近代バンジョーのご紹介

オールドバンジョーを分解し、お見せしましたが、近代のバンジョーが
どんな構造か、ご存じ無い方が多いと思いまして国産では、1980年
の当時最高といわれた春日楽器のRB1500を分解しましたので、
ご紹介します。
部品数が多いので次のページから写真はサムネイルで載せてます。
この春日のRB1500は製造番号0001の金属部分は全て金メッキ仕上げされた、ギブソン社のバンジョーのコピーモデルです。
シリーズ名はWREATH(リース)で指板のインレイ模様に由来してます。
RBというのはリゾネイターバンジョーの略号で共鳴胴つきのバンジョーという意味です。
1500は正価15万円と言うことです。(単純!)
本当に細部までよくぞここまで真似したな・・と心配するほど外観はそっくりで少し違うのは寄せ木模様の幅が本物より僅かに細く象眼されているところです。
音はサラサラした余韻の長い音で、ヘッドを選ぶ難しい楽器でした。

しばらくは屋根裏で静かにエイジングを重ねていました。

最近、ふとクロウハマー奏法を練習しようと思い立ちデヴィッド・ホルトの教則ビデオを購入し彼のバンジョーを眺めていると、この春日バンジョーから共鳴胴と胴の覆い(鍔・つば)を除くと、オープンバックのバンジョーが出来る事に気づきました。

そして、併せてバンジョーという楽器を知って頂くためにまたまた分解しました。
年を経て、金メッキは薄くなり錆も所々浮いてきてます。
私も髪がかなり薄くなりましたが・・・・・。
ではバンジョー解体講座にお付き合い下さい
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