2006年8月1日 にこらってぃ
熱望!一発逆転の大物
こんにちは。某メーカーのパソコン修理切り分け→受付の部署でオシゴトしてます。
ここはお客様から電話があったら現象を伺って、修理が必要かどうかというのを判断するんですが・・・
いろんなお客様から電話がかかってきます。
先日も、せっぱ詰まったような声の50代くらいの男性から電話がありました。
「すみません。パソコンの事でお伺いしてもいいでしょうか?」
「はい。それでは詳しくお話伺う前に、型名をお伺いしてもよろしいでしょうか」
とりあえず機種を限定して・・・
ふむふむ、○年の夏モデルか。保証期間外だけどまだ新しいのね。
「それではお客様、どういった現象でお困りなんでしょうか?」
「あの、ですねぇ。困ってるんですよ」
「??? どういう時にお困りですか?」
「インターネット繋がなくてもインターネットに接続してるときでも同じなんですけど」
「はい」
「コクシムソウが出来ないんです!」
・・・?
コクシムソウって・・・国士無双? 麻雀の?
「国士無双・・・ですか?」
「はい。何度やってもできないんです」
「麻雀の、ですよね?」
「麻雀以外で国士無双できるものがあるんですか?」
知るか!
「申し訳ございませんが、こちらはパソコンの機械的な故障の修理を承る窓口でございますので・・・」
「だからパソコンには詳しいんでしょ?」
パソコン関係ないぢゃん(>_<;;;)
「故障かどうかの切り分けを行ってますので、そういったことでしたらご自分でお勉強なさるか麻雀に詳しい方にお聞きになるのが一番かと思いますが」
「そんなの教えてくれる友達、いないんですよ」
友達いないのですか・・・
で、麻雀も負け続けなのですか・・・
だから一発逆転を狙ってるのですか・・・
そのあとも繰り返し、こちらではお答えできないことを説明したところ、
「そうですか。○社はそういう会社ですか」
・・・は?
「困っていて電話したのに特定した場所も教えず他で聞けと放り出すんですね」
えぇぇぇぇ??
「よくわかりました。さようなら」
がちゃん
・・・一瞬、目の前真っ白になりました。
世の中にはいろんな人がいますね。
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