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2. Kondara2.1(Asumi)RC1のインストール

Kondara2.1(Asumi)RC1(以下、「Kondara2.1rc1」と略)をインストールしてみました。

2.1 インストールの設定

インストールタイプは、「カスタム」を選び、パーティションは以下のように切り分けました。


デバイス タイプ 容量(MB) マウントポイント 備考
hda1 vfat 4000 /mnt/win/c Windowsのシステムエリア
hda2 ReiserFS 70 /boot
hda3 ReiserFS 5000 /
hda5 vfat 6000
hda6 swap 128 swap
hda7 ReiserFS 4000 /home

インストールが完了した時点で発生している問題点は、以下の通りです。

2.2 XFree86の設定

Xの設定ではCyberBladeXPが自動認識されますが、解像度1024x786dotでは表示されず、 800x600dotでは表示されますが、位置がずれるなどおかしく表示されます。

東芝LinuxのサポートページFAQ にもある通り、vesaドライバを使用する事により、とりあえず対処する事が出来ます。

2.3 PCMCIAコントローラの設定

LANカードが認識されないのは、そもそもPCMCIAコントローラが動いていない為でした。
調べたところ、カーネル2.4系でコントローラを動かすには、 yenta_socketドライバを使用する(具体的には、 /etc/sysconfig/pcmciaに「PCIC=yenta_socket」と記述する)のですが、 とりあえずpcmcia-csの最新を使用してもちゃんと認識するようです。 (とりあえず、3.1.31では動作しました)

pcmcia-csのパッケージは、公式サイト( http://pcmcia-cs.sourceforge.net/) より入手する事が出来ます。

具体的な手順を、以下に示します。

これで、「cardctl status」とコマンドを実行すると、 PCMCIAスロットの状態が表示されるようになりました。

2.4 ネットワークの設定

LANカード(GH-ELP100LC)の箱やWebサイトのカタログには、Linux対応という記述はありませんが、 付属のフロッピーにはドライバとインストール方法のドキュメント(英語)が含まれています。
また、同じようにCardBusでRTL8139チップを使用しているCoregaのFEther CB-TXDの使用方法が、 CoregaのWebサイトに 説明されているので、そちらも参考になるでしょう。

私が行なった設定手順を、以下に示します。


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