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1999/07/31

 今日の一枚、Pornostar、[japanese]→ [Gyarari-]→[Get Ugly]

1999/07/30

 「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ Remix/みよね椎」@月刊ドラゴンJr.今回は御堂まどかでした。これで一応、四人の紹介終りってことでしょうか。TVのストーリーからはもう離れたとのことですが、ま、ソレもアリ。そういやTVでは女性向け創作なまどかって出てきてないですな。紅葉の映画好きってのも表に出てきてないし……。そういう点では、Remixの方が原作準拠といえますか。んで、今回、宇宙な場面は近接連星系。ごちゃごちゃっとしたページにイキオイがあっていいです。考証もふっとばす降着円盤が美しゅうございます。SFは絵だねえ、でありまする。

1999/07/23

 えー、月刊少年Aで激しく浮きまくってる「犬狼伝説/押井守×藤原カムイ」でありますが、ウカツに立ち読みなぞするもんではないです。笑うのをおさえるのがタイヘンでございました。まさか、立喰師とわっ。他にもパトレイバーで見かけたような人も出てくるし……。
 にしても、延々事情聴取が続くだけだってのにどーしてこーもスマートな画面に出来るんでしょーかねー。タメイキ。

1999/07/22

 「アガルタ/松本嵩春」@ウルトラジャンプ、もちろん読んだんですが、うーん、困った。何も書けませんです。話が大きな展開を見せるというのではなく、明らかにされていなかった部分の記述が中心なんですね、今回は。タマリスクとRAELたちの謎について、重要な部分がダイヴしたピーウィーの意識に語られます。さすがにネタばらし妄言録とはいえ、コレをそのまま書くわけにはいかんです。ってわけで、このマンガ読み続けているヒト、今月号は万難を排して読みませう。
 とりあえず、ちょっとだけ感想。なんか「2HEART」っぽいなーと思いましたです、はい。

1999/07/17

 今日の一枚、inkpot、[ALBUM]→[Lテスとここの]。

1999/07/16

 というわけで、バーズ読みました。文車館で撮った写真のような千砂さんのポスターも二重丸な久しぶりの「羊のうた/冬目景」は、ほぼ全編、千砂さんと葉ちゃんの会話でございます。もちろん話すのは一砂のこと、彼を巡って女のヒバナが飛び散ります。千砂さんの剣呑な目つきがなんともいえず色っぽいです。葉ちゃんの方はというと、あくまでおどおどしっぱなしという表情、だけど言いたいことは言ってます。
 だけど、一人になってから、ふっと力の抜けた千砂さんの憂いを含んだ顔とか、葉ちゃんが泣き出しちゃうところとかもよろしーです。特に葉ちゃんの涙を描かないところなぞ、あー、冬目。

1999/07/15

 出てました、新しいコミックバーズ。陰陽師が移籍したのがカナしゅうございますが。
 

 それとは関係無く消化した積ん読スタック、「われレイテに死せず/神子清」、ハヤカワ文庫NFから上下巻。ハヤカワNFのラインナップには戦記もかなりあるんだけど、店頭ではあまり見かけないですね。これも古本屋で手に入れたんだけど昭和六十三年の第一刷。ちなみにこの本の初出は昭和四十年のことだそうです。
 さて、戦記のなかでもこれは当事者の回想という部類に入ります。太平洋戦線の激戦地のひとつ、フィリピン中部レイテ島。そこで戦い、敗れ、遊兵となり、そして捕虜となった第一師団(玉兵団)歩兵第五十七連隊第三大隊第十中隊第一小隊第三分隊長神子清伍長の記録です。
 まず、大日本帝国は完膚なきまでに敗れたという大前提があります。その上で語られる日本側の戦記には、功を誇るにしろ、苦難を綴るにしろ、どこか翳りがあります。読者である私の日本人であるという属性ゆえの偏見も加味され、本来心温まる挿話であっても素直に読めないことが多々です。
 ともあれ偏読するに、冒頭部に書かれている日米双方とも激戦と認めるリモン峠の戦闘よりも、負傷後退ののち所属も不明確なまま戦闘を続け、敗勢濃くなるにつれ遊兵的な行動におちいり、ついに指揮系統を離れるという決断をするまでの数々の出来事に、圧倒されてしまいます。
 私には細部の事実を検証する能力もありません、著者のとった行動や下した判断の是非を問う資格もありません。ただ、記憶を掘り起こし勇気を持ってこの手記を世に出してくれたことには、戦争を知らない人間として感謝せずにはいられない、そういう読後感を持てた一冊です。

1999/07/10

 今日の一枚、世界で一番君が好き、[Gallery]→ [1-6]→[Title 6: September]

