[戻る] [異次元へ戻る]


クマのポポロンさん

私が、北海道に行ったのは、 オリンピックが終わってから数年が経過した頃です。 競技会場の跡地の自然破壊は思ったより、 深刻で、「終了後は元に戻します」という、 政府や地元議員の公約は守られていないのが現状でした。 そんな頃私は、 まだヨチヨチ歩きの小さなひぐまに出会いました。 どうも、小グマの母親は、 心無いハンターがいたずらに放った銃弾を浴び、 絶命してしまったとのことです。 そんな事があったため、 藤井先生という獣医の方に保護されてはいるものの、 目は脅えきっていました。 しかし、その愛らしい仕草に魅せられた私は、 藤井先生の反対を押し切り里親になることを決めました。 「ポポロン」それが、彼の名前です。

[戻る] [異次元へ戻る]