[ホーム][予想][コラム][プロフィール][リンク]


俺的競馬戦法の歴史

高校生の時から競馬に目覚める。
やっぱ、賭けたお金が何倍にもなって返ってくるのは小遣いしか収入のない学生で
も魅力的に映ったのだろう。学校も府中にあったしね。
まだまだ「鉄火場」という雰囲気の古きよき時代でもあり、パドックで騎手に向かって
暴言を吐くドロドロ親父達に囲まれちゃ馬なんかユックリ見てられない。で、初心者に
ありがちな予想本にハマる、という状態に。
今でこそ星の数ほどある馬券本も当時は三恵書房くらいしか印象にない。ま、ン万円
する怪しいビニ本はあったな。
けど、語呂合わせや大流行していた出目なんかじゃ、向学心旺盛なヤングにとって物
足りないわけで、最初に買ったのが・・・
■タイトルとか忘却のかなただけど「能力指数」系のやつ。
着順やら人気やら競馬新聞の数字だけで能力値なるものを算出するのだが、当たり
前のように当たらない
。長い時間かけて電卓叩きつづけて結局人気順(笑)。
ただ、デジタルに評価される事には感動を覚えて、結構長い期間電卓叩をたたきつづ
る。(←ばか)
しかし、いい加減当たらないので、向学心は満たされないが、「1点買いで8900円
的中!」
という見出しに惑わされ・・・
■結局、「出目の神秘」みたいな本にも手が伸びる。
その日の枠連の出目を塗りつぶして、そのパターンから次の目を当てるというヤツ。
意外な高配当をゲットしたこともあった。例によって、ちょっとの間はハマってしまう。
今となっては洗脳?な感じがするが、考えてみりゃトラックバイアスみたいなもんだし
、そうそう馬鹿にしたもんじゃないかも。(未だに洗脳か>俺)
で、塗り絵に飽きてくると、何を血迷ったか・・・
■月齢で馬券を当てるカルト本に惹かれる。
軸を決めれば、その日の月齢によりヒモが3〜4点、自動的に算出されるという、かぐ
や姫もビックリな内容。8枠制で軸が決まって4点流したら5割は当たるもんな。
つーか、軸が決まらねーから苦労してんだよ。そもそも月齢による潮の満ち干きが
経済動物である競走馬にどういう影響があるのか。
ちょっと前でも佐藤洋一郎(だっけ?サンスポのひげ親父)は、満月の日は荒れるとか
言ってたな。馬の身体リズムが云々・・・。そんなコト考えてまで競馬やらんよ、大体に
して。
とか言いつつも、釣り師以上に月齢が気になっていたある日「当日オッズがあらゆる情
報の集大成」という「なるほど!目から鱗!」感を立ち読みで得た結果・・・
■人気順位で機械的に買い目が決まる、およそ推理ゲームであるはずの競馬
からかけ離れた方式に乗り替わり。

ABC−XYZとか、前出サンスポ親父の三頭五尾とかとおんなじ。
これは虚しかったね、実際。しかも確定オッズが前提だったので、締め切り直前に買
う必要がある。人気が接近しているレースだと順位がコロコロ変わってもう大変。レース
の合間は何もしないでボケーっとしてて、ベル間際に大慌ての繰り返し。
思いっきり作業的
んで、次に出合ったのが・・・
■「前々走7着馬を狙え!」と、ズバリ言い切ってくれる潔い方法。
このあたりになると、馬券本も徐々に増えてきていた。
7着という微妙な着順と、しかも前走ではなく前々走というところに妙な真実味を感じ、
また(たまたまだと思うが)実際、悪くない確率で突っ込んでくるを目の当たりにして「コ
レだ。」と冷静にほくそえんだ。
結構長く使ったね、実は。まあ、今思えば長かった分、一番負け金額もでかいんだろう
な。くそっ。困るのは該当馬が複数いる時とか、どうしても買いたいレースなのに前々走
7着の馬が居ない時とか・・・。そもそも7着にどういう意味があるのかを疑り出した
き自然と離れていきましたとさ。
このあとも、PV式とかオッズ裏読みとかJRAに全部仕組まれているとかをつまみ
食いしつつ・・・
■西田式スピード指数に到達。
相当ショッキングだったなぁ。氏の考え方の元になっているというベイヤー本も読んだり、
ついでに石川ワタルの時計理論とかも食す。
これ系は馬場差とかのメンテが面倒だし、そんなに流行らないかもと思った。もし主流に
なったら配当の平均額が暴落するんだろうな、そうなったら競馬止めようかな?・・・ま
で考えたが、コンピューターの普及が大きく加担し、指数そのものが新聞に載ったり、さ
らに毎週タダで基準になるファイルを公開してくれる方もいて(俺も感謝しつつダウンロー
ド)、実際主流になっちまった
けど、新馬券の発売もあって多少のオッズの正当化は射幸心を煽る配当の頻出を妨げ
ることもないようで・・・
■現在のスタイル(プロフィール参照)で結局競馬止められず。
これ以上のものはないんじゃないかな。
ここ最近の的中率をみると。