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いまどきの映画のお値段'98(あ・い)
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従姉ベット 愛を乞うひと
イヤー・オブ・ザ・ホース アイス・ストーム アンナ
I,Doll[アイ・ドール] アベンジャーズ 悪魔を憐れむ歌
アパッショナート 阿片戦争 アルビノ・アリゲータ
アサインメント アサシンズ アンジェリク 裸足の女侯爵
アナスタシア アンナ・カレーニナ アミスタッド

「従姉ベット」
想像力ゆたかさん…2300円
ジェシカ・ラングいきなりのコスプレ!で、なんなんだ、と思いつつ観に行きました。
原作はフランスの古典だし、監督も演劇畑の人らしい。 ジェシカ女史も舞台っぽくキメたかったんでしょう。
原作がしっかりしているから、面白い。でも、これ「ブラック・ユーモア」 は通り越してません?私は笑えなかったけど?
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「愛を乞うひと」
きめこめさん…1800円
自分は飽きなかった。
日本と台湾の現代史をまとめて個人の物語に仕立て上げているあたりは、 近頃の邦画に少ない上出来の映画だと思う。 それをしっかり肉付けした役者の演技も褒められて然るべきでしょう。 原田美枝子の娘を演じてた女優さんは、映画を重い雰囲気から救っていた。

ギョー座の女さん…1300円
娘を折檻することでしか気持ちを表現できない母親と、そんなひでい母親から 「かわいいよ」と言って欲しかった娘。娘は17歳のとき、たまりかねてとうとう逃げたし、 やがて結婚し、やはり娘を持つ母親となる。 娘も大きくなり、台湾人であった実父の遺骨を探し始める…。
どんな親であっても、完全に断ち切れない気持ちや心情がある。 それを痛々しく描いてはいるが、もう少し話をまとめるべき・ 2時間15分は長すぎる。

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「イヤー・オブ・ザ・ホース」
Francoiseさん…2100円
ニール・ヤングの30年以上の活動を、ジム・ジャームッシュが ドキュメントタッチで描いている。 15,6歳の頃からずっと聴いてきた私にとって、 彼の音楽への情熱にただ胸が熱くなる思いだ。

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「アイス・ストーム」
想像力ゆたかさん…1500円
3人のお子達(イライジャ・ウッドとアダム・ハン・バートとトビー・マグワイヤ)が、 時々区別つかなくなっちゃってさ。ジャニーズJr.みたいなもんね。
ただし、クリスティーナ・リッチは「恐るべき子供」だよ。この存在感って何?!

Francoiseさん…1800円
70年代アメリカ、でも性に関しての発達は早い。 2組のエリート家族…観ていて思った。なんて会話のない家庭なんだろう…と。 それがアイス・ストーム現象によってますます暗くなる。
子供達はいつの時代も恐ろしい知恵を考える。大人達の背中を見ながら…。 日本の家庭も、現実は変わりないような気がする。せめてみせかけの 家族ごっこだけは、したくないと思った。

SADAHIKO…2400円
雨が降ってすぐに凍り付き、辺り一面ガラスの世界に なってしまう、アイス・ストーム。 シガニー・ウィーバーが、普通の女性の役を演じること。 どちらも珍しいものを観た気分になります。

ギョー座の女さん…2000円
1973年11月。米、コネチカット州が舞台のお話。
25年も前の設定なのに、なぜか現在'98年と妙にシンクロしている。 一見幸せそうな2組の中流よりチョイ上の家族。両親は模範的な親であることを つくろい、子供たちはそれを敏感に察知して親に本心を現さない。
アン・リー監督は、人の心の綾を繊細に浮かび上がらせるのが巧い。 しかも役者たち、特に子役たちが見事に演じている。改めて家族とは"かけがえのないもの"と思った。

TAKESHIさん…2000円
ベトナム戦争、政治スキャンダル、学生運動、性の解放、価値観の崩壊、 そして家族の崩壊…2組の家族を描くことによって60年代、 70年代のアメリカを浮き彫りにしている。技ありの一本です。

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「アンナ」
Francoiseさん…2900円
アンナ・カリーナの魅力がいっぱい !
66年のTV用映画、35ミリフィルム版。画像が柔らかくて、 ほのぼのしてる。音楽もモードも今のフランスより、もっとフランス的かも…。
60年代、アントニオーニの「欲望」も確か同じころ…心に残る映画が多かった。

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「I,Doll[アイ・ドール]」
想像力ゆたかさん…2000円
バービー人形に関するドキュメンタリー。
たかがバービー、されどバービー。若い国アメリカの一文化であります。 バービーおたくの人もいれば、ヒステリックに反応するフェミニスト(?)もいる。 なんと、投機目的で購入して”バービー転がし”するオヤジまでいるのです。

