2006年11月3日 けんけん
凍結!真夏の六合村
もう20年も前の事になります。
私が高校生の夏休みに、親睦を深めるための学校行事のキャンプがありました。
場所は群馬県の六合(くに)村で、キャンプ場の標高は1,500mほどでした。
説明のための事前の集会があったのですが・・・
当時私たちは高校生。休みに呼び出されて半分不貞腐れ気味であり、先生からの説明なんてロクに聞かず、各々がくっちゃべておりました。
それが目に余った学年主任、
「お前達はいったい何を考えているんだっ! いいか、気温というのは100m上昇するごとに6度下がるんだっ!! 説明を聞かないでそういう事にどうやって対処するんだっ!! ちゃんと準備をしないで行ったら無事に帰ってこれないのがわからんのかっ!!」
一喝されてしました。
そうです、説明も聞かずくっちゃべっていた私たちが悪いんです、本当に。
でも、冷静に考えると・・・
100m上昇すると気温が6度下がる?
ということは、標高1,500mのキャンプ場では平地よりも6×15= 90度 (!)も気温が低いことに・・・
夏の平地の気温を30度とすると、キャンプ場は30-90= -60度 (!!)となります。
さすがに高校生、これに気づいた途端、
「夏場にそんな防寒具用意できませんっ!」
「バナナで釘が打てるますっ!」
「なんてとこに連れて行く気なんですかっ!」
・・・・・。
「気温は100m上昇すると0.6度下がる」と言えなかったがために、その場の混乱は長引き、学年主任の威厳は地に落ち・・・
先生、今もお達者なのでしょうか?
私たち、かわいい生徒でしたよね?
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