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1999/04/30

 さて、“御米”が平仮名になっているのが謎といえば謎な「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ Remix/みよね椎」@月刊ドラゴンJr.であります。
 一読、懐かしいです。こんな雰囲気でしたねえ、「宇宙課々付EVA LADY」も。とっちらかった物をまとめて一気に見せる絵が。特に第一回であるせいか、説明が多いですが、いや、この人のバアイ、それがいーの。だーっと語って、だーっと持っていって、さくっと終わるのが味だから(なんだそれわ)。
 SF者から見て、それっぽい機械を並べているだけという印象が今のところ拭えない放映中のテレビと比べても良かったなと思えるのは、24Pの中で一つだけではあってもSFぅな仕掛けを描いてくれたこと。原作では他の要素に埋もれ気味とはいえ決してないがしろにされてはいないこういう所をちゃんとやってくれたのは工学SF派(と、勝手に命名)の御米椎氏ならではでありませう。

1999/04/26

 まだ八十パーセントしか完成してない

1999/04/25

 ひょっとしたら凄いのかもしれない、ってのが「エイリアン9/富沢ひとし」の第一巻を読んでの感想でありやす。薦められるかというと躊躇するけど期待度は大。ええ、非常に大。「寄生獣/岩明均」と並ぶかもしれないです。ひょっとしたら、という留保がつきますが
 かわいいキャラ、ですね。ちょっと無理な表現も目に付くけど、泣き虫で不器用な女の子という主人公、かわいく描いてます。一方、エイリアン、これはグロテスクに描けるところを無理して抑えてる印象があります。つまり、もっと突き抜けたシーンになってもいいんじゃないかって思っちゃうんですよ。そこらへんが留保つけつつ二巻以降に期待する理由。
 お話はというと、第9小学校六年椿組の大谷ゆりちゃんが、本人はいやでいやでたまらないのにクラスの投票で押し付けられたエイリアン対策係になってからの、頭の上にのっけた共生型エイリアンの助けを借りながらエイリアン駆除に泣きべそかきつつ奮闘する毎日……、と、この設定だけでもうお腹いっぱいって感じもしますが、是非是非この設定だけじゃなくて、特に何考えてんだかわからない担任の先生を、突き抜けた絵で描いてほしいんです。
 絵でもう一ついえるのは、流線がほとんど無いんですね、これ。スピード感が意識的に持てないような画面になっている。だから、かわいい方面とグロテスク方面が、こっちが心の準備をする前に唐突に画面の中で衝突したりして、それがぞくっとするようなコントラストを生み出すこと、も、あるんです。
 そしてこの強烈なコントラストで見せてほしいのは、悪意ですね。打算以前の悪意。それやってくれたら寄生獣よりも評価します。

1999/04/24

 活発な選挙戦というのもいいですなあ、ネガティブキャンペーン合戦ってえと特に>公明、共産。

1999/04/21

 今月のウルトラジャンプ、表紙見た感想。……だれだこいつわ。
 愛らしいRAELというのはイケません、ダメっす、犯罪っす、百歩譲って笑うのはいいにしてもそれは戦慄すべき人外の異様を内包せる薄ら笑いでなくてはアカンのです(間違)、口はともかく目まで笑ってはRAELのRAELたる証がどっか行ってしまうのであります(勘違)。
 #といいつつここらへん壁紙にしてたりする訳ですが(おい)。
 #だって、かーいーし(をひ)。
 さて、今月。RAELはじぇんじぇん出てきません、ものの見事に表紙だけです。焦点が当てられているのはジュジュの姉。彼女はスタイプの庇護を受けていた訳ですが、それ以前のジュジュとも一緒だった頃の、かなり悲惨な家族生活が描かれます。ここらへんからスタイプに拾われることになったんでしょうか。そしてそれが現在の彼女の病気の原因にもなっているとしたら、そーゆーエグい展開は私的には行け行けどんどんもっとやれなのです。ジュジュにはもちっと動いてもらいたいので。でもそうなると紅花の影がどんどん薄く……