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「アベンジャーズ」
想像力ゆたかさん…1000円
「クマさん」:我が社もこれで会議だ!ユマおねいさん:何着ても似合いまくり。 レイフ・ファインズ:やっぱり英国紳士ルックが似合う。 ショーン・コネリー御大:年季の入り方が違う。 と、見るべきものはあるけれど、全体的にはつまらなかった。ごめんちゃい。

荒井堂三四さん…1600円
60年代のムード、最新SFがミスマッチ。

Koyamerさん…1300円
★koyamerの独断と偏見で選ぶ『黒皮のキャットスーツの似合うおねいさんベスト3』
・第3位 エリザベス・ハーレー@オースティン・パワーズ→いくらモデルの仕事でも絶対に着ないっちゅう意外性、加えて秘書っていう役柄がソソられます。
・第2位 ユマ・サーマン@アベンジャーズ→博士にして剣豪、んでもってナイスバヂィ、天は人に二物は与えなくても三物は与えるのか…って役をこなせるユマおねいさんは、 ぐれいとなベイブだずぅぇぃ!
・第1位 峰不二子@ルパン三世→彼女が1位で文句ある奴は出てこい!
お値段の内訳>オシャレな会話に360円、キャットスーツに900円、ストーリーに40円

熱帯青年さん…2200円
落ち着いた物腰の英国紳士レイフ・ファインズ、 2役に挑戦のナイス・バディなユマ・サーマン、 期待以上の悪役だったショーン・コネリー、 ローケーション、ファッション、 小道具にすべて英国テイストな香り漂う、 なつかしい英国スパイ映画です。
CGを駆使した特撮もナイスです。

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「悪魔を憐れむ歌」
荒井堂三四さん…1100円
アイデアはいいのだが…。

Koyamerさん…1300円
各会場にムチャクチャ上手いサクラさんが一人いて、 エンディングをちょこっとイジれば、 エンターテイメント面もしくはサイコホラー面 どちらかにおいて、必ずや観に来ている人に印象に 残る映画となったことでしょう。

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「アパッショナート」
紅の焼豚さん…1800円
まず、この映画を観た女性の多くは主演のキム・ロッシ=スチュアートの ものうげな目に魅力を感じてしまうのでは?
ストーカーの若者に恋された年上の女のその愛人が若者に 会うことにより、日常の心の変化していくさまを見事に描いている。
(情熱はわかるけど…やっぱりストーカーは恐いよ!)

朝倉あきこさん…2400円
繊細すぎて社会に適応できず、母親の手厚い庇護の下に 育った青年が、あね人妻に思いを寄せ、 毎日詩を書いて郵送し、それがエスカレートしていく… というストーカーまがいの話をキム・ロッシ=スチュアートが きめ細かく演じていて、魅力的だった。

Francoiseさん…2100円
イタリア語原題は「SENZA PELLE」−皮膚がないという意味。 感受性が強すぎる青年の年上の女性への恋。
「ストーカー」という言葉は、あまりにも軽薄すぎる。 母親から自立できない息子、息子の神経症を避けて通る母親…。 このテーマは、これからの社会にとってあまりにも重い。
キム・ロッシ=スチュアート…鋭い色気に溢れた好青年だ。

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「阿片戦争」
紅の焼豚さん…1350円
香港が植民地となる原因になった「阿片戦争」を描いた大作。
お話は、阿片廃絶の使命ほ帯びた林則徐の活躍を力強く描いてはいるが、 中国がなぜこれほどまでに、阿片に犯されたかが描き切れていないため、 迫力に欠ける。描き方も淡々としていて盛り上がりに乏しい。 (歴史のお勉強もいいけど、香港映画みたいにドラマやアクション シーンがもっと観たかったなぁ)

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「アルビノ・アリゲータ」
デューク益田さん…1200円
ケビン・スペイシーの初監督作品の題材として選んだのが、 酒場に駆け込んだ悪党と人質の虚々実々のかけひきを描いた 舞台劇風の密室劇。これって結構難しいんだよね。 監督も役者も頑張ってやっているのはわかるのだが、 メリハリがはっきりしていないので、緊張感が今ひとつ 盛り上がらない。もっと楽なのを選べは良かったのに…。 W・ワイラーの『必死の逃亡者』が懐かしい。 (結局"生け贄"になったのは、お客の方でした)

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「アサインメント」
Koyamerさん…1300円
冷戦が終わってしまった現在において、 新たなるスパイ映画を立ち上げるのはやりキビしい。 時代を戻せばいいんですけど、それだけじゃ過去の作品の 焼き直しだ。そこで、サイコサスペンスの要素を 組み合わせてみたようですが、可も無く不可もなしの内容。 ジャブの応酬だけでは観客は倒せないよん。

