2004年2月8日 BY-2
感嘆!その基準は
生物系の大学院に在籍する学生です。
年に1度くらい、その大学でどんな研究を行っているかを一般の方に見学してもらう「キャンパス一般公開」というものがあります。
お堅い内容もありますが、体験コーナーなどではなるべく分かりやすく楽しい企画を毎年いろいろ考えて用意しています。
今年、私は顕微鏡コーナーを担当。
メダカの卵を覗いてもらっていました。
メダカは野生種は少なくなってしまいましたが、まだまだ日本人にとって馴染みのある魚。
メダカの卵というと、たいがい喜んで見てもらえました。
そんな中、両親に連れられて小学校低学年くらいと思われる男の子がやって来ました。
これくらいの子だとこちらとしても小難しい説明をしなくて済むし、たいがいリアクション大きく喜んでくれます。
建て前としては「ここから将来の科学者が育つかもしれないし」なんて思うわけです。
ここで、先ほどのメダカの卵を顕微鏡で覗いてもらうと、普通だと、
「うわ〜、目玉大き〜い!」
「心臓ピクピク動いてる!」
とか感動してもらえるはず。
そう思ってその子を顕微鏡へ案内すると・・・
確かに喜んでくれたようでした。
しかし、そこで出た一言が私には衝撃的でした。
「かっこい〜、CGみたいだ!」
彼らくらいの年代だと、実物よりもまずCGありきなんですかねぇ・・・
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