1999/07/08

 久しぶりな気もしますが、松明屋紅葉にスポットがあたってたのが個人的にウレシイので書きます、放映中の「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」あんど連載中の「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ Remix/みよね椎」@月刊ドラゴンJr.
 ローソン、紅葉、洋子の三人の関係というと二、三週前のTVでもありました。ですが、うーぬ、やっぱりTVの方は積極的に評価する気になれないです。たしかにシーンごとには、おっと思わせる見せ方もあります、が、どうも小技を寄せ集めてるような気がしてならないです。例えば、うどんを練るところでの、長々とした二人のエプロンの漫才。笑わせるところだったんでしょう、笑えました、そこに限れば。でも、そのシーンが全体の中でどういう位置づけになっているか、場面転換? お遊び? 単なる時間潰し? 見えてこないんですな、先入観ありまくりの原作ファンとしては。ギャグ、お遊びだとしたら、あの原作に勝負しようというのがそもそもムリ。
 も一つ、TVでは、紅葉は自分から洋子に対してローソンに好意を持っている事を伝えます。慌ててつけたような伏線も一応ありましたし、それはいいです。次いで紅葉はローソンへの想いを応援できないと洋子から告げられます。そういう人間関係もアリでしょう。ここらへん、盛り上がりました。その前後に限り。ただ、それを演出するためにシルヴィーに独自の設定をあーんなにも付け加えて、バブルボート回収は不可能という女子高生宇宙戦争の禁じ手をまたも使って、では物語全体の中でそれがどういう位置づけになって何を見せたかったのか。女の子の友情だけなんでしょうか、もしかして。
 オールドタイマーは出てきました。ゼンガーも怪しげ。多分ここらへんが本筋なのでしょう。だけど、脇道ばっかり印象にあります。サイドストーリーを重ねつつ語るという手法でも、そろそろその重なりが見えて来ていいはず。一回のうち、本筋は二、三分で、あとは脇道かお遊びというような時間配分はどうにも疑問。かといって原作忘れて楽しめるかというと……、艦隊戦のシーンで脱力してしまうのですな。理由は既述
 さて、コミック版。同じフォーマットでない以上、差はあって当然ですけど、やっぱりこっちの方がメディアミックス展開した作品として成功しているように思えます。一話完結と割り切った小気味好い展開も勝因でしょうが、なにより原作者の庄司卓氏がいかにも外伝opt.シリーズで書きそうな筋立てだというところがポイント高いです。
 今回ですが、二十世紀と三十世紀、学園とパドック艦それぞれの場面で(影がうすいとかよくいわれる)紅葉のキャラクターをちゃんと立てたうえで、彼女のローソンと洋子に対するスタンスを描いてます。それが終盤の艦隊戦の場面にしっかり繋がっています。艦隊戦でもただドッグファイトするだけじゃなくて、ローソンがそれなりの蘊蓄を述べる場面が用意されてます。みよね氏、エライ、SFポイント、プラス100。アニメもこういう具合になりませんかねえ。
 そうそう、綾乃のバニーさん姿も拝めますので、お色気ポイントもプラス100です(コラ)。

1999/07/07

 七夕ですね、晴れそうに無いけど。
 遅れましたが、OURS
 つけ毛をキュキュとつけていた博士に皆様お気づきになられましたでせうか、「エクセルサーガ/六道神士」。あっさり直るかと思えば単なる趣味と断言されてしまう六本松二号@軽量化済。だがしかし、さすが“全自動車”を作っただけある四王子五条、いらない機能は一切付いていませんという設計思想、その意気やよし。見習いましょう>まいくろそふと。
 「ジオブリーダーズ/伊藤明弘」の見所は……生まれたままの御姿であらせられる成沢さんでありませうっ(握拳)。あとは化け猫たち、扱う銃がAKシリーズでしたね。ロシア船籍の貨物船を奪ったというから、これは自然。ハウンドと対決する時はもっと外道な兵器を使ってくれますよう今から期待。
 ヴァッシュが銃を撃たない「トライガン−マキシマム−/内藤泰弘」、今回語るのはヴァッシュではありません。その周りの人たち。当のヴァッシュは撃たれ具合が凄まじいです。だって、怖いといいつつ弱々しく笑ってるし。ウルフウッドに突き付けられるものがどんどん大きくなっていきますが……、だいじょうぶか?
 めがねさんな「グレイトブリーダーNATUME/犬上すくね 」、ごろごろに転がれる甘甘ならぶこめ。なつめさんの「…バカ」という顔もいいですが、それ以上にオチがいいです。ほっとくしかない、やってられっかぁってなオチ。
 「まつりの景色/やまむらはじめ」は前後編の後編、のはずがpart2という表記になってましたが……、まさか来月載るんだろうな。お話の方は、まつりと史がちょっとづつよりを戻していったけど……、というのが微妙な雰囲気を表現しつつ、語られていきます。とはいっても「ココはビミョーな心情なのよ、ヨロシク」などという説明的な絵やセリフは一つもありません。だからワタシの心に響くんです。


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