RD-X5購入

2005-01-15

RD-2000修理中の代替機

RD-2000を修理に出している間、代りになる HDDレコーダが必要です。 私の場合、この様にして同じ種類の機械が増えて行くのです。 VHSデッキ,DATデッキ,カセットデッキ,FMチューナー。 これらは2台づつあります。 MDデッキと CD-Rデッキの関係も、60分の FMエアチェックが可能な録音機という意味では同類です。

実は最初に RD-2000 を修理に出した時に、既に Panasonic DMR-HS1 を購入しています。 もちろん上記の"代替機"として。 今回は、ソレを使えばいいのです。 ただ、単に代替機が必要という事ばかりではなく、新機種が欲しいという欲望があるわけです。 修理を口実に買っている感じですね。

HDDレコーダが欲しいとなれば、いくつか候補があります。

Victor DR-MX5

DR-MX5 は VHSも使える 3in1機。 簡易再生ではない、本物の S-VHS 再生が可能1なのが魅力的です。 これ1台あれば、S-VHS で録り溜めたライブラリを DVD化する事も夢ではありません。

問題は、本当に S-VHS を DVD化する気があるかどうか。 …やりたいのですが、あまりプライオリティは高くないかな〜、と言うのが正直なところ。 手持ちの S-VHSデッキと DVDレコーダを組み合わせて運用してから考える事にしましょうか。 S-VHSデッキの置き換え用として。

NEC AX300

AX300 は、ネットワーク接続でいろいろと遊べそうな機械です。 録画したコンテンツを、ネットワーク経由で PC に取り込む事が可能っぽい感じ2。 今は DVD-RAM にダビングして、それを PC の DVD-RAM ドライブから読み出していますが、それをネットワーク経由で出来るのなら、かなり便利です。

HDDに録って DVDに保存という運用を考えると、なるべく高ビットレートで録画しておいて DVDメディアに入るギリギリのビットレートまで落してダビング、という事になるでしょう。 H/W処理で6倍速程度のビットレート変換が行えるのは面白い機能でしょう。 普通の機種では再エンコードしていますが、そうではないのだそうです。

機能的には興味があるのですが、どうも動作音がうるさい様です。 ひと事で言うと、(静音でない)PC並との事。 RD-2000 でも「かなりうるさいなぁ」なので、ちょっと考えてしまいます。 また、DVD-RAM は遅いとは言え、信頼できるならあまり問題はありません。 無理してネットワークでやる事もないか…。

TOSHIBA RD-X5

東芝のフラッグシップです。 RD-2000 を使っていたのなら、順当な選択肢です。
とりあえず現状で考えられる機能は、ほとんど詰め込まれている感じで「全部入り」と言う表現がぴったり。

実は RD-X4 が出た時も欲しくなって、買う一歩手前くらいまで行きました。 RD-2000 と比べると、機能や HDD容量は比べ物にならないし、なんと言っても RD-2000 より安い。 けど、何となく決心が付かなかったんですよねぇ。 無難ではあるけれど、これ!という魅力に欠ける感じで。

実は、RD-X5 についても、同様の印象でした。 けど、修理が上がったとしても RD-2000 メインという事は無いでしょうから、事実上の乗り換えです。 ならば、操作性があまり違わない方が良いのではないか。 そう言う考えから、RD-X5 はもっとも現実的な選択肢です。

秋葉原へ出撃

RD-2000 は、2004-12-20 に購入した秋葉原・某店の修理受け付けセンターへ持ち込みました。 重いので、買い物カートに乗せてゴロゴロ転がして行くわけです。 代替機ならば即日必要になりますし、せっかくカートがあるのですから、そのまま売り場へ向かい購入しました。

頭の中には、上記の3機種がありました。 が、NEC AX300 は売り場に置いてありませんでした。 是非!という事なら、ほかの店を当たったりしますが、そう言う訳ではないので早くも脱落です。 店頭には、各メーカー/機種の比較表がぶら下がっていました。 スペックを比較すると、RD-X5 の多機能ぶりが目立ちます。 少なくとも、自分の欲しそうな機能が揃っています。 ここは無難に RD-X5 を選択しました。

H/Wの感想

帰宅後、早速自宅に設置しました。 まだ引越の散らかったから完全には復旧していない(する気がない!?)ので、TVを置いてるサイドボードには空きスペースがあります。 ここに置く事にしましょう。 実物を手に持ってみると、薄さが際立ちますね。 RD-2000 の半分とは言いませんが、ラックはスカスカな感じです。 一方で、小さい割に重いので、「ギッシリ感」があります。 いや、実際ギッシリなんでしょうけど。

RD-2000 は電動のフタが開いて DVDのトレーが出てくる凝った作りなのですが、RD-X5 はトレーが出る時にフタを押すだけの単純な仕組みです。 安っぽいと言えばその通りですが、件の電動フタはトレーが戻るまでに閉じる操作をしないと暫く操作不能になってしまう上、リモコンでは閉じられないのです。 実運用上は RD-X5 の仕様の方が便利に違いありません。

動作音は、とても静かです。 RD-2000 のうるささは何だって感じですね〜。

S/Wの感想

RD-X5 を RD-2000 と比べると、ずいぶんと良くなっています。 比べるのは酷な気もしますが、比較対象がこれしか無いんだから仕方ありません。

まず、動作がキビキビしているのが好印象。 RD-2000 は、何をするにも時間が掛かるのです。

とにかく待たされます。 手持ちのもう1台、DMR-HS1 ではそんな事はないので、もっと早く出来るだろうとは思っていたのですが。 まぁ納得できる位には早くなったと言えます。

ホントは、すごく早くなったと思っています。 そう書いて褒めたいんですけど、例えば TVのチャンネルを切り替えるくらいにサクサク動くかと言えば、否です。 PC や RD-2000 に慣れていて「だいたいこんなモンだ」という感覚を持っているから早いと思うけど、一般ユーザから見ると遅いんでしょうね…。

もうひとつ。

同じ操作をするのに必要なキー操作の回数が減りました。 頻繁に使う機能はメニューの端っこに集められていて、↑↓の打鍵数が減っています3。 メニュー項目はむしろ増えているくらいなんですが。 項目の配置も、だいたい予想出来る範囲であって分かり易くまとめられています。

全体的に、ソフト面はよく練られている感じがします。 だてに世代を重ねているわけではないのですね。

  1. 本物のS-VHS再生
    S-VHS 再生時と、S-VHS→HDD/DVD ダビング時に S-VHS 再生が可能。
    放送を録画する場合は、Sではない VHS になります。 普通は HDD か DVD に録画するので、問題ないでしょうけど。

  2. ネット経由で吸い出し
    ホントに出来るのかは知りません。
    出来たとして、PC で扱える形式なのかどうかも知りません。

  3. 打鍵回数が減った
    ホントはショートカットが使えるともっといいんですけど。 たとえばメニューの上から順に 1, 2 … 0 と割り振って、クイックメニュー3 で高速ダビングとか。 メニューは 13項目とかなので、+10クリア なんかも駆使する必要が有りますが。 あるいは、カスタマイズ可能にしてくれれば 10個でも構いませんね。

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