2006年6月9日 匿名希望
更新!安全第一でお願いします
一昨年、県の免許試験場に更新に行った時のこと。
7つある受付窓口は全部長蛇の列のため、並びながら受付用紙の記入させられていました。
自分の記入を終わり、順番待ちをしていると・・・
前にいた60歳代のおじいさんに、
「ねーちゃんこれ書いてくれよ。おれ書けねえんだ」
「手でも痛いのか?」と思いつつ、
「あ、いいですよ」
とさらさら。
無事に受付の済んだおじいさんと別れ、更新の手続きは順調に進みました。
最後に視力検査のところで、ある一列がまったく動かず、先頭でなにやらもめています。
自分の列が進んで近づいたのでみてみると、さっきのおじいさんです。
どうやら、どこを指されても答えられないのに諦めず、なんとかしてくれの一点張りで検査官の人ともめているようです。
「見えない人が車を運転したら危ないんですよ」
「ここまでちゃんと運転してきたんだから、アブねえわけねえべ」
「この状態でここまで一人できたんですか?! とにかく更新はできません!」
「じゃあ、うちさ行って眼鏡持ってくっから」
夕方までに戻ってくるつもりなのか、おじいさんこう言い捨てて猛ダッシュで出ていてしまいました。
受付用紙も見えなくて書けなかったんだと、この時わかりました。
「タクシー呼んでください〜!」という検査員の叫びは届かなかったでしょう。
あれからどうなったのか、だれも事故に遭わないことを祈るばかりです。
− 1720 −