2004-06-22
いささか旧聞になりますが、「OSを入れた後にインストールする10のアプリケーション」と言うのが流行りました。 Googleで調べると、そりゃもう色々な意見がヒットします。 そのマシンで何をするのか1が垣間見えて、面白い企画だと思います。 ただ面白がっていてもいいんですが、実は自分も新しいPCを買ったばかりで似たような状況だったりして。 せっかくだから真似してみようかと。
今回の場合、OS は WindowsXP です。
パソコン買ったら、とりえあずインターネットには繋ぐでしょ。 でもって WindowsUpdate で Windows Hotfix を当てまくるでしょ。 "繋いでるだけ"で危ないセキュリティホールもあるから、最大優先です。 でもソレってアプリケーションじゃない気もするので、とりあえず除外。
まず最初にインストールしたのが、いわゆるワクチンソフト。 今どき丸腰でインターネットをウロツクのは危険極まりないわけで、何らかの対策が必要です。 少なくとも、E-Mail の受信や Webサーフィン前には導入しておく必要があるのは間違いないでしょう。 アプリケーションとしては最優先です。
自分は、Ctrlキーが Aキーの左にないとダメな人なのです。 たぶん PC-9800シリーズに馴染んでいたからでしょうね。 でも、いわゆる"DOS/Vマシン"では、希望の位置には CapsLock があります。 タイプライターの配列ですね。 これでは激しく使いにくいので、AltIME を使って Ctrl と CapsLock を入れ替えています。
AltIME は、Ctrl/CapsLock の入れ替え以外にも色々と調整できるスグレ物なのです。 特にナイスだと思うのが、右Alt だけで IME の ON/OFF を切り替えられる機能。 いちいち Alt+半角/全角 なんて打っちゃいられないわけで、もはやコレ無しにはやって行けない感じです。
なお、Windows2000/XP はレジストリ変更で Ctrl/CapsLock を入れ替えられるようです。
Windows 2000/XP で Caps Lock と左 Ctrl キーを入れ替えるには? (winfaq.jp)
日本語入力用のかな漢字変換ソフトです。 初めてパソコンを買った時に、評判の良かった VACS VJE-β を購入して、以来 VJE を愛用しています。
賢さでは他の IME に負けている気がするけれど、思い通りに変換するという意味では非常に扱い易い気がします。 自分のように、漢字/ひらがな/カタカナ/英数字を自己流で使い分ける場合は特に。 連文節でガシガシ変換して行く人には向いているんじゃないかと。 基本的にファンクションキーやマウスを使いませんので、ホームポジションから手を離さずに文章を打つことができます。 これも美点。
何より、MS-DOS 時代から鍛えた辞書と使い慣れたキーバインドがあればこそ。
ファイル操作ソフトです。 OSをインストールしたら次は自分の作業環境を構築するわけです。 コピー即ちインストールといったソフトも多いし、旧環境から引き継ぐ諸々をコピーしたり整理したり。 アプリのインストール後に最新のパッチを当てる為にライブラリを漁ったり作業用に展開したり。 更にツールバーやスタートメニューのショートカットを整備したり。
みんなファイル操作ですよね。 もちろん Windows Explorer でも問題なく作業できますが、やはり使い慣れた道具の方が効率がよいしストレスも溜まりません。 Windows Explorer で十分じゃん?と思う人には不要な物です。 無理に勧めたりはしませんが、心の中ではファイラーがどんなに便利か知らないとはお気の毒に、とか思ってしまいますが。
アプリケーションかどうかは微妙だけれど、これまた必須なので。
OSインストール直後は、「これを機に」オンラインソフトを新バージョンに交代したりします。 日本人による日本人のためのオンラインソフトは、ほとんどが LHa で圧縮されている(と思えるくらいに普及している)ので、これを解凍するためには必須となります。 フロントエンドは上記 FileVisor が持っているので、DLL をインストールすれば使えるようになります。 伸長済の DLL を用意しているので、実際には LZH の他、ZIP や CAB 用の DLL もまとめてコピーしています。