1999/04/20

「停戦ですね。とうとう」
「ああ」
「嬉しそうな顔をしていた方が良いですよ、プレスの前では」
「そういうものか」
「整理がつきませんか?」
「覚悟はしていたさ、損害も大きいだろうとな。だが、それは、こんな妥協をする為の犠牲だったのか」
「協定も公表されました。政府の大局的判断です。我々は受け容れねばなりません」
「だが……」
「ヤオ先輩、それ以上言わないで下さい。言われると、私は、私は……」
「そうだな。済まない、セル。愚痴になった」
「先輩……」
「停戦だ。祝おうじゃないか。これが平和だ。求めていた平和であるかどうかはこれから判断すればいいことだ」
「これから? 先輩、まさか」
「なにもしないさ。平時の軍人らしく大人しくしている。ただ……」
「ただ……?」
「火種は燻り続けたまま消えていない。それが再び燃えあがることを望むものではない。しかし火が顕になればそれを消すべく命を削る人間が要る。斃れていった者と私とを別けたものが紙一重の偶然でしかないということを忘れられない私には、どんな小さな火種であっても気になってしまうらしい」
「自重して下さい。少なくとも今日の会見には親地球派のプレスも」
「セル……軍歴が終わる前に、もう一度、完全な平和を手にするための戦いを望むというのは、私も好戦派に毒されたかな?」
「いえ……そんな……」
「平和の文字の踊る見出しを見ても戦友の絶叫が忘れられない。そしてまた再び鋼と硝煙の歴史が繰り返されるならば、たとえそれが遥かな未来だとしても、魂を悪魔に売り渡して転生をはたしてその戦場に立ちたいと願う部分が自分の中にある。一体これはどういうことなんだろうな」
「先輩は責任感が強いですから」
「本当に、そう思うか」
「……そう思わせて下さい。時間です。デッドフォール作戦の公式発表が始まります」
 
 え〜と、パワードール3、参戦したいのはやまやまやままでございますぐわ、当方としては購入計画すら立てられませんので(泣)、草葉の蔭から見守るにとどめまする>いいんちょモード発動中銀髪属性さま

1999/04/15

 店頭で見てよーやく出ていたのに気付きました、「観用少女(プランツドール)/川原由美子」の、四巻。この生き人形の話、私が好きなのは、普段は見えない人間の心の裏側にあるものが、半人間のプランツを前にしたときに鮮やかに出てくるってところなんですね。ひたすら美しいけど言葉を持たない人形というやつが所有者に無言を以って語るという。そういう意味で圧巻なのは、収録された四話のうち最後の「メランコリィの花冠(ティアラ)」。人形を世話する青年がついに人形を枯らすことを受け容れてしまうあたり。あと、ラストの意味深さでは、最初の「流砂」もいいですね。

1999/04/14

 確か「石の花/坂口尚」って文庫化されてたと思うんですが、ユーゴ情勢が気になるという方、ぜひ読んでみてください。第二次大戦中、パルチザンに身を投じて戦う少年の話(と、単純にいえるものじゃないんだけど、記憶が曖昧なのでこれ以上いえないのです)なんだけど、悲しいことに、ユーゴ分裂以来の状況は、まるで過去が繰り返されているような気がする。

1999/04/13

 そうか、そうか、次から芥川賞選考会の顔ぶれが約一名変わるのか、そうか、そうか。
 とでも思っとくことにする。

1999/04/11

 各ファイルの<HEAD>内に<link rel="...">でrelationshipを定義しようとするも三分で挫折。
 だってぇ、こんなしょぼいぺーじでもぉ、40くらいファイルあるしぃ、スクリプトで一発ってのもできそうにないしぃ、っていうかぁ、ファイル名に統一性ないからぁ、そんなの書けないしぃ。
 要するに最初からやっときゃいいものを後の祭りということでございます。
 
