時代遅れ

「たまごっち」再び…通信機能搭載で進化

懐かしいね。以下転載。
>今回、赤外線通信機能を搭載。
>友人のたまごっちと通信することで、おみやげを交換したり、ゲームをしたり…と“進化”したとか。
>バンダイの中原葉子さんは「新しいメンバーで、新しい感覚で作りました。自信あります」と、今年の目標を200万個に設定。
>再び列島に大旋風を巻き起こすことができますか。

うん、無理。売れねーだろ、今更。

何でもそうですが、日本ではこぅ、後から考えると死ぬほどどうでもいいモノが、異常なほど売れるって事が稀にありますね。
古くはダッコちゃん人形や、このたまごっちも。食べ物ではナタデココなんかもそうでしたね。
なんというか、一瞬だけ異常に盛り上がる国民性とでもいいますか。
「踊る阿呆に見る阿呆」って言葉そのまんまというか、ノリやすいんでしょう、みんな。

そんで、まぁ、たまごっち。
何だったんですかね、あの異常な人気だった頃って。
オモチャ屋の開店数時間前から店頭に長蛇の列が出来たり、お祭りのテキ屋で高値で売られてたり。
当時、普通のゲームショップで「たまごっち入荷しました！限定5個！」とか書いてあるのを見て、
「へー、世間であんなに大騒ぎされてるたまごっちって、どんなもんなのよ？」ってオレがショーウィンドウを覗いたら
19800円とか書いてあって、「・・・うん？ アレ？ ゼロの数が・・・？」と小首をかしげた覚えがあります。
っていうか正規の店が定価の10倍で売るなよ。

バンダイは当時、経営状態の悪さからセガに吸収合併されるという話が出ており、新社名（セガ・バンダイ）まで決まってました。
結局はこの合併話は破談となるワケですが、バンダイがこういった切迫した状態から合併を逃れる事が出来たのは
たまごっちが予想外過ぎるほど売れてくれたからでしょう。もちろん他の理由も多々あったようですが。

そんなバンダイの危機を救ってくれたたまごっち、今回リニューアルされたそうで。
赤外線通信機能を搭載し、友人のたまごっちと通信しておみやげを交換したり、ゲームをしたりなどの機能を追加。
開発者曰く「新しいメンバーで、新しい感覚で作りました。自信あります」とか。

新しい感覚で作りました、ですか。

どうにもこれらの文章を読むと、5年前に発売されてたどこでもいっしょ＆ポケットステーションを連想させられてしまうのですが。
しかもポケットステーションは既に2年前に製造終了してます。
今回のたまごっちがどの程度のものかは知る由もないですが、どうしても時代遅れな気がしてなりません。

バンダイは今回のたまごっちの今年の販売目標を200万個に設定したそうですが、

個人的には、過去のブーム後のたまごっちの扱いを見る限り、ワゴンセールに200万個の間違いではないのかと思います。

Posted by Salan at 2004年03月21日 17:50 | TrackBack