うので、システムの入っているチャンネルと共有するのはパフォーマンスの低下につながりそうである。というわけで、ハードディスクといっしょに Promise の Ultra100TX2 を買ってしまった。この選択は、特に何か考えたわけではなく、まあ Promise なら有名なので安心だろうと思って買ったのである。が、のちにこのアダプタでいくつか困ったことが起きてしまうのだった。それらは後述する。

さすがに 80GB となると大きい。最初私は何も考えずに 80GB を丸々一つのパーティションにしようと思っていた。まあそれはいいとして、OS は入れないので基本パーティションを作らずに拡張パーティション領域をまず 80GB 全部に割り当て、その中でまあ分けるとしたら二つか三つぐらいにしてもいいし、と考えていたのだが、最初に 80GB の拡張パーティション領域を割り当てるときにつまずいた。多分 Windows か DOS のバグだったと思うのだが、なぜか 72GB だか 64GB だか以上の領域を割り当てようとすると表示がおかしくなってしまい、そのまま普通に設定しようとするとそれ以上割り当てることができないらしい。解決方法はいくつかあって、Seagate から配られているディスクユーティリティを使うか、それともパーセント指定で領域をとってやるか、どちらかの方法しかないみたいだった。が、これは Windows 2000 上で設定することで解決できた。Windows 2000 はいわゆる fdisk の操作が GUI で簡単にできる。改めてこの馬鹿高い OS にも値段相応のところがあるのだなと思った。

が、どうやっても 80GB とか 40GB のパーティションを作ることができない。原因不明のエラーが起きてしまうのだ。何度もやってみると、どうやら 32GB 以下のパーティションなら問題なく作れることが分かった。理由はわからない。が、馬鹿でかいパーティションを作ってもしょうがないことにようやく気づき始めていたので、80GB は結局 32GB と 32GB と 10GB に分割した。なぜ足して 80GB にならないかというと、そもそも 80GB とは 80 x 1024 x 1024 x 1024 ではなく 80,000,000,000B = 74.5GB のことだからである。

作った領域は、32GB をビデオキャプチャ用に、もう一つの 32GB をバックアップ用やデータ保存用に、残りの 10GB を予備にした。試しにこのあと、Athlon 1.2GHz にしたこともあるし、久しぶりにビデオキャプチャでもしてみようと、たまたま撮っておいたターンAガンダムの第一話から第四話までをキャプチャしてみたのだが、Athlon 800MHz と初代Barracuda ATA の頃と大体変わらないくらいにコマ落ちしているので、コマ落ちには何か他の原因があるのか、それともこれがハードまたは OS かエンコードエンジンの限界なのではないかと思った。もしコマ落ち緩和を目的としていろいろ買ったのだとしたら馬鹿を見ていたところである。35〜40秒に一コマ落ちる程度なので実用には何も問題はない。そもそも一秒に 30コマ撮っているのだから無視できるのだ。

ちなみに私が持っているビデオキャプチャカードはソフトウェアで 320x240x秒間30コマのキャプチャができる安いカードである。もしかしたらマシンの性能が上がったことにより、もっと大きなキャプチャをソフトでできるようになったかもしれない。が、私の買ったカードは、チップ自体が 640x480 のキャプチャをサポートしてはいるものの、動画は 320x240 に制限されてしまっているようなので、これ以上は買い換えるしかない。もともとキャプチャは遊びだったので五千円のこのカードでもう満足である。

ちなみにターンAガンダムは CD-ROM に焼いて職場の先輩にあげようと思っているところである。四話より先はまったく撮っていないのだが、第一話から撮っているというところが非常にいい。よくもまあ偶然撮れたものである。

■デジタル液晶モニタ

多分ハードディスクかなにかを買った日と同じ日だったのだが、フリージアのディスプレイ館の前を通りかかったとき、前からチェックしていた IO DATA のデジタル接続液晶モニタが格安で売られていた。私は一分ぐらい考えたあげく、買うことにした。値段がなんと 14インチで 29,800円なのだから、ほとんど何も考えずに買ってもいいと判断した。

家に持って帰ってきてから少し後悔した。というのは、私の机には液晶モニタですら乗るスペースがなかったからである。というわけで、メインマシンの位置から脱落していた VAIO を机の脇によけ、正面にモニタを置くことにした。

