サブライム・バースデイ  2
 
サービス、サービス
00/06/22

伸ばしに伸ばして更新1ヶ月ぶりになっちゃいました。すんません。
とり急ぎ、これまでの経緯を報告するよ!

まず、5月29日。
モニター上でオールラッシュ(編集の決定稿)。
その後編集部は、ダビングスタジオとなる東宝スタジオセンターに居を移して、Avidのデータどうりにフィルムをつないでいくという作業をシコシコとやっちょりました。

で、全部つなぎ終えた6月9日。
今度はちゃんとしたスクリーンで試写のやり直し。
投影面積の違い(モニターとスクリーン)や画の発色、質感(デジカムキネコ、ハイビジョンキネコ、フィルム)が変わってくると、当然Avidでやってた時との体感速度のズレが出るからね。
んで、そのズレを解消する直しを施して12日。
改めてスクリーン上で試写チェックして、「さあみんな、ゴハンよー」「はーい!」ってカンジでした。

目下、26日から始まるダビング作業に向けて下ごしらえの最中。

監督が入ってからオールラッシュまでの編集期間、しめて1ヶ月強。
ゆとりのスケジュールだったよねえ。
まあ、合成の上がり待ちとかあったから実現できたスケジュールなんだけどね。

極限状態のような切羽詰った製作環境からは、まれに神がかり的な作品が生まれることがあるけど、ゆとりの製作環境からは客観的視点が保てるという点でベリーグー!
えっ?ゆとりなんかなくても客観的視点を保つのが編集部の務めだって?
うっさい、ハゲッ!!いくら編集部でもね、朝から晩までガーーッてやり続けてたらポワ〜〜ッてなって、すっ、すいません、あのときの僕はどうかしてたんですっ!ってなことがあんだよ!!
って助手の森下君が言ってたよ。僕はそんなことは全然思ってないよ。えへへへ。

でもね、今回はプロデューサーの南里さんが某所にて、10代後半から20代後半の女性を集めて「恋のから騒ぎゴッコ」いや、スニークプレビューをやってくれたんで、そのリサーチを編集に活かすなんてことができたんよね。これって大切?うん、大切!

『サブライム・バースデイ』は、東京写真美術館にて公開という、ちょっと特殊な作品なんだけど、だからといって独り善がりな実験的作品にはしたくないっちゅのが僕達の基本コンセプトだったのね。
確かに、老若男女楽しめる作品か?と問われるとノン!と言わざるをえないんだけど、観てもらおう、聞いてもらおうという努力は大切だよ。
エヴァの次週予告でミサトさんが繰言のように言ってた「サービス、サービス」の精神はここでも生きてたよ。
ダビング終了
00/07/01

6日間という、ちょっと余裕目のダビング期間をたっぷり使って『サブライム・バースデイ』の仕上げ作業、本日終了っす。
しょしてっ!
「サブライム?なあに、それ?ああ、1秒間に1コマ入るアレ!」とスルリスルリと体の中を抜け落ちていく、まるでとっかかりのないタイトルは『式日』として生まれ変わったよ。
「シキジツ?なあに、それ?ああ、当人の手書きがウリっていうアレ!」
おだまりっ!

しょして、しょしてっ!
東京写真美術館での公開は年末と判明。
がーーん。ショック!そんなに待つの?
しゅん・・・
楽しみにしてた人、ゴメンね。みんな忘れないでね。
でも、年末にはもうヒトネタありそうだから、楽しみに待ってるとオジサンがキャラメルをくれるかもよ。

まだまだ来月5日の0号試写まで気が抜けない状態だけど、ひとまずはこれで決着がついたってカンジ。
トータル2ヶ月という長い仕上げ期間が結実した結果を是非ともみんなに観てほしいと思うわけ。

やあ、今日はいい夢が見れそうだ。
 


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