テキストエディタです。 メールを書くとか,HTMLファイルを編集するとか,ReadMe を読むとか、Webブラウザからコピペとか、およそテキストを扱う場面では何にでも使います。 PCを普通に使うなら、「まともな」テキストエディタは必須でしょう。
MS-DOS時代から仕事で毎日使って気に入っていたので、自宅に Windows PC を導入した時に個人用にも購入しました。 敢えて DOS版の思想を強く残していて、新しいユーザにはあまり受けが良くないように思えます。 でも MS-DOS版から使っていると、こんなに使い易いエディタもないと思えるんですよねぇ…。 何より信頼できる。 これ重要。
いわゆるメーラです。
メーラの重要性については、もはや説明不要ですね。
旧環境から、フォルダごとごっそりコピーすれば移行完了。 過去のメールデータ,アドレス帳,ネットワーク設定,振り分け設定,カスタマイズ設定,etc。 当然ですが、まるっきり以前と同じです。 素晴らしい。
Webブラウザです。
日本語対応がまともになった ver.6 以後、愛用しています。
Netscape Navigator が ver.6 辺りからヘンな方向に行ってしまったので、人気の出始めていた Opera に乗り換えました。
今の"ホームページ"事情を考えると Internet Explorer が一番っぽいのですが、なるべくなら使いたくないブラウザとしても一番なのです。 Opera7 では、問題のあるマークアップでも気を利かせてレンダリングするようになりました。 最近はマウスゼスチャーに対応したブラウザも多いけれど、フィーリングでは Opera 最高。 国内代理店が livedoor に変わって、少し先行き不安…かな。 ちゃんと引き継いでくれればいいんだけど。
ブックマークの移行は opera6.adr をコピーすればOK。 場所は [ヘルプ]-[Operaについて] で Operaディレクトリ として表示されるところ。 標準では次の場所。
%HOMEDRIVE%\Documents and Settings\%USERNAME%\Application Data\Opera\Opera7\profile
音楽プレーヤです。 事実上、HDDに蓄えた mp3ファイルの再生に使います。 BGM 再生などの用途ですので、これもかなり早い時期に導入します。 頻繁に再起動する必要が無くなったら、って感じでしょうか。
MIDI などのフォーマットも再生できるのでソフトシンセを入れて聴く事もありますが、メインは mp3。 CD や DAT がメインだった頃はステレオで聴いていましたが、mp3 にしてからは専ら PC です。 コンポステレオは TV のスピーカに成り下がった感もあります。
フォルダの同期を行うソフトです。
フォルダ同期と言うと何の事か分かりにくいかも知れませんが、要するにバックアップの事です。 いわゆる"バックアップソフト"と違うのは、自分で「ココはバックアップね」と決めて使うだけで、中身はオリジナルと同じという点。 履歴も取れなければ、圧縮もされていません。 単なるコピーです。 が、物理的に別の HDD,別のPC,別のネットワークにコピーを作る事で、データの安全性は高まります。 個人レベルで現実的なのは、別HDD や MO,CD-R などの別媒体に複製するくらいですが。
RealSync は、オリジナル/バックアップフォルダの間で同期を取ります。
オリジナルで削除したものはバックアップでも削除。
オリジナルで新規作成したものはバックアップにも新規コピー。
オリジナルで変更したものはバックアップに上書きコピー。
オリジナルに変更が無いものはコピーしない。
差分だけの操作ですので、かなり高速です。 一度設定しておけば半自動で同期してくれるので便利です。 自分の場合、HDD⇒HDD は自動で毎日。 HDD⇒DVD-RAM は媒体を入れ替える必要があるので時々。 そんな感じです。
そのマシンで何をするのか
一通り書いてはみたものの、コレだけだとこのマシンで何をしようとしているのか、よく分かりませんね…。
ご家庭の普通一般用途向けPC?