2002-06-23
せっかく UK BROMPTON を買ったんだから、折りたたみの過程なんぞを紹介してみたり。 面白いオモチャを買って、はしゃいでるんだな。 温かい目で見守ってやって欲しい。 はいはい、よかったねー、みたいな。(^^;
展開した状態。
身長 170cm の自分が乗って、サドルはこのくらいの高さ。 もっと高くできる。 乗車姿勢は、ママチャリみたいな感じ。
写真では忘れているが、たたむ前に左のペダルを前に出して水平にしておくのが吉。
サドルに手を掛け持ち上げると、リヤが自然に下方へ折れる。 そのまま後三角をトップチューブの下へ。 チェーンテンショナーが付いているので、チェーンは外れない。 標準装備ではスタンドが無いので、このスタイルで駐輪することに。
ハンドルは左に切っておく。
フレームのヒンジを止めているねじを緩めて外し、フロントを軽く持ち上げ前輪を浮かした状態でフロント部を右に折る。 ハンドルは切らずに前を向けたまま、フレームだけ折る感じで。 自然に奥まで折れたところで下ろすと、フロントフォーク左のフックがリヤのステーに掛かり広がらなくなる。
右方向にたたむため、ギヤとチェーンが内側になる。
単にたたむんじゃなく、服に油が付いたりするのを防ぐところまで考えている所はさすが。
クイックリリースを緩め、サドルを下げる。
シートポストが下がり、リヤ部が固定される。
これによってフロントを持ち上げられなくなり、リヤステーに掛かっているフックも外れなくなる。
自動的にフロント部も固定される仕組み。
ハンドルポスト根元のヒンジを緩めて外し、ハンドルを折る。
チョンと押してやれば、勝手に倒れてフックが引っ掛かり固定される。
左ペダルを折る。
右ペダルは前輪の後ろ側に回っているので、たたむ必要はなし。
たたんだペダルがフレームに触れて傷が付かないように注意。
カタログによると、15〜20秒ほどで折りたためるそうだ。
ワイヤ類の取り回しもスムーズで、ワイヤのことは気にせずにたたんだり組み立てたりできる辺りはさすが。
ヒンジ部にワイヤを挟んじゃうような事はない。
たたんだ状態では、リヤキャリアのローラーが接地しており、このままコロコロ転がせる。 もちろん、ハンドルを延ばして引いたり、サドルを上げて押したりといった事も可能。 中腰がつらいと言う意見もある様だが…。 自分の場合、たたみ方が悪いのか、前輪も接地していて転がらない。(T_T) 右ペダルで前輪を軽く持ち上げるようにしてやるといいのかも? 一歩間違えるとバラけちゃいそうだが。
多くの折りたたみ自転車は2つ折りだが、BROMPTON は3つ折り。 展開時にはホイールベースを長く取り、たたむと小さくなる。 リヤ部分の折りたたみがサスペンションを兼ねていたり、シートポストが前後をロックしたり、全般にわたりよく考えられている事に感心する。 パズルのように複雑じゃ、いくら小さくなっても実用にはならないからなー。
たたんだ状態で、前から/上から/後ろから みたところ。
これと言った出っ張りもなく、四角くなっている。
コレに惚れて購入したオーナーも多いみたいだが、分かる気がするな。
たたんだ時のサイズは 600×580×300mm(カタログ値)だが、現物を見るともっと大きく感じる。 家庭にあって大きさが揃っている物の代表として、20リットルの灯油タンクと比べてみよう。 (^^;
こうして見ると、けっこう大きいのが分かるだろう。
でも、普通サイズの自転車は部屋に持ち込むことすら困難である事を考えると小さいのかも…。
こちら、前から。
ちなみに重量は 12.4kg。 たたんで持ち上げると重いけど、歩道橋のスロープを押して上がる時などは軽さを実感できる。 盗むのも簡単そうで、ちょっとコワイかな。(^^;
ママチャリは 16〜20kg,スポーツ車は 10〜11kgくらい …らしい。
参考まで。