作品賞 | Title | 予想 | コメント | |
Chocolat ショコラ |
保守的なフランスの小さな町に一筋の風と共に現れたさすらいのチョコレート屋さんが引き起こすファンタジックなおとぎ話。かりそめの平穏を破られて穏やかでない教会の親父にも負けずに、人々の心をチョコレートの如く優しく溶かしていく不思議な魅力の主人公をJ.ビノシュが好演。だがやはり、さすらいの旅人は町を去らなくてはならないのか…後味の優しい小品。 | |||
Crouching Tiger, Hidden Dragon
グリーンデスティニー |
伝説の名刀「グリーンデスティニー」を巡る大河アクションロマン。今やハリウッド映画でも常識になったワイヤーアクションも随所にちりばめ飽きさせない。でもどうして竹の上で戦う必要があったのだろう……。アメリカでは「ライフイズビューティフル」を抜いて、外国語映画の興行収入の歴代一位の作品に踊り出た。台湾代表として外国語映画賞にも同時ノミネート。字幕のハンデもなんのその、LA批評家会賞、インディーズ・スピリッツ賞を受賞。 | |||
Erin Brockovich エリン・ブロコビッチ |
3人の子持ちのシングルマザーが生活に切羽詰って無理やり転がり込んだ弁護士事務所で書類の整理をしている内に、巨大企業の水質汚濁のもみ消し疑惑に気がつく。法律の素人である彼女が住人を説得して巨悪に立ち向かう…。全米最高の和解金を勝ち取ることになる実在の女性をモデルにした痛快社会派ドラマ。J.ロバーツの見事な胸の谷間も話題に。エリン・ブロコビッチ本人も役名”ジュリア”で出演。 | |||
Gladiator グラディエーター |
○ | ローマ帝国を舞台に、一家を皆殺しにされ将軍から奴隷に身を落とした”闘士”が、皇帝に復讐を果たすまでのスペクタクルアクション。CGで再現されたローマ帝国、コロシアムの大観衆が圧巻。ラッセル・クロウのフェロモンがむんむんと溢れ出るお色気映画(違うって)。ゴールデン・グローブ賞受賞で俄然フロントランナーに踊り出た感じ。英国アカデミーも受賞。 | ||
Traffic トラフィック |
現代アメリカが直面している最大の社会問題”麻薬戦争”を正面から取り上げた問題作。政府の麻薬問題顧問に任命された判事と麻薬に溺れていく娘、メキシコで暗躍する麻薬組織と心ならずもそれに荷担する運命になった警察官の苦悩、取り締まり当局と麻薬ビジネス組織の攻防…という3つの話が同時進行していく群像劇。ナショナルボードオブレビュー賞受賞。 | |||
歴史活劇vs社会派ドラマという様相。「不作の年」と言われつつ落ちつくところに落ちついた感じ。でも「ショコラ」は???過剰な「賞取りキャンペーン」で悪名高いMIRAMAXがラストスパートで押しこんだ形。おかげで、有力視されていたゴールデングローブ受賞作「あの頃ペニーレインと」、「リトルダンサー」が落選したのが残念無念。 最有力はグラティエーターか。壮大さ、華麗さで一番「アカデミー賞っぽい」作品だし。対抗は麻薬戦争を描いた社会派Traffic。もしグリーンデスティニーなら、史上初めての外国語映画の受賞という点でも注目。 ひるひるの推していた「リトル・ダンサー」「You Can Count On Me」「あの頃ペニーレインと」は揃って討ち死に。 前評判通り本命のグラディエーターがオスカー獲得。アカデミー賞らしい選択で納得。 |
監督賞 | Nominee | 予想 | コメント | |
Stephen Daltry(Billy Elliot) スティーブン・ダルトリー(リトルダンサー) |
まず、オーディションでジェイミー・ベルくんを選んだ眼力に拍手。特に意外性のない話なのに観客を引きこんでいく演出もたいしたもの。泣いて笑って、すがすがしくなる秀作。作品賞候補落選が悔やまれます。これが実質長編映画デビュー作というのも驚き。 | |||