デジタル接続の液晶モニタなので、当然対応するデジタル出力を持ったビデオカードが必要である。先に紹介した Leadtek WinFast GeForce2 MX/DVI がそれである。このビデオカードを買ってから既に数ヶ月が過ぎていて、これではなんのためにわざわざ高いデジタル出力つきのカードを買ったのか分からないので、デジタル接続の液晶モニタの買い時がいつかいつかと見定めていたところを、ようやく買う機会を得て買ったわけである。

ちなみに買い時かなと思いつつやめた時期として、ナナオの 16インチの価格破壊的なデジタル液晶が出た頃があった。友人はこのときにこの液晶を買ったらしい。SXGA の写る液晶で有名メーカーのもので安いモデルがなかったときだったから、飛びついた人もそこそこいたのだろう。だが私はこのときは飛びつかなかった。まだまだ値段が高かったからである。

デジタル接続だと非常にきれいである。大型ノートの液晶を見慣れている人からすると大したことがないかもしれないが、ノート用の液晶は明らかにバックライトのパワーが足りないのに比べ、デスクトップのものは強力なのでくっきりしている。従来のアナログでもドット間を調節する機能を持ったモニタもあり、それなりにきれいな画面だったが、デジタルだと逆にカクカクしているのがアラなのではないかというぐらいにくっきりしている。好みの問題もあるかもしれないが、カッチリしているのは見ていて気持ちがいい。

私のビデオカードは、Windows のデュアルモニタにも対応していたので、最初はデュアルモニタとして遊びで使っていた。しかし大して面白くないので、じきにシングルに切り替えた。私はよく分かっていなかったのだが、アナログ出力とデジタル出力の両方を持つビデオカードは、アナログ出力を使わずにデジタル出力だけを接続すると、Windows 画面以外の BIOS 画面からなにからまですべてデジタルで出力してくれるので、デジタルモニタだけを使用することができるようである。当初はデジタル出力は単なるオマケだと思っていたので、これは嬉しい誤算というか、間抜けな思い込みであった。

こんなにデジタル接続の液晶モニタが安くなっているのなら、もう一つぐらい欲しくなってしまった。ちょうど私の部屋では、オーディオ関係の買い物や配置によって、アナログモニタつまり CRT が一個置き場所に難儀しているので、できることならこれをいさぎよく放棄してもう一台液晶が欲しいところである。が、液晶モニタ全般では相変わらず値段がそんなに落ちていない。残念ながら、値段の落ちているのは、予想外に普及が遅れているデジタル接続オンリーのキワモノ系のモデルのみであって、主力の 17インチの有名メーカー製は思ったほど値下がりはしていない。

どうせメインのモニタが 14インチなんていうのは過渡的なものであって、将来的には最低でも 17インチ以上のデジタル接続液晶モニタを購入予定なので、それを買ったときにどうせ 14インチの現在使っている液晶モニタが余るので、そのときに 14インチの液晶モニタをサブマシン用にしたらよい。いつメインにふさわしい液晶を買うかどうかは定かではない。液晶がさらに値下がりするか、どこかの会社が 17インチ以上のデジタル接続のみの液晶モニタを出してそれが値崩れするのを待つしかない。

■スロットインDVD-ROMドライブ

前々からスロットインの CD-ROM ドライブにあこがれていたので、ついに買ってしまった。昔は、たかが CD-ROM ごときに高い金払ってたまるか、という風に考えていたのだが、いまだと「どうせ買うならいいものを」という風に考え方が変わってしまった。

それから CD-ROM ドライブについては熱が冷めてしまったのだが、あるときパーツ屋に置いてあったスロットインの DVD-ROM に心惹かれてしまった。値段が思ったより安かったというのが大きい。私が何かを買うとき、その動機のほとんどは、思ったより安かったから、というものである。値段を気にせず買うなどというのは、少なくとも数千円単位のものではあまり考えられない。常にコスト意識があり、掛かった費用を償却できるかどうかを常に考えているのだ。

買ってから実際に使っての感想は、さすがに DVD-ROM 16倍速(CD-ROM 換算だと 50倍速以上)だけあって音が耳につく。昔買ったベアボーンキットについてきた見るからに安い CD-ROM 52倍速のあまりのうるささがまだ耳に残っていたせいか、そんなにひどくうるさいとは思わなかったが、音が気になるのは確かである。

