2005-07-02
職場で使っているパソコンのマウスの調子がよくありません。 ホイールが妙に回しづらく、上げ方向に回すと、何かに当たっている様な抵抗感があります。 スクロールバーを使うなり代替手段はありますが、やっぱり使いにくいのです。 特に右プレス+ホイール操作1なんかは不可能です。
不調のマウスは、Microsoft IntelliMouse USB です。 当時の日記2によると、1999-05-26 購入ですな。 手持ちの中で唯一の USB マウスとして愛用していました。 マウスは消耗品なので、5年も使っていれば不調になるのも仕方ない事です。 そして不調になれば交換する物でもあります。
ホイールの他にはこれと言った問題はないのですが、表面の梨地がすり減って、見た目にもくたびれた感じです。 いつも同じ場所を持つらしく、指の当たる所はツルツルになっています。 小指側の掌が当たる所も広く梨地が薄くなっていますね。 気に入ってはいますが、そろそろ替え時っぽい雰囲気です。
そんな折、新宿西口に行ってマウスを買って来ました。 物は Logicool Cordless Click! Optical Mouse CLK-C51WH 。 4180円也。 あれこれ吟味せず、店頭に展示してある奴を順に触ってみて、良さそうなのを選んでみました。
今回は無線式にしてみました。 デスクが狭いので、ケーブルが引っ掛かったり荷物に当たったりして邪魔な思いをする度に、次は無線にしようと思っていました。 以前に購入した Logicool V500 がいい具合なので、無線式に対する警戒感3がかなり薄らいでいると言う事情もあります。 Logicool 製なら、基本的に同じような使用感じゃないかと。
また充電台を兼ねた大きなレシーバを置く場所は無いので、レシーバは小さくあって欲しいと思います。 CLK-C51 のレシーバは、USBフラッシュ程度の大きさで、悪くない大きさです。
自分としてはボール式が好きで、光学センサは信用していなかったりします。 初期の頃に試したせいか、ポインタの動きが渋いあるいは勝手に飛ぶといったイメージがあります。 けど、今は光学マウス全盛であって、ボールにこだわると選択肢が限られてしまいます。 どうせならレーザーにしようとも思いましたが、後述するカタチが全くダメなので却下。 わりと埃っぽい事務所なので光学式を試してみるのも手かと思い、普通の LED の光学式で可としました。
実はかなり重要なのが、カタチの問題です。 形という点では MS IntelliMouse(白ナス)があればよいのですが、もう作っていません。 もっとも、白ナスの形が格別気に入っていると言う訳ではなく、単に慣れていると言う程度のはなし。 無難に普通の左右対称な奴にします。
上位機種で採用されがちなナメクジみたいな形は、強く却下です。 裾が広がっていると、マウスを持ち上げられません。 自分の場合、底の部分からつまみ上げる感じで持ち上げるので、上の方に引っかかりがあってもダメなんです。 CLK-C51 の側面は裾絞りの形状なのも良い点です。
いまどきのマウスを象徴する機能が、チルトホイールでしょう。 ホイールが左右に傾く仕組みで、横スクロールが楽々。 と言うのが売りです。 横スクロールを使うのは何と言っても MS Excel ですが、こんな時にチルトホイールはちょっと便利です。 次に横スクロールを必要とするのは Webブラウザの Opera なんですが、こちらは反応なし。 アプリを選ぶようです。 残念。
あと、アプリケーションを切り替えるメニューが出てくるボタンを装備。 便利っちゃー便利かも知れませんが、あまり使わないかも。 これまでは Alt+Tab か、さもなくばタスクバーで切り替えていたので、スイッチャーを使うという習慣がないので。 邪魔ではないので問題ありませんけどね。
さっそく職場に持ち込んで使っていますが、さすがに新品だけあっていい調子です。 初めのうちこそ微妙に違和感がありましたが、すぐに慣れました。 この手の違和感は強く警戒していたところですが、1週間経たずに馴染んだのは良かったです。