Ang Lee(Crouching Tiger Hidden Dragon) アン・リー(グリーンデスティニー) |
○ | 「ウェディング・バンケット」「いつか晴れた日に」「アイスストーム」などでアメリカでの評価も高いアン・リー監督の初ノミネート。”アイスストームのアクション版を作りたかった”とは本人の弁。プロデューサーとして作品賞のノミニーでもある。 | ||
Steven Soderbergh(Erin Brockovich) スティーブン・ソダバーグ(エリン・ブロコビッチ) |
J.ロバーツがスクリーンに出ずっぱりの2時間という、群像劇の「トラフィック」とは全く違う趣向での演出。言葉遣いも荒く派手な服装でテンションの高い演技のJ.ロバーツが延々と画面を支配してもくどく感じないのは演出のおかげ? | |||
Ridley Scott(Gladiator) リドリー・スコット(グラディエーター) |
凄惨な戦闘シーン、壮大なローマの街、コロシウムの大観衆…CGを駆使してスクリーン上に見事に再現させ、長尺ものを飽きさせずに見せる技量はさすが。映像も荘厳華麗。「テルマ&ルイーズ」以来2度目のノミネート。 | |||
Steven Soderbergh(Traffic) スティーブン・ソダバーグ(トラフィック) |
結論が出せない重いテーマを、3つのエピソードの群像劇で浮かび上がらせ、最後までぐいぐい引っ張っていく力がすごい。メキシコのセピア色の映像が哀しく迫ってくる。 | |||
同じ監督が2作品で候補になるのは62年ぶりの快挙。今年もっとも活躍した監督なら文句なくソダバーグでしょうが、残念ながら票が割れて落選する可能性大。代わりに?本命となるのがゴールデングローブ賞で勢いがついたアン・リー。「いつか晴れた日に」が作品賞ノミネートながら監督賞からは外された時の同情票も集まりそう。「グラディエーター」旋風が吹けば、リドリー・スコットの目もあり。 作品賞から漏れた「リトルダンサー」のS.ダルトリーが初ノミネート。下馬評の高かったキャメロン・クロウ(あの頃ペニーレインと)、カーティス・ハンソン(ワンダーボーイズ)が落選。ラッセ・ハルストロム監督(ショコラ)も届かず。去年ノミネートされたしね。 ダブルノミネートで不利との下馬評もなんのその、ソダバーグが感激の受賞。獲るべき人が獲ったのに意外感もある不思議な感じ。ゴールデン・グローブ、英国アカデミー、DGA(全米監督組合)の各賞総なめで本命視されていたアン・リーは本当に残念でした。 プレゼンターは当日配られたプログラムにも載っていなかったという隠し玉のトム・クルーズで、離婚騒動以来の公の場への登場。みんながタキシードなのに開襟シャツというラフないでたち。監督賞を読み上げるということはかなりのステータスということ。ただのギャラが高いだけの俳優ではないということの証明? |
主演女優賞 | Nominee | 予想 | コメント | |
Joan Allen(The Contender) ジョアン・アレン |
副大統領急死を受けて、急遽後任に指名された女性上院議員。野党の猛反対にあい、政治的どろどろに巻き込まれながらも毅然と立ち向かう。2回の助演賞候補についで3回目のノミネート。 | |||
Juliette Binoche(Chocolat) ジュリエット・ビノシュ (ショコラ) |
保守的なフランスの田舎町に一塵の風と共に現れたさすらいのチョコレート屋さんをさわやかに演じて初の主演賞ノミネート。村人の閉ざされた心を甘いチョコレートでやさしく開いていくが、自らの過去を断ちきる事は出来るのか…助演賞受賞の「イングリッシュ・ペイシェント」以来の2冠達成なるか。 | |||
Ellen Burstyn(Requiem for a Dream) エレン・バースティン (レクイエム・フォー・ドリーム) |
