登場する用語や職業の解説、等

メモ書きから抜粋。設定とかわざわざ書くタイプじゃないんですが、長くなってくると書かないと混乱するものですね。ネタバレするのもアレなので、小説の進行にあわせて追加予定。読む前にここ見るのはあまり勧めません。確認とか用?

 クリュース王国
 首都はセニエティ。国の東と北は山岳地帯。西は海岸、南は平野(森と田園)が続いたあとに大樹海がある。
 北方の大国。ただし、南端の樹海周辺はそこまで寒くはない。
 元々攻め難い地形の上、冒険者システムによって各国から人が集まるようになった為、外国との大規模戦争は近年はない。
 但し、樹海周辺や東の山岳地帯周辺の少数民族との小競合いや、海岸周辺を襲撃されたり等は度々ある。

 冒険者
 クリュース王国内では、冒険者、として事務局で登録すると、国からの様々なサポートを受けられる。
 実質の仕事内容はいわゆる何でも屋だが、紹介所で仕事を貰う事が出来、仕事を終了すると依頼者からの評価を見て内部評価が上下する。
 評価がある程度以上上がると、上級冒険者として紹介所にいかなくても、事務局から仕事が依頼されるようになる。

 冒険者事務局
 冒険者用の支援を行う国営機関。
 冒険者の登録、仕事後の評価を貰う等、転送や、冒険者同士の伝言の受け渡し、資金相談、各種のサービス窓口。
 国内で少し大きめの町には大抵ある。紹介所は仕事を紹介してもらえるところ。首都以外は事務局の中に紹介所もある。

 神官
 それぞれの神をまつる神殿に属する。彼らの使える魔法はその神殿の神によりけり。
 神殿に属する学校を出れば神官になれる。大抵は、正神官になって神殿の仕事をするか、準神官になって冒険者になる。
 神官の魔法は長年積み重ねられ確立されたものなので完成、安定し、術者の魔力等に左右されず目的の効果を出せる。
 
 騎士
 騎士試験に合格したものがなれる。
 但し、貴族出身でないものの場合は、試験を受けるのに様々な前提条件を満たす必要がある。
 騎士団に正式所属すると冒険者として仕事をするのはかなり制限される。入らない場合は、平時は仕事や義務が殆どないので、冒険者としての格を上げるために騎士になっている者も多い。ただし、何かあった場合は、騎士団の召集に応えて戦いに参加する義務がある。
 ちなみに、従者を従えたり、自分の紋章を持っているのは貴族の騎士だけ。

 警備隊と騎士団
 警備隊はその街単位で組織された街の治安維持の為の機関。雇い主は領主や街の商人ギルド等で、首都のみ国王。冒険者を雇っている事が多い。
 騎士団は国立機関なので一般的な犯罪取締り等はせず、大規模な暴動鎮圧や、対国外戦闘が仕事。平時は国境付近や砦での警備、国王の直命による仕事等。いわゆる警察と自衛隊の違いみたいなイメージですな。
 
 魔法使い
 ひたすら魔法の道を研究する人達。魔法は常に研究している物なので魔法使いの魔法はある意味すべて未完成。 その為、一見同じ魔法に見えても術者により(術者の体調によっても)効果が変わるので、全く同じ効果の魔法はありえない。
 生まれつき魔力のある子供が見出されて魔法使いに弟子入りする。但し、魔法使いといえるところまでいける人間は少なく、大抵は魔法使い見習止まり。魔法使いを断念して、知識を生かして医者や役人になるものも多い。
 杖は自分が完成させた呪文を封じ込めておくもの。杖に仕込んだ呪文は、それを引き出すためのキーワードを言うだけで使う事ができる。杖がない場合は、長い詠唱と魔法陣作成を1から全部やらねばならない。
 
 傭兵団・私設騎士団
 冒険者が集まって作った組織。数名の上級冒険者を軸に、冒険者達を集めて組織として仕事を請け負っている。
 大規模なものは、権力者とつながりを持ち、力を持っている事が多い。



――クリュース王国における主な神殿と術の系列――
※信者は神官の使える術の内でも、簡単なものが使える。どれだけ使えるかは人それぞれ。

<三十月神教:クリュースの国教、30の神が月の満ち欠けに合わせて当てはめられている。満月が主神であるリパ。真逆の新月がアルワナ。明るい月程ポピュラーでいい意味で信仰される神様、暗い月程、余り表向きでない人の世の暗い部分(悪い意味ではない)をつかさどる神になっている>

 リパ
 慈悲の神。創造神。主神。
 神官は世界が持つ力を集めて奇跡の術を使う。神官は主に治癒や防御の術を使える。いろいろ条件が必要だが蘇生術もある。
 一番信徒が多い。特に貴族や王族は大抵これで、国の行事もまずリパ神に祈られる。

 アッテラ
 戦神。
 神官は身体機能を強化する術を使う。一応治癒も出来るが、治癒する相手の体力を使う。
 戦士等戦いの強さを求めるものの多くはアッテラ信者。医者になるものも割りといる。
 神官達の最後の術として肉体を暴走させる狂戦士化がある。

 クーア
 予言と千里眼の神。
 神官は主に心の目と空間に関する術を使う。一瞬前の予知や、遠見の術が使える。離れた場所間の通信や、転送術も。
 術のために冒険者事務局にかなり神官が雇われている。但し、需要があっても才能がないとクーアの術は使えない。

 アルワナ
 意識と眠りの神。
 神官は眠りに関する術を使う。眠らせる、眠っているものを操るor意識を読む。
 また永遠の眠り=死者との対話も出来る。リパの蘇生とは少し違うが似ている反魂の術がある。
 割りとマイナーな神様。だが、神官達は各地で暗躍しているとの噂も……。

 ロックラン
 森と狩りの女神。
 神官は動植物・天気等、自然に働き掛ける術を使う。動物避けの結界を張ったり、天気を読んだり、水を探したり等。
 植物や動物と対話も出来るが、人間の意識と違っている為、相手からの答えは漠然としたものになる。
 狩人は殆どがこの神様を崇めている。

 ケーサラー
 記録と記憶の神。
 神官は物事を丸々記憶する記憶術や、物から記憶を読み取る術が使える。研究者や文官、吟遊詩人等にこの信徒や神官が多い。
 物事の記憶から、将来起こるべき未来の出来事を予知したりもする者もいる。

 ヴィンサンロア
 罪人の神。
 罪を犯した者を許し、彼らを守る神。ただし罪を悔い改めていない者は守らない。
 元罪人の神官が多い。術は姿を隠したりする等、術の全ては術の大きさに比例した痛みが返ってくる。





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