ここでは「画廊 壱」に掲載している”WING GUNDAM”(g01w_ahp.jpg) の制作過程の解説をしています。
WIndows3.1のパソコンを購入した当時、PhotoShopなどという高価なツールにはとても手が出ませんでしたし、Windowsに付属していたツールでは貧弱すぎて使えるものではありませんでした。
当時ハンディスキャナが全盛で、各社取り込んだ画像を加工する為のレタッチツールを付属で添付していまして、私が買ったNEOSのハンディスキャナに付属していたのが”Imagi Folio LE”という720kのFD2枚組みのレタッチツールでした。
このツール、一般的な画像処理(フィルター関係)はそこそこなのですが、エアブラシがPhotoShopのようにグラデーションが効くものではなくランダムノイズのようなブラシでしたので、これでグラデーションの効いたCGを描くのはかなり難しい問題でした。
この頃は98互換機で”マルチペイント”という16色のCGツールでCGを描いている事が多く、使い慣れているという事もあって、元絵は全てこちらを使って描いていました。
せっかくのフルカラーのCG作成環境を手に入れたので、何か良い方法は無いかと考えたのが、各色毎(近似毎)に16色パレットをフルに使って描き、各色毎に描いたCGをフルカラーツール上で合成するという方法でした。
私も時々この手法でCGの部品を作っていたりします。