そこで例によって、私は買う前よりも買ったあとで自分がどんな製品を買ったのかを調べるのが好きなのであるが、インターネットでいろいろと調べてみた。そうしたら、私の買ったドライブはうるさいことで有名なものであった。東芝製のもので静かなやつがあるのでそれがいい、ということだった。ガッカリしてからさらに調べてみたら、私の買った型番には (S) というのがついており、これがどうやら静音化改良の施されたモデルであることに気づく。そう思ってみれば、音は確かにするがあまり不快な音ではないような気がしてくる。

なんにせよ、DVD-ROM の 16倍速にはあまり意味がないように思える。私のマシンは Athlon 1.2GHz で、ビデオカードも GeForce2 MX なのだが、とても DVD を 16倍速でスムーズに見れる状態ではなかった。8倍くらいでもカクカクしていた。それはまあ仕方のないことかもしれない。

やはり CD-ROM 系のドライブはあまり高速なものはよろしくない。高速なものは、設定によって低速にすることもできる、という話を聞くが、実際にどうやるのかよくわからないので、私はこのまえ古い 12倍速の CD-ROM ドライブを中古で 1,280円で購入した。秋葉原の路上で買ったので動くかどうか分からないのが難点である。

■大容量ハードディスクその2

前に 80GB のハードディスクを買ったのはいいのだが、バックアップ用に使っていた Fujitsu の 5400rpm 8GB のハードディスクがほぼギリギリ一杯である。これでは近い将来バックアップできないということで、急遽 Western Digital WD600AB を買った。5400rpm の 60GB である。

30GB + 80GB で 110GB もあるのになぜバックアップ領域がないのかというと、最近の ATA ハードディスクは壊れやすいという話もあり、そうでなくても同じハードディスクに貴重なデータを入れておくのは危険である。そこで完全にデータを二重化することにした。二重化といっても簡単である。ただ単にオリジナルのデータをフォルダごとコピーして、コピーした日付を分かりやすく書いておくことだけである。大体一ヶ月に一回ぐらいコピーすればいいだろう。

増設した時点で、メインマシンのハードディスクは 30GB + 80GB + 60GB = 170GB もあることになる。そこで初めて冷静になって考えてみると、30GB の方の MP3 などの重要ではないデータを 80GB の方に移せば、十分二重化できるほどの容量を確保できたのではないか、ということである。しかしもう遅い。

今度 OS が壊れたら、次は 30GB の方に入っている OS やその他もろもろをすべて 60GB の方に移し、30GB のものを余らせて他のマシンに入れてやろうと考えているところである。本当はすぐにでもやりたいところだが、やりはじめると軽く三時間は掛かりそうなのでしばらくはこのままだろう。

■アルミケース

つい最近、ふとしたことで急に ADSL を導入したくなったので、NTT に申し込みをした。人気があるせいか役所仕事なのか理由は知らないが、申し込んでから三週間以上過ぎた日が開通予定日となった。そのうえ、私の住んでいる区域が要注意地区だということで、あまり速度がでないか契約すらできないかもしれないという。

そんなグチはさておき、ADSL やるからには家のマシン全部がインターネットを使用できなければならない。私は実家住まいなので、家人のコンピュータすべてを接続しなくてはならない。そのためには、ルータがいる。

ルータといえば、ちょっと調べてみたら、いまではかなり値段の安いものが出回っている。ちょっと前までは、古くなったマシンに Linux と LAN カードを入れてルータにしよう、といったことが言われていていた。が、いまでは専用ルータが格安で売られており、パソコンではないので消費電力が低く、トータルで考えても廃品利用のパソコンルータより安上がりな感じである。

ただ、将来的に固定IP とドメインを取得して個人サイトを自宅で立ち上げるためには、ルータはパソコンであったほうがよい。そしてそのときがいつ来るか分からない。と自分に言い聞かせ、廃品を利用して新たにマシンを作ることにした。

と決まったのはいいのだが、以前ほどの熱はわかなかった。弟と車で近所の PC Depot まで行き、そこで何を買おうかと物色していると、星野金属工業のアルミケースが安く売られていた。安いといっても 29,800円である。五千円くらいしか値引きされていない。しかし私はこのモデルが以前から気になっていて、せっかく車で来たのだからここで買っていきたい、また秋葉原に行くのは嫌だ、ということで買ってしまった。

