2005年12月12日 あんり☆まあ
難読!基本に反してませんか
とある大型ショッピングセンターの銘店コーナーに勤めています。
ギフト用の箱菓子を売っていて、周りを要塞のようにガラスケースに囲まれた(よくサービスカウンターに間違われる)お店です。
各メーカーさんごとにいろんな名前のお菓子を売っているのですが・・・
そのお店独特の色を出そうと実にさまざまなネーミングをしてらっしゃいます。
でもそれが時にこんな風にネタになってしまうことも。
<その1>
全国区ではなく地元の和菓子メーカーさんに「益々(ますます)まんじゅう」というのがあります。
皮に味噌を練り込み、中はごまの入ったこしあんという焼きまんじゅうです。
「もりもりまんじゅうください」
・・・すごく元気がでそうなまんじゅうですね。
<その2>
上と同じメーカーさんで「下天の夢」というお菓子。
中は粒あん、外はパイ生地という、地味だけととってもおいしいお菓子ですが・・・
あまりその通りの呼び方をしてもらえません。
「天下の華の10個入り」
・・・全然違う。
<その3>
婚礼の引き出物用のバウムクーヘンで有名なメーカーさんの子会社で「ヴィーナビッセン」というクッキー。
「ヴ、ヴィ、ヴィ・・・・」
「!!! お客様、ヴィーナビッセン、でよろしいですか?」
「あ、うん、それそれ」
・・・読みやすく、呼びやすいは名付けの基本です!
<その4>
おかきの詰め合わせで「海山集」というのがあります。
初めて見る人は「みやまつどい」とは読めません。
読みやすく、呼びやすいは(以下略)
ガラスケースの中は、私たち店員からは見えません。
ガラスケースの中をちょんちょんと指さして、
「これちょうだい」
と仰るお客様が大勢いらっしゃって、そのたびにガラスケースの要塞を出てぐるーっと回り込んでお客様のところまで走っていくのがとってもタイヘン。
でも、読み方がわからないからこういうことになるのかな、とちょっと納得。
ネタ満載の職場で、転職する気になりません。
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