RD-2000修理

2005-01-10

RD-2000が不調

愛用の HDD+DVDレコーダ TOSHIBA RD-2000 の調子が、良くありません。

「DVD-RAM にダビングすると正常にダビング出来ていない事がある。」という症状が見られます。 一部画が乱れたり、再生が継続できなかったりします。 再生が継続しない場合は、問題の箇所を早送りで飛ばすと、その先を再生できます。 Iフレーム間のどこかでデータが壊れているという事なのでしょう。

発生する「事がある」のが難物で、正常にダビング出来ている(と思われる)事も多いのです。 ただ、現象が CM の箇所で発生していると、飛ばし見しているので気付いていない可能性もあります。 実は思っているよりも高頻度かも知れません。 因みに、HDD に録画したものは問題なく再生できるので、録画に失敗しているとか HDD が不良という事ではありません。

一見すると、DVD-RAM ドライブの書込みエラーです。 書込みベリファイしていれば検出できる思うのですが、遅くなるのを嫌ったんでしょう。 時間が掛かってもいいから、ベリファイチェックできるオプションを用意してくれると助かるんですが。 或いは、HDD/DVD 間でのバイナリコンペアとか。

問題の発生した DVD-RAM 媒体は、別の HDDレコーダでは問題なく使えています。 また、購入時期の異なる複数の DVD-RAM で発生する事も確認しています。 相性が悪いか、RD-2000側の問題という事でしょう。

けっこう前から発生していたのですが、ここまで騙し騙し使って来ました。 けれども、そろそろ限界が近づいている感じです。

修理に出す

暮れも押し迫った 2004-12-20、思い切って修理に出す事にしました。

そして毎度確認されるのが、「HDD のデータが消えるが、よいか?」という確認です。
これは、言い換えると

この2つから選択せよ、と言うことですね。 故障した機械にデータだけ残してどうしろと? 修理に出した時点で、すでにコレは捨てて新しいのを買うという選択肢は消えているはずです。 故障したまま温存しても意味はありません。 一般的に、そう言う要求があるのでしょうか。 謎です。 修理する側の立場からすれば、後で文句を言われても困ると言う事なんでしょうけど。

一応、HDD の内容は DVD-RAM にダビングしてあります。 けど、なにぶん DVD-RAM ドライブの調子が悪いので、ちゃんとバックアップできているかは判断しかねますが。 今回はたぶん DVD-RAM ドライブの調整か交換でしょうから、HDD に手を付ける事はないでしょう。 ここは「消えてもよいから確認なしに修理続行」と指示しておきました。 ただし、なるべく HDD のデータは保護してねと。

あと、費用は4万円までは連絡なしで可としておきました。 DVD-RAM ドライブの交換なら3万円くらいとの事ですが、少し余裕を見る感じで。 さすがに4万円を越えると、もう少し足して新しい HDDレコーダを買った方がいい様に思えます。

回収

2004-12-30、販売店から RD-2000 の修理完了通知が来ました。 けど、すでに冬休みモードに入っていたので、回収には行かず帰省することに。 もしかして、東芝の技術者は年末年始に間に合うように急いでくれたんでしょうか? 偶然かも知れないけど、微妙なタイミングです。 回収は 2005-01-04、勤務初日に残業を早めに切り上げて対応しました。

さて、店頭でメーカーの修理納品書を見ながら修理内容の説明を受けます。 交換部品は、DVD-RAM ドライブのみ。 「部品交換を行い、正常に動作することを確認しました」とのこと。 うん、まったくの予想通りですな。

費用は 31,500円。 消費税を除けばちょうど3万円ですか。 ヤケに切りがいいのは、どう言う事でしょうか。 明細は書いてありませんが、ドライブ2.2万+工賃0.8万前後と言ったところではないかと思います。

工賃はともかく、ドライブは正直言って高いなぁ、と思います。 PC用の DVD-RAM ドライブだと、例えば Panasonic LF-M721JD (ATAPI接続 内蔵 スーパーマルチ)で 17,800円。 DVD-R 8倍速のモデルです。 RD-2000 では DVD-R は扱えなくて、しかも部品扱いで 2万オーバーとは。 ま、型式はもちろん、I/Fの種類その他の仕様は全然分からないんですねどね。 A&V専用のモデルがあるのかも知れないし。

さて、DVD-RAMドライブの交換だったので、当然、HDD の中身は温存されてました。 予約も生きている状態なので、アンテナとコンセントを繋いでおいたら勝手にいつもの録画を始めています。 ソフト的には全く修理に出す前と変わっていません。 良かった。

修理の副作用

今回は DVD-RAM ドライブ交換修理だったわけですが、肝心のダビング不良については確認していません。 再現性はあるものの、確認するのに時間が掛かるので検証は大変です。 なにしろ、ダビングした DVD-RAM を再生してみないと現象が発生しているか否か分からないんですから。

まぁ「たぶん大丈夫でしょう」と言う思いはあるので、ちょっとサボる事に決定。 とは言っても一応動かしてみないと不安なので、DVD-Video を再生してみましょう。 うん、問題なく再生できるね。
次に、DVD-R を再生。 こちらも問題なく再生できるね。

…あれ?

修理に出す前は DVD-R は再生できなかった筈。 2004-10-09 に試したときは、RD-2000 だけで再生ができなかったのに。 今回、何枚かの DVD-R を試してみましたが、何れもちゃんと認識しています。 う〜む、東芝の DVD-RAM ドライブは DVD-R との相性が良くない様な感じでしたが、新しいドライブでは改善されているようですな。 ただ、新しいと言っても、そう極端に違うわけではなさそうです。 トレーの色くらいしか分かりませんが…。

F/W の機能が無いから DVD-R にダビングする事は出来ませんが、コレはコレで便利になりました。 近頃は、DVD-R の枚数も増えてきましたから1。 修理に出して、問題が解消+便利になって返ってきたので、少しお得だったかも。

  1. DVD-Rが増えてきた
    RD-2000 では DVD-R にダビングする事はできませんが、もうひとつ Panasonic DMR-HS1 と言うのを使っており、こちらでは DVD-R に録画できます。 また、RD-2000 を使っていても、DVD-RAM 経由で PC に取り込んでオーサリングすれば、DVD-R の DVDビデオを作成できます。

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