それで作ったマシンは、ATi Rage IIc や Abit BP-6 の Dual Celeron 366MHz に Fujitsu の 5400rpm 8GB のハードディスクといった余りパーツで構成された。ケースが泣くほどの詰まらないパーツである。まあこのケースは Pentium 4 対応電源ではないので最新のパーツは使えないのであるが、せめて Athlon や Pentium III を搭載してやるべきではないか。だが、これらを載せると排熱のためのファンがうるさくてしょうがない。本当はファンレスにしたいぐらいなのだ。ならデュアル CPU にするなという話もあるがさておき、一昔前の静かで熱くないパーツで構成してみた。

もう面倒なので OS は Linux の、さらに最も簡単なディストリビューションだと言われている Mandrake をそのままデフォルトで入れた。Perl や PHP での開発用のマシンなので適当にモジュールも追加した。

あとは今に至るまで一ヶ月くらい放置してある。この買い物は無駄だったのではないかと少し後悔している。

さらに私を後悔させる情報をたったいま得てしまった。星野金属工業(ソルダム?)は、十万台記念企画として、四万弱するはずのアルミケースを、電源にやや程度の低いものを採用したバージョンとして N4 というシリーズを 19,800円くらいで発売したそうである。そういえば最近秋葉原に買い物にいったときに、N4 の文字を見た覚えがあったのだが、そのときの私は廉価版の鉄のケースかと思って見過ごしてしまった。これは非常に悔しい。このモデルは、廉価だろうが Pentium 4 にも対応した電源を搭載している。一方私が買ったモデルは、高価だが一世代前の Pentium 4 に対応していない Varius335 を搭載して 29,800円である。

というわけでくやしいので、これらのアルミケースについて少しだけネガティブな事実を伝えることにする。星野金属工業のアルミケースというときわめて造りが良いと言われているが、実はソンチアーの鉄のケースの方が造りが一段上である。私は星野金属工業のアルミケースを三台も持っているので言わせてもらうが、アルミが鉄より成形しにくいだろうという事情は置いておいて、フタの開け閉めに多少力がいるので造りがそんなには良くない。まあ私は三台も持っているというだけあって、気に入ったから買ったし買いつづけたわけではあるが、信者ではないので一応気になる点も言っておくことにする。

■3com製高級LANカード

マシンをルータにするには LAN カードが二枚必要である。そこでもう一枚買ってみた。前々から一度は使ってみたいと思っていた 3com 製である。型番は忘れた。

驚いたことに、こいつを入れてから Linux をインストールしてみたところ、何もメッセージもなくあっさりと認識した。さすがにスタンダードだけはある。値段が高いのは気になる。一枚千円のカードがある中で、七千円代で売られているのだ。多分パフォーマンスも高いのだろう。あいにくいま使っているハブは 10Base でしかもスイッチングでもなんでもないのでパフォーマンスどころの話ではない。

もう一枚買おうかなとも思ったがやめた。ISA の Realtek チップのものが一枚あり、ISA のプラグアンドプレイで NE2000 互換なので Linux での認識に関しては問題がなさそうだからである。どうせ ADSL モデムとの接続も 10Base だというのもある。

■2.5インチ 1.6GB ハードディスク

秋葉原を徘徊していたら、若松通商でノートパソコン用の 2.5インチ 1.6GB ハードディスクが 2,480円で売られているのを発見した。安いと思って二個買った。

この回の最初の方で、VAIO 復活がどうのと書いた覚えがあるが、つまり 2.5インチのハードディスクがあれば VAIO も復活するしポータブルハードディスクケースも使えるようになる。10GB に一万円払うよりは、1.6GB に 2,480円払う方が正しい気がした。

帰ってから早速調べてみたのだが、どうやら一個はスキャンディスクに失敗する。初期不良であろう。調べてみると、1GB を超えたあたりでガリガリ音がして制御が帰らなくなるようである。そこで仕方なくパーティションを 1GB にしてからスキャンディスクをかけなおしてみるとうまく成功してエラーがなかった。そこで、たかだか 2,480円に秋葉原まで行って交換してもらいにいくのも面倒な話なので、そのままこれを 1GB のディスクとしてポータブルハードディスクケース用にした。