TV中毒・ダイエット薬中毒のいっちゃってる主婦を迫真の演技で魅せる。素顔はとてもチャーミング。インディペンデンス・スピリッツ賞受賞。 | |||
Laura Linney(You Can Count On Me) ローラ・リニー |
○ | シングルマザーで銀行員、しっかりもののサミー。音信不通だった放浪癖の弟が訪ねてくるので大喜びだったが、離れて暮らしていた二人はあまりに違いすぎた…。弟思いの優しいお姉さんを自然に演じてNY批評家会賞ではJ.ロバーツを抑えての受賞。 | ||
Julia Roberts(Erin Brockovich) ジュリア・ロバーツ(エリン・ブロコビッチ) |
熱演ぶりもさることながら、見事な「谷間」が話題をさらった彼女。役作りのために豊胸手術?真相は謎。「マグノリアの花たち」「プリティーウーマン」についで3回目のノミネート。ナショナルボードオブレビュー賞、LA批評家会賞、ゴールデングローブ賞などを総なめ。 | |||
もうジュリア・ロバーツで決まりでしょう。ん〜、でしょうが、僕の一票は敢えてローラ・リニー。普通の人を普通に演じて気持ちよくさせるなんてすごいと思うんですが…。5人の中で彼女が唯一の初ノミネート。アカデミー賞は意外に大物には票が集まらない傾向もあるので、あながちあり得ないことではないかも。ちなみに、5人中3人がシングルマザー役。流行りなのね。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」もそうだった。 ビヨーク(ダンサーインザダーク)が落選。主題歌賞にはノミネートされたので、授賞式ではパフォーマンスが見られます。ゴールデングローブ賞のレネ・ゼルウィガー(Nurse Betty)も残念賞でした。 やはりというか、当然のジュリア・ロバーツ。意外にも受賞スピーチでは上がりまくりでしどろもどろ。制限時間を無視して謝辞を続けても許されるのは彼女だからか。式後、「(本物の)エリン・ブロコビッチの名前を挙げるのを忘れていた」と後悔していました。映画ではイっちゃってる薬依存症のオバさんだったエレン・バースティンがとてもエレガントでした。さすが女優。 |
主演男優賞 | Nominee | 予想 | コメント | |
Javier Bardem(Before Night Falls) ハビエル・バーデム (夜になる前に) |
○ | 実在のキューバ人作家・詩人レイナルド・アリナスの波瀾の生涯を熱演して、スペイン人として初ノミネート。ゲイであり、作家であることから革命政権から迫害を受けながらも希望を失わず、創作活動に自らの生への情熱をぶつける姿が心を打つ。ナショナルボードオブレビュー賞受賞。 | ||
Russel Crowe(Gladiator)
ラッセル・クロウ(グラディエーター) |
絶望の淵から立ちあがり、奴隷から「闘士」となって復讐の時をひたすら待つ我慢の男。きゃー、かっこいいにゃ。はれぼったい目、低音の渋い声、鍛えられた肉体…非の打ち所がありません。2年連続2回目のノミネート。妻の亡骸に号泣し、すがりつく時のとめど溢れ出る鼻水が脳裏から離れない……。 | |||
Tom Hanks(Cast Away) トム・ハンクス(キャストアウェイ) |
飛行機事故で奇跡的に助かり、無人島に漂流した男。絶望が支配する状況から、自分と希望を取り戻す過程が感動的。映画の大半をたった一人で演じ切った力量はさすが。通算5回目のノミネートで、3度目のオスカーに最短距離。NY批評家会賞、ゴールデングローブ賞受賞 | |||
Ed Harris(Pollock) エド・ハリス |
自らの製作・監督による、実在の抽象画家ジャクソン・ポロックの情熱的生涯を描いた作品で、初の主演賞ノミネート。助演賞では「アポロ13」「トゥルーマンショウ」で2度ノミネート経験あり。 | |||
