2000年6月20日 FOX−兄貴
真相!暴かれる真実
「プロバイダに接続できない」という質問。
お客様は、パソコンにはわりと詳しいレベルの男性。
ご自身でも、
「やれることは一応やってみたんだが・・・」
と最初からおっしゃっている。
どうやら機械的な故障を疑ってのお電話らしい。
「どういったエラーが出ますか?」
「なんか『確立できない』とかなんとか・・・」
設定が間違ってるんじゃないかなぁ・・・
「ダイヤルしている音はしますか?」
「する」
「ユーザー名とパスワードの確認、という画面にはなりますか?」
「その表示が出て、エラーが出るんだ」
モデムは動作している。プロバイダのコンピュータに接続しようとしてエラーが発生、と。
ダイヤルアップの設定が間違っている可能性が高いと判断。
「プロバイダ様の、ダイヤルアップの設定が間違っていらっしゃる可能性が高いですね。その辺りのご確認を・・・」
「何度もやっている!」
いきなり大爆発。
「一応、確認していただけますか? TCP/IPのDNSですとか・・・」
「間違ってはいない! 今までは問題なく接続できていたんだ!」
「ですと、接続できなくなってしまう直前にされていた作業などは何か・・・」
「ない!!」
こうなると、お客様に何を言っても答えてくださらない。
通常だったらプロバイダに一度確認していただくのだけど・・・
仕方なく、プロバイダの名前と問い合わせ電話番号、お客様のIDを聞き出し、こちらから確認することに。
通信履歴とかで何か確認できればいいのだが・・・
「はい、□□インターネットサービスです」
「○○の××と申します。いつもお世話になっております」
「あ、お世話様です」
「実は、ユーザ様のことで確認したいのですが・・・」
お客様の名前とIDを伝え、接続できない状態であることを説明。
すると、思いがけない衝撃的な返答が・・・
「そのお客様ですが・・・」
「はい」
「数ヶ月前から料金を滞納されていらっしゃいまして、アカウント停止状態になっています」
「・・・・・」
ゝ(°▼°メ)ノ
お客様に折り返しお電話。
数秒で撃墜となりましたとさ(苦笑)
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