もう一つはちゃんと 1.6GB 使えたので VAIO に入れた。VAIO 用のは 1GB だけだと工場初期出荷状態まで戻せなくなるのでさすがに困るのだ。が、1.6GB でもかなり一杯一杯である。残りが 0.2GB ちょっとしかない。結局、母親にあげることにして、見るからに不要なソフトを消して、必要なソフトを何個か入れているうちに、まあ 0.2GB でいいかという気になってきたのでそのまま渡して終わりにした。

ちなみに、ポータブルハードディスクケース用のドライバの出来が悪いせいか、こいつにアクセスすると Windows の動作がモタついて仕方がない。さらに、メインマシンで使っているとハングアップすることを発見した。温度を調べてみると、なんと 56度になっていた。本来スリープするべきところを、無限ループで待機しているせいではないだろうか、と勘ぐりたくなる。もしそうだとしたら、このドライバを書いた人間はそもそもマルチタスクというものを分かっていない。

そこで Athlon 1.2GHz のクロックを 800MHz に落として、電圧を 0.1V 下げることにした。すると CPU 温度はかなり低くなり、ハングアップもしなくなったので、このまま使うことにした。なんのために Athlon 1.2GB と Alpha の CPU クーラーを買ったのかわからない。おかげで一番うるさいマシンとなっているというのにである。Alpha は Alpha でも一番ベーシックなものを使っているのが悪いのだろうか。多分いまでは Alpha を使わなくてもよさそうなので、もっと安いクーラーを買うかそれとも少々値が張るが 8cm の多少静かなファンをクーラーに取り付けるための装置を買うか考えた。しかし全てがバカらしく思えたのでそのままにしてある。

■デスクトップ型MicroATX ケース

ぷらっとホームで、古い Happy Hacking Keyboard Lite が 3,500円で売っているという情報を見たので、トレーディングカードを買う目的もあり、秋葉原へ出かけることにした。いざぷらっとホームへ行ってみると、目的のものが影も形もない。代わりに IBM のスペースセーバーキーボードという真っ黒で前から気になっていたキーボードが 7,800円で売られていたので思わず買いそうになったが、今度買うなら PS/2 接続じゃなくて USB だと決めていたので買うのをやめた。

それはいいとして、閉店セールやっているかなと思って行ったソフトアイランドは既に閉店していてセールも終わっていたが、その隣のコムサテライト二号店で発見したデスクトップ型MicroATX を買ってしまった。

かつて私は小型マシンを志向していて、その当時流通していたデスクトップ型つまりタワーのような縦置きではなく横置きのケースに関心があったのだが、いつのまにか店頭から消えてしまっていた。タワー型の方が場所をとらないように思えるが、デスクトップ型の場合モニタの下に置くことができるのでさらに場所を節約できる。なぜこの形のケースがはやらないのか私には不思議である。

なぜ私が急にケースを買ったかというと、その前日に私の母親に貸与していたマシンの調子が悪くなり、調べてみたところ電源を交換してみたら動いたので、どうやらこのケースの電源が壊れていると結論した。このケースは、かつてここでもさんざん罵倒した小型で排熱の悪いケースであり、多分電源にも負担が掛かっていたのかもしれないし、安いケースなので粗悪な電源を使っていたせいかもしれない。あるいは、あまり考えたくないが、電源は壊れたのではなくたまたま保護回路が働いて一時的につかえなくなっただけかもしれない。

それはいいとして、このケースにはいいかげんうんざりしており、フタがコの字型で精度が悪くて開けづらく、それまでにも接触不良と思われるような不調があったので、思い切って変えることにした。

が、同時に、それまでこのマシンを使っていた母親が、VAIO でもいいと言い出したので、一番遅いマシンなのだが VAIO を母親にあてがうことにした。問題ないようであればじきにこのマシンを放棄することにしたのだ。結局、電源とケースが必要どころか、逆にマシン自体が不要となった。

…と思ったら、母親が急に、VAIO が遅いと言い出した。VAIO が遅いのでメールは元のマシンで読んだ、とあっさり言ってきた。せっかくメール環境を VAIO に移したのにこれでは意味がない。まあそれはそれで仕方がないので、このマシンを、買ってきたばかりのデスクトップ型のケースに移し変えることにした。