Geoffrey Rush(Quills) ジェフリー・ラッシュ(クイルス) |
公序良俗を乱す科で幽閉されるサド侯爵。逆境にもかわらず性と創作への執着はとどまることはない。表現の自由へのこだわり、権力に対する不屈の反骨精神を妖しく熱演して「シャイン」以来の2度目のオスカーに輝くか? | |||
超強力なラインアップの激戦。映画の大半をたったひとりで演じきったトム・ハンクスが本命。もう票を入れるのが義務でしょうって感じに近い。「アポロ13」「グリーンマイル」でノミネートから外れた次点バネも効く予感。対抗ラッセル・クロウ。去年の「インサイダー」の印象も残っているのが好材料。といいつつ僕はハビエル・バーデムに一票。ゲイ役だから…ってわけでもないですが、逆境の人生、不屈の精神はアカデミー賞向き。G.ラッシュ(シャイン)やR.ベニーニ(ライフイズビューティフル)など本国では実績のある外国人俳優に優しい傾向もあるから意外な大穴かも。 主演女優の流行がシングル・マザーなら、主演男優は作家・物書き。ノミネートの二人以外にも「ワンダーボーイズ」「あの頃ペニーレインと」「小説家を見つけたら」「State and Main」など多数。 あるいは?と期待していたジェイミー・ベルくん(リトルダンサー)は惜しくも落選。このメンバーでは仕方がないか。個人的にはマーク・ラファロ(You Can Count On Me)が選外なのが非常に残念。「熱演」しないとなかなか認められないカテゴリだし…。批評家からの評価が高かったマイケル・ダグラス(ワンダーボーイズ)、ジョン・キューザック(High Fedelity)、ゴールデングローブ賞のジョージ・クルーニー(O Brother Where Art Thou)も残念でした。 番狂わせと言ってもいいでしょう。本人もまったく意外だったらしく、名前を 呼ばれてもしばらく呆然としていました。ホアキン・フェニックスが椅子から跳び上がって大喜びして抱き付いていたのと対照的。スピーチではジェイミー・ベルくんの名前も出しつつ「これからの世代の若い人達へ」という献辞が印象的でした。 |
助演女優賞 | Nominee | 予想 | コメント | |
Judi Dench(Chocolat) ジュディ・デンチ (ショコラ) |
頑固なゆえに娘と絶縁状態で、かわいい孫にも会わせてもらえない寂しい婆さんを貫禄の存在感で好演。チョコレート屋さんを介して内緒で孫とも交流ができるようになったが、それが自らの命まで賭けることになっていたとは。SAG映画俳優組合賞受賞。 | |||
Marcia Gay Harden(Pollock) マルシア・ゲイ・ハーデン |
自らも芸術家であり、情熱の抽象画家Pollockをよき理解者として妻として支えた女性像を迫真の演技で表現しNY批評家会賞受賞。(未見) | |||
Kate Hudson(Almost Famous) ケイト・ハドソン(あの頃ペニーレインと) |
○ | キャメロン・クロウ監督自身がモデルの主人公に、文字通り大人の扉を開けてあげる不思議な魅力のペニー・レインをさわやかに演じてゴールデン・グローブ賞受賞。お母さんは女優ゴールディ・ホーン。 | ||
Frances McDormand(Almost Famous) フランシス・マクドーマンド(あの頃ペニーレインと) |
溺愛する息子がよりによって反社会的象徴(と疑ってやまない)ロックバンドのツアーに同行することになって気が気でない主人公の過保護な母親を好演。 LA批評家会賞受賞。主演賞受賞の「ファーゴ」以来、3度目のノミネート。 | |||
Julie Walters(Billy Elliot) ジュリー・ウォルターズ(リトルダンサー) |
ビリーの素質を見出し、才能を引き出し、夢を実現させてあげようと支えるバレエの先生。チェーンスモーカーぶりもすごい。体育館でビリーと2人きりで踊るシーンが印象的。 | |||
