大澤 武司
(Dr. OSAWA Takeshi)



 


熊 本 日 記
(2010年6月)

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□2010年6月30日(水) 就職活動ガイダンス

 終日研究室にて档案を読み進める。どうも先行研究が描く建国初期中国外交像と異なるものが頭のなかにイメージとして出来上がりつつある。やはりなんだかんだ言って、外交実務は毛沢東と少し離れたところにあったということなのだろうか。「以打為主」をどう捉えるか。

 午後は「就職活動ガイダンス」に出席。就職支援課より「学生に喝を入れてください」と依頼された。東アジアの学生30名、英米の学生11名を前に少しばかり話をする。私自身、「就職氷河期」まっただなかの1996年に民間企業に就職したものだから、いろいろと濃い「就活」体験を持っている。

 話し出したらきりがないが、とにかく「臨戦モード」にできるだけ早く気持ちを切り替えた人が勝ちだと思う。「超氷河期」にも関わらず、今年、すでに大手より内々定を得たゲストコメンテイターの二人はいずれも私のゼミ生。これといって何も指導もしていないので彼らの頑張りがすべてなのだが、なぜか鼻高々な感じ。

 学園大だからこそ、なによりも「就活」が大事だと思う。せっかく「四大」に進んだのだから...。

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□2010年6月28日(月) 粛々と...

 珍しく随分と更新できず。この間、少しずつ档案を読み進めてきたのだが、6月も下旬となり、だんだん焦り始めてきた。まずは7月上旬に東京で行われる『日中関係40年史』執筆者会議の報告準備。15分程度の報告だが、新しい研究成果が続出している部分を担当するため、目を通すべきものも多い。特に「四国の香○大学に赴任された某先生の博論」の読み込みが体力を奪う。加えて7月末締め切りのペーパーもまだ書き始めるところまで行っていない。週末返上で研究室に籠る日が続いている。

 労働組合の定期大会準備や紀要の編集会議準備、さらには学科ホームページの更新作業などこまごまとした仕事も途切れずに入ってくる。授業準備や定期試験の作問は終えているので、とにかく前進あるのみ。あちらこちらからいろいろと頼まれ事も多い。今日は終日、研究室にて「研究」に取り組む。

 せっかく買った小さなオープンカーも「梅雨」のためルーフを閉じたまま。外は土砂降り。熊本の「梅雨」は長い。

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□2010年6月14日(月) 納車

 なんとも急な展開だが、いきなり納車。さて、何を買ったでしょう...?

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□2010年6月12日(土) 車選び

 夏の賞与も出たので、自分用の車を購入することに。ドライバー歴18年になるが、自分で車を買うのは初めてである。子供の教育費があまりかからないうちにという判断から。さて、何にしようか。

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□2010年6月8日(火) 楽しみな仕事

 午前は卒業論文ゼミ。日中両国の刑法における量刑比較に興味を持った学生と議論。とはいえ今は「就活」のピークなので、ほどほどにする。午後は「現代中国の政治」と「時事中国語」の講義。前者は少し内容が「政治学」に偏りすぎていて、外国語学部の学生は若干戸惑い気味か。

 近い研究テーマに取り組んでいる「博士后」の研究者が博士論文をまとめあげた由。とある事象を全く正反対の側からみているので、史料の読み方も若干異なるようである。後期集団引揚の「本質」について、新たな分析枠組みを提示していただけそうなので楽しみである。勉強させていただければと思う。

 出版についていろいろと焦りはあるが、現状ではどうにもならない。

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□2010年6月5日(土) 柿原養鱒場

 多忙なのだが、かねてより息子にねだられていた「釣り」にでかける。とはいっても、いきなり天草で海釣りというわけにもいかないので、近くの釣り堀でとりあえず我慢してもらう。

 自宅から車で20分ほど、庭園風の敷地にニジマスの釣り堀がある「柿原養鱒場」さんにお邪魔する。釣ったニジマスをその場でフルコースに料理してもらえるので(Bコースは3匹で作れるなど)、結構楽しめる。庭園を見ながら生ビールを片手にお座敷で食べる新鮮な鱒料理は、日差しが強くなってきた熊本の初夏にぴったりである。

 座敷の縁側で涼しい風に吹かれながらうつらうつらしていると、案の定、息子のひと声。「釣り堀に落っこちた〜」。もちろん、全身ずぶ濡れ。いつものことなので着替えも準備してあるのだが、それにしてもお約束のように毎回「落ちる」のはどうしたものか。

 帰宅後は史料読みを続ける。

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□2010年6月2日(水) ひさかたの安全地帯

 午前中は授業準備。ようやく東洋史概論の春学期分のレジュメとパワーポイントがすべて完成した。残るは「国際社会と日本」2回分のパワポのみである。これが完成すると日常の講義負担がかなり軽減され、研究に使える時間もさらに増やせるだろう。もっとも、鳩山さんが急転直下辞任したので、1回分のレジュメは作り直しである。午後は教授会。その後、3時間ほど「秘密会議」。問題は山積みである。

 NHKの「SONGS」に安全地帯が出ていた。私は知る人ぞ知る安全地帯ファンである。いろいろあったからだろうか、今回のステージは、玉置さんの「口」と「声」のバランスに「違和感」があったように思えてしかたない(直接的な表現は避ける)。最初、「マイクのエコーの効きが悪いな」とちょっと感じたのだが、パフォーマンスが進めば進むほど、「違和感」が増すばかりであった。

 「恋の予感」ならぬ、何か「危険な予感」を感じたのは私だけだろうか。

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□2010年6月1日(火) 報告書づくり

 午前中はゼミ。午後は講義がふたつ。締め切りが迫っている科研の報告書をつくる。学振のDC、PD時代は長文の報告書の提出が義務化されていなかったので、今回が初めてとなる。とはいえ、かつてに比べてその負担は大幅に軽減されており、日々、きちんと研究を進めていれば、自然と「報告書」は形になる。英語の成果概略を作らねば。

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