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「アサシンズ」
TAKESHIさん…2000円
起承転結を無視して暴力シーンを並列することによって シャレにならん映画になっている。ま、そーゆーの好きなんですけどね、個人的に。 10代の銃乱射事件が海の向こうで問題になっている今、 タイムリーな作品とも言える。 もし日本の問題だったら、上映延期になってるでしょうね。 要R指定。

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「アンジェリク 裸足の女侯爵」
紅の焼豚さん…1500円
まあ、M・メルシュの美しいこと、もうこれだけで充分!!
映画は彼女のほかに、R・オッセン、J・ロシュフォール、 そしてお懐かしやG・ジェンマ共演で、陰謀渦巻くルイ14世時代を背景に、 アンジェリク(M・メルシュ)の愛と冒険を描いた大河ロマンの第一話。 (なんせ5話まであるそうな)
内容は、まさにタカラヅカが好みそうなお話で、男は皆脇役でした。 (ロシュフォールは役得) コスチュームが素晴らしく、昔の東映時代劇の豪華さにも負けない。 でも私は、「ベルバラ」の方が活動的でイイなぁ〜。

Francoiseさん…2500円
華やかなベルサイユの宮廷文化の中で、アンジェリク役の ミシェル・メルシェがとても美しくてまぶしいほど…。 ジャン・ロシュフォール、ジュリアーノ・ジェンマも好演。 こういう映画は独りでごっそり感動したい。

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「アナスタシア」
想像力ゆたかさん…1300円
色調がイマっぽくてきれいでした。 特に、私好みのパープル〜バイオレット系の色がきれいに出ていた。 メグ・ライアンの他に認識できた声は、ハンク・アザリア。 GODZILLAのカメラマンのにーちゃんで、なんか「NYっぽい」 人だという印象と私は持っています。 ヘレン・ハントの彼氏というところもポイント高い。
でもさ、史実をこんなふうに曲げちゃって、いいの?!

熱帯青年さん…1700円
子供向けのキャラも出てくるが、 美術・音楽が素晴らしく大人もじっくり楽しめるアニメです。 メグ・ライアンの声もしっかり華麗な画面に溶け込んでいました。

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「アンナ・カレーニナ」
想像力ゆたかさん…1000円
ショルティ指揮のチャイコフスキー、特に舞踏会でかかる「くるみ割り人形」??のあの曲、良かった〜。 ソフィー・マルソーは庶民的で可愛いとは思うのよ。 でも、グレタ・ガルボ バージョンを観ている目には辛いのよね。 道ならぬ恋に溺れてしまう危うさがソフィーにはないんだもん。 コスプレもいいけど、現代を生きる等身大のフランス女も演じてほしいな。

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「アミスタッド」
想像力ゆたかさん…2300円
実は私の卒論のテーマは「アメリカにおける黒人の人種差別について」。 子供の頃から小説などで読んで、「どうしてあんな差別されるの?」って、 ずっと疑問に思っていたからです。放送大学で「アメリカ論」という講義を 聴いて、ハマりましたよ〜。その講師だった猿谷要先生が、この映画の プログラムに歴史的背景を書いておられて感激しました。そう、滅多に 買わないプログラム買ってしまったんですよ。「アフリカからどうやって 連れて来られたか?」「何故、奴隷にされてしまったか?」。 一応、資料は読んでいましたが、映像で見られて良かったです。 なお、冒頭のシーンはスピルバーグらしい残虐さで、「こんな映画見ま したけど」のベティ女史同様、生理的に受付けませんでした。でも、 スピルバーグの売名行為とは思わなかった。とにかく興味ある題材だった ので、よくぞ映画化してくれた、の気持ちです。こういう映画あんまり 観に行かない、日本の観客の方が差別的で問題あると思うよ。

ボンドCall…1100円
スピルバーグ、お前もか。

朝倉あきこさん…2500円
冒頭に出てくる奴隷たちが縛られていた鎖の ジャラジャラという音が、耳に残った。 その鎖を断ちきり、自由を求めて叛乱を起こした黒人たち。 アメリカという国が隠してきたこの事件を、 ユダヤ人であるスピルバーグが取り上げた事に 意義があると思った。 ただ、惜しかったのはモーガン・フリーマンの役が、 後半、A・ホプキンスの熱演によって、かすんでしまったことである。

SACHINEKO…1050円
社会派映画を描くと、スピルバーグはいまひとつかなぁ…。 彼がこういうのを作ると、気負いが感じられると思うのは、 私だけだろうか…。

SADAHIKO…1000円
社会派監督スピルバーグ…「アミスタッド号の叛乱」より、「カリブの海賊」のがいいな。
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