ゴールデングローブ賞でK.ハドソンが一歩リード。もともとは主人公のお姉さん役というキャスティングだったそうですが、今となっては考えられないほど魅力的なはまり役でした。新人に優しいカテゴリなので、受賞の可能性高し。共演のF.マクドーマンドは貫禄のノミネート。「ワンダーボーイズ」との合わせ技で有力対抗馬。 有力視されていたキャサリン・ゼダ・ジョーンズ(トラフィック)、ケイト・ウィンスレット(クイルス)、ツァン・ツィー・イー(グリーンデスティニー)、エリカ・クリステンセン(トラフィック)、カトリーヌ・ドヌーヴ(ダンサーインザダーク)が選外という大激戦のカテゴリでした。 このカテゴリで実力派の人が受賞するだけで番狂わせかも。 批評家・プレスからは絶大の支持を受けていたケイト・ハドソンもSAG賞を逃したあたりから雲行きがおかしくなってきたのか。ゴールディ・ホーンも式に呼ばれていて親子二代のオスカーを演出するはずがお預けに。 プレゼンターは昨年の助演男優賞のマイケル・ケインが現れず、なぜかニコラス・ケイジ。極めて異例。 |
助演男優賞 | Nominee | 予想 | コメント | |
Jeff Bridges(The Contender) ジェフ・ブリッジズ |
副大統領候補に女性を指名したことで野党から猛攻撃を受けながら毅然と立ち向かう大統領を演じて16年ぶり4回目のノミネート。声が渋い。(未見) | |||
Willem Dafoe(Shadow of the Vampire) ウィレム・デフォー (シャドウ・オブ・バンパイア) |
完璧なドラキュラ映画と撮りたい!と願う少しイっちゃってる監督の眼鏡にかなったのはホンモノの吸血鬼…。 監督の厳しい演技指導?に素直にがんばる優しくも哀しい吸血鬼を怪演してのノミネート。 LA批評家会賞受賞。(未見) | |||
Benicio Del Toro(Traffic) ベニシオ・デル・トロ |
○ | 殉職した父と同じ職業を選んだアメリカ国境近くで働くメキシコ警察官。麻薬組織に取り込まれ、正義感・友情と現実・自分の命との狭間で葛藤するさまをポーカーフェースで演じ切った。NY批評家会賞、ゴールデングローブ賞、ベルリン映画祭で受賞。 | ||
Albert Finney(Erin Brockovich) アルバート・フィニー(エリンブロコビッチ) |
むりやり転がり込んできた子持ちのおばさんを雇う羽目になった気のいい弁護士役で実に5回目のノミネート。彼女の熱意に動かされ、巨悪に立ち向かう姿にこころ動かされる。J.ロバーツとの掛け合いがおかしい。 | |||
Joaquin Phoenix(Gladiator) ホアキン・フェニックス(グラディエーター) |
冷血な皇帝を憎々しく、且つ隠された人間的弱さも表現して初ノミネート。結構美形なのね。「Quills」「The Yard」での演技も評価され、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞を受賞。 | |||
デル・トロくんが受賞出来なかったら大番狂わせとも言えるほどのがちがちの大本命。J.フェニックスは「Quills」の演技の評判も高いのですが、ちょっと届かないか。 人間的なJFKを演じて評価の高かったブルース・グリーンウッド(13デイズ)はJ.ブリッジズとの”大統領選”に敗れて選外に。ロバート・ダウニー・Jr、トビー・マクガイア(以上、ワンダーボーイズ)、フィリップ・セイモア・ホフマン(あの頃ペニーレインと)は映画が不発だったせいか、候補に上がらず。ウィルソン(Cast Away)も惜しくも落選。あ、演技してないんだから当然か。 若いけれど下積み時代が長そうなデル・トロくん、それまでの苦労をねぎらうかのような暖かい拍手と歓声の中