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3. VineLinux2.5のインストール

VineLinux2.5(以下、「Vine2.5」と略)のインストールは、 Kondara2.1rc1とほとんど変わりありません。

以下、注意点を挙げておきます。

3.1 ファイルシステム

Kondara2.1rc1の時は、/、/boot、/homeのファイルシステムをReiserFSにしましたが、 Vine2.5ではext3にしました。

3.2 XFree86の設定

Vine2.5の場合、自動認識されたCyberBladeXPのドライバでXFree86が正しく動作します。

3.3 PCMCIAコントローラとLANカード

Vine2.5は、カーネルに組み込まれているpcmcia-csのバージョンが3.1.31の為、 インストール後そのままでPCMCIAコントローラが動作します。
しかし、LANカード(GH-ELP100LC)を挿入すると、8139tooドライバがロードされ、 「Device or resource is busy」のエラーメッセージが出力されて正しく認識されません。
ドライバは個別にコンパイルしてインストールしなければならないようです。

8139tooのドライバのロードはmurasakiが行なっているので、 まずmurasakiのサービスを停止しました。
(murasakiの設定を変更するのが理想ですが、それは今後の課題とします)

ドライバのソースファイル(rtl8139.c)をコンパイルして、 /lib/modules/2.4.x-x/以下にインストールしてdepmod -aを行なうと、 「unresolved symbols」のエラーメッセージが出力されます。
これは、rtl8139のドライバがcb_enablerのドライバのモジュールを読んでいるのですが、 cb_enablerがカーネル付属のpcmcia-csには存在しない為のようです。 (pcmcia-cs単体のパッケージには存在します。)

とりあえず、 Kondara2.1rc1の時のドライバのコンパイル方法 と同じような手順を踏めば、使用できるようになります。


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