初日は、さすがに違和感がありました。 マウス設定用のソフトウェア「SetPoint」で、マウスの移動について設定を変更します。 とりあえず馴染んだ設定をメモしておこうかなっ。
「ポインタの移動」は遅めに(10段階中 4)。
「ポインタの加速」は「なし」に。
PC に付属するマウスなど、最初からすごい違和感で使う気にもならないマウスも少なくない中、意外に早く馴染んだのには正直驚いています。 良くできていると言う事なんでしょう。
無線通信ですが、案外弱いようです。
キーボードを挟んでマウス本体と反対側にある USB HUB に接続したところ、カクカクした動きになってしまい使い物になりません。
赤外線じゃないんだから障害物は大丈夫だろうと思ったのですが、そうでもない模様。
或いはスチール机なのが悪いのかも知れません。
これは、付属の USB延長兼レシーバースタンドを使いマウスから 20cmくらいの距離に設置する事で解決しました。 直視とは言いませんが、大きな障害物(特に金属)が無い状態です。 これでまったく問題ありません。
マウスパッドを選ぶようです。
「史上最強のマウスパッド」Airpad Pro を使っているのですが、コレだとポインタの動きが怪しいです。
この製品はボール用であって、光学式マウス用には別の製品がリリースされていますから、或る意味仕様通りとも言えます。
仕方なく直接机の上で使っていますが、カタカタうるさいので何か用意した方が良さそうです。
概ね意識する事もなく使えるようになった CLK-C51 ですが、いまだに馴染みきっていないと思える点もあります。 「重心位置」かな?
使っていて常に思うのは、重心が手前すぎる…ということ。 操作している手応えとポインタの動きにズレを感じます。 感覚の問題なので文章で表現するのは難しいのですが、IntelliMouse はポインタを「指先でつまむ」感覚であったの対し、CLK-C51 は「掌で包む」感覚でしょうか。 ポインタの位置が少し手前に移動した感じです。
IntelliMouse は人差し指の第二関節の辺り、CLK-C51 は第一関節と第二関節の中間辺りにセンサがあります。 センサの位置で言うと、むしろ前に寄っているくらいなんですが。 不思議ですねぇ。 となると、後ろに移動したのは、重心って事になるんですが…。
ボール式有線マウスだと、一番重い部品はボール。 一方、CLK-C51 は無線式だから仕方ないのですが、乾電池(単三×2本)を内蔵していて、これが結構な重さです。 前に光学センサ、後ろに電池というレイアウトなので、どうしたって重心は後ろに行ってしまいます。 だいたい、中指の付け根辺りでしょうか。 IntelliMouse の重心は第二関節の辺りですから、指の関節ひとつ分くらいのズレがあります。 これが操作感の違いとして出てくるのでしょうか。
例えば電池は左右に離して真ん中にセンサを置くとか、そう言うのは無理なんでしょうか。 絶対的に重いので、単四にするとか、そもそも1本にするとか、軽量化も期待したいところです。
右プレス+ホイール
Webブラウザの Opera で、タブを切り替える操作のマウスゼスチャです。
キーボードショートカット Ctrl+Tab でも同様の操作ができますが、マウスの方もよく使います。
日記
一応補足しておきますが、紙のいわゆる日記ではなく、この SillyTalk みたいな Web上の記事です。
しょーもない日記でも、アレはいつ買ったんだっけ?
その時、どう思った?
てな事が分かって、少し便利。
…とか、SillyTalk の存在意義を正当化してみる。
無線マウスへの警戒感
以前に無線式の Microsoft Wireless Wheel Mouse を購入したのですが、ポインタの動きが非常に怪しかったのです。
マスウを動かしても、すぐにはポインタが動きません。
単純に遅れるという事ではなく、はじめの数ドットは絶対に動かないのです。
そして動かなかった分を取り戻すかの様に、数ドット飛びます。
おかげで、細かい操作が全くできません。
たぶん無線ならではの節電に関する問題だとは思うのですが、これで無線式の印象がすこぶる悪くなったのは言うまでもありません。