 しょうがないので(なにが)先週分と併せて「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」
 原作は好きです。OVAは見てません。CDは聞いてません。そういう人間にとって、なんというんでしょうか、“もどかしい”構成です。OVAもこうだったんでしょうか。この作品に限ったことでなく、めでぃあみっくすとかいうやつ全般、それまでのものを切るか残すか独自の味付けをするか、そこらへんにスタッフの迷いを感じてしまうことが多いのです(トライガンは健闘した方だと思う)。特に、制限の多いTVオンエア作品を既に発表された原作から作る時、“切る”作業は大事になってくるはずです。
 そしてこんな事を言うのは、映像化で付け加えられるべき部分、絵的にこれはという表現が、見出せなかったからです。オープニングがなまじ良いだけに、艦隊戦のあまりに定石通りの絵と芝居には正直脱力です。第一話でそうでした。第二話もそうでした。だからそこは期待しません。だからドラマで頑張ってほしいです。
 んで、ドラマの上で何を残すかだけど、個人的には“オールドタイマー”を。これ、尺が厳しいのかもしれないけど、ちょっとでもいいから触れてほしいです。オデコがあれだけ輝いているんだし(謎)。

1999/04/10

 こんな夢を見た(コラ)
 
 いつものように細い線を繋いで(涙)、タイムアウトに怯えながら(泣)、なんとかメールボックスをさらうと、こちらの出したあるメールに対する返信が一通。再度返信の要ありと認む。んなわけでエディタを立ち上げる。引用符が一つの所は相手の文章、二つの所は相手に引用された私の前回の文。エディタの設定上、引用箇所は色分けされるので、数行ごとに互い違いに色分けされたテキストが出来上がっていく。署名つけて、さて送信すべく細い線を……
 で、目が覚める。
 そもそも最初のメールを書いてる最中にうたた寝してしまって、その時に見た夢なんで、返信なんかある訳無いしましてやその返事なんて書ける訳無いのであるが、夢の中では既に往復書簡が出来上がっていたことになる。
 その文面が笑えるのだが夢の中とはいえ私信なので(そうか?)割愛。
 しかし、引用符二つと引用符無しの間にあった引用符一つに続いていた文章というのは一体何だったのだろう。要するに、私の頭のどっかが捻り出したことには違いないのだが。相手にどういう返事を書いてほしいか期待しながらメールしていたとすると、私ってばかなりヤな奴……。

1999/04/07

 よーやく、OURS読みました。表紙であおってるんで、ををっ、ウルフウッド散華かと思った「トライガン−マキシマム−/内藤泰弘」ですけど、ヴァッシュとレオノフだけでした。だけど、よさげですよ。魔人の過去が語られるのって初めてでないかい。いいとこで終わってるので、それが何なのかまだわかんないけど、期待期待。
 初っ端に番外編とか書いてある「エクセルサーガ/六道神士」。たまにならいいですけどね、こういうのも。わざわざ異世界用意しなくても十分パワーあるキャラなんだから、やっぱり某市を舞台にしてやってほしいです。でも「誰だ 貴様ーっ!!」この一言ですべてユルスってかんじでせうか。
 ずっと気になってた「だいらんど/がぁさん」この二、三回でようやく見えてきました(間抜け>わたし)。ここまでくれば、そろそろらしい結末をハズすことはないと思います。個人的には、いつまでもさまようってオチでもいいんですけど。
 読み切りの「ONE NIGHT STAND/やまむらはじめ」。女の方が街に出てくるという、先月書いた「サイレンの棲む海/冬目景」と対になるような設定の話です。出てくる人間が、特に男の方が、最後まで突っ走れないというのは、そっくり同じです。なのでぜひ読み比べてほしいです。
 #お互い踏み込まずにそのまま……って話が実は私はツボらしい。

1999/04/01

 回線激重なのでこれだけ。コミックバーズ編集部からの情報
 BIRZで私がチェックしてたのは「羊のうた」「陰陽師」「しびとの剣」。むぅ、けっこう多い方ではないか。


Copyright くわたろ 1999