◆◇◆ Presario UPG の日本語化 ◆◇◆

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ここでは、叩き売り状態で出払っていたPresarioに、
ネット通販で入手した、AERO 2100 UPGを導入するという、
Presarioバブルの典型的パターンでの日本語化に特化した方法を
記載します。

<< 1.UPGをする前に・・・ >>

今すぐにPresarioにUPG KITを導入したい気持ちは分かりますが、
その前に、PresarioのWindowsディレクトリにある次のファイルを母艦に保存しておいてください。

msgothic.ttc
wince.nls

この作業を行っておかないと、どこかの誰かさんのように、
KITの差し替え数ウン回という面倒なはめになりますよ。

<< 2.PocketPCへのアップグレード>>

準備が出来たので、心おきなくPocketPCへアップグレードしましょう。
アップグレードの詳細は、

PresarioPocketPCへのアップグレード

を参照してください。

<< 3.ソフトウェアの入手 >>

日本語化を行うにあたり、必要なソフトウェアを入手してください

1)レジストリエディタ

設定変更に必要です。TascalRegEditやRegEditなどを入手しておきましょう。
私はTascal RegEditを使いました。

2)レジストリの設定ファイル

iwabuc's z50 非定期通信のFAQで紹介されているmsgotic_ttc.regを入手してください。
ページに紹介されている内容をテキストファイルに落として、
ファイル名をmsgotic_ttc.regにして保存しておきます。

3)kctrl

英語環境で日本語を使うためのソフトウェアです。
Mobile Computer Software GalleryでDLしましょう。

なお、今回の方法では、フォントにmsgothicを利用するので、
日本語版をDLしてください。

4)バイナリエディタ

Presarioから吸い出したwince.nlsをそのまま利用すると、
日本語が文字化けしてしまいます。
これを回避するためには、TEEVさんが公開している方法で、
バイナリを操作する必要があります。

<< 4.wince.nlsのバイナリの編集 >>

TEEVさんのHPを参考にwince.nlsのバイナリを編集してください。

※バイナリの編集は危険ですので、必ずバックアップをとっておいてください。

<< 5.ファイルのコピー >>

準備をしておいた次のファイルを母艦上からPresarioのwindowsディレクトリにコピーしてください。

kctrl.dll
msgothic.ttc
wince.nls(先ほど、編集したやつです)

PsPCからとってきた2つのファイルは、他のハードからのコピーだと、
ライセンス違反になるでしょうけど、アップグレード製品だから、大丈夫だと思います。
(思うだけなので、保証はないです。各自の判断にお任せします。)

※2002/3/25追記
ActiveSync3.5経由でwindows.nlsをコピーしようとしたら、
書き込み違反でエラーになってしまいました。
ActiveSync3.1でやらないと、だめかも知れません。

<< 6.レジストリの設定 >>

ここで、レジストリエディターをインストール。
以下の作業を行ってください。

1)Fontlinkの対応

3で入手したmsgotic_ttc.regをインポート

2)日付表示の対応

[HKEY_LOCAL_MACHINE\nls]
"DefaultLCID"=dword:00000411

[HKEY_LOCAL_MACHINE\nls\overrides]
"ICaln"=dword:00000001
"ICent"=dword:00000000
"IDate"=dword:00000002
"ITime"=dword:00000001
"ITLZr"=dword:00000000
"S2359"="PM"
"S1159"="AM"
"SDate"="/"
"SLDte"="yyyy/MM/dd"
"SSDte"="yy/MM/dd"
"STFmt"="H:mm:ss"
"STime"=":"

3)PIEの設定

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer\International]
"Default_CodePage"=dword:000003a4

<< 7.リセット後の動作確認 >>

ここまで来たらCEのリセットを行います。
再起動後、Todayの上の日付、時刻の表示が正しいことを確認してください。
また、ここまでの状態で、PIEおよびInboxの日本語化も成功しています。

<< 8.日本語入力環境の導入 >>

このままでは、日本語の表示ができただけなので、
今度は日本語を入力できるようにしなければなりません。

そこで、ComPOBoxを導入します。

この方法につきましては、いろいろなところで説明がかかれていますんで、
記載は省略します。注意点があるとすれば、kctrlで日本語版を導入しているので、
それにあわせて日本語版を利用しないといけないという点です。

以上で、とりあえずPresario UPGの日本語化大成功!です


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written by まつし