その日は確か、フジテレビの音楽番組 HEY! HEY! HEY! の二時間スペシャルをつけっぱなしにしたまま作業を開始したのだが、終わった頃には次の SMAP×SMAP が始まっていた。延々二時間も掛かったことになる。移す作業をやって分かったのは、このケースは前のケースよりもさらに小さいということだった。前のケースのときは、極限の狭さの中で作業をした、という記憶があるのだが、今回はさらにそれよりも狭かった。もう CPU の冷却のことを考える余裕はない。フラットケーブルや電源ケーブルが容赦なく CPU ファンの上やメモリの直近を通り、さらにそこへ CD-ROM ドライブを覆いかぶせなければならなかった。

このケースでは Athlon はおろか Pentium!!! でも厳しそうである。いや、フラットケーブル三本をフラットではないものに交換したら幾分スペースが取れるかもしれない。それから、このケースは一応安いわりには前面ファンがついており、面倒だったし騒音の大きいファンだったら嫌なので私は接続しなかったのだが、こいつが周るとケース内部の空気の流れがよくなるかもしれないと思った。電源の排気ファンが CPU クーラーのすぐ横に来るので、案外冷却に関してはそんなに絶望的になる必要はないなと思った。

■約一年の総括

この一年を振り返ってみると、買ってよかったと思えるパーツにあまり出会えなかった。買い急ぎすぎたのも大きな理由だろうと思う。やはりパソコン関係は三年に一度くらいの頻度で買い換えるべきものなのだと反省した。

ハードに多少飽きているにもかかわらず、以前と同じかそれより多い頻度でハードを買ってきたのがよくなかったのだろう。それと、地味なパーツを買いすぎたというのもある。特に、ハードディスク四個、ケース二個、DVD(CD)-ROM ドライブあたりはマシンにこれといった機能を追加するわけではないので、余計に地味だったのだろう。デジタル液晶と対応ビデオカードという組み合わせも、結局のところモニタの変化だけでマシンに何も変化がないのである。

■今後のマシン計画

私は最近、自分でも意外なほどに家でパソコンを使うようになっている。今月は電話代が多少心配なほどで、早く ADSL かなにかを導入したいと思っているところである。少し前までは、インターネットは会社で利用すれば十分、家ではテレビかゲームか読書をする時間を取るべきだと考えていた。ところが、ちょっと楽しいことがあったりするとインターネットを家で利用する時間が増えている。とくに最近は、店舗経営のネットワークゲームにハマっていることもあって、家でつないで自分の店の在庫管理をするようになってしまった。

そこで私は、家で長くマシンを使うのであれば、静かなマシンをメインに使いたいと思うようになった。だが、静かなマシンを手に入れたとして、そうしたらもう一つの速い方のマシンがもったいない。理想的には、速くて新しいマシンが欲しいところである。しかし、いまの Athlon 1.2GHz マシンを静かにすることは難しそうである。それから、ハードディスクが三台入っているのも多分騒音を大きくしているような気がする。

私はさっさとメインマシンを Windows 2000 以降にしたいのだが、いくつかのハードウェアとソフトウェアが Windows 2000 以降では使用できないという問題を抱えている。その中でも一番大きいのは、初代 MPMAN だろう。二日か三日に一度、中の曲を入れ替えるので、そのたびに Windows 95/98 を立ち上げなければならない。こいつを他のものに置き換えると、メインマシンの Windows 2000 化はかなり前進するはずである。ところが、依然としてシリコンオーディオは私の満足のいく価格と機能を持ったものが現れない。せめて MPMAN が壊れたのだとしたら買うものはあるかもしれないのだが、使えるとあっては買い換える理由が弱い。

メインマシンの Windows 2000 化をやったとしたら、当然それは Dual CPU であったほうがいい。二つ CPU があったほうが動作がスムーズで使い心地がいいからである。そしてメインマシンは静かであることも必要である。なんと、その二つの条件を満たすマシンがもう既に完成している。それが、先に述べた新しいアルミケースで復活をとげた Dual Celeron マシンである。しかし、先に述べたとおり、このままでは使用できないデバイスやソフトがあるので、このままではメインマシンにできない。

やはり現実的な解は、今度メインマシンをいじるときは静かなパーツに変え、時代遅れなソフトやハードは古い環境専用マシンを新たに用意することではないかと思う。


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