馬の耳に真珠

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その拾壱

幸せ

私、今幸せです。最高に。
みなさんすみません、てくらい。うん、とろけそう。

1月15日、12月に北海道から、千葉に移動して来た愛馬に会ってきたのである。
いつもそうなのだが、彼女に会うと、心の中のモヤモヤや思い患っている事が、
あら不思議、とばかり雲散霧消してしまう。
もうおととしになるか、初めて会いに行く前に、クラブ及び愛馬出資の先輩の
ある人にこう言われたことがあった。
「触ってやってください。下界の事が忘れられます。」それは本当だった。
(もっとも既に彼女に一目惚れでメロメロだった私は疑いもしなかったけど。)

愛馬のいる空間は、門別だろうが佐原だろうが、天上界である。
あぁ、薔薇色の時間。
そしてあの娘は天使。触れるだけで、怒りも哀しみも痛みもすべて癒してくれる。
近頃「癒し系」美男・美女が流行っているが、そんなモン束になってもかなうものか。
何せ天使なんだからね。
元々、イヌ・ネコ・小動物を見るとたちまちトロケてしまう質ではある。人間の子供とか
赤ちゃんはさほど可愛いと思わないくせに、動物の子供なんて見たら、思いっきり瞳孔が
開いてるはず。
(人間は好ましいと思うものを見ると「カッ」と瞳孔が広がるらしい。)
夕方帰って来て速攻で焼いた写真を眺めながら、また瞳孔を広げてる。ヨダレの一滴や
二滴垂らしてるかも。

一口愛馬を始めてから、子供の写真を定期入れに入れたり、年賀状にする人の気持ちが
わかるようになった。その昔、「腕白でもいい、たくましく育ってほしい」というCM
コピーがあったけれど、まさにそれ。
この仔の競走成績が例えどんなものでもかまわない。クラブにも文句は言わないし、この仔
を恨んだりしない。ただ、無事で元気であってくれればそれでいい。多くの親が子に願うよう
に。ヒソカに、うちの仔はやるときゃやるよ、と思ってはいるのだが、例えそうでなくても、
無事是名馬、それでいい。

ただ、この仔が競走馬という経済動物と呼ばれる事は仕方のない事。それならば、
あぁ神様、その生涯が豊かになるだけの力をどうかこの仔に与えてやってください。

今回は、本当に親バカ丸出しで申し訳ないですが、私の癒し系天使達、そして幸せの
証拠写真、ちょっと見てやってください。(正確にはシュガーちゃんは出資予定馬)


上段「ノースハーミット97と私
下段「シュガー(テイエムクリエース97)とKISS」






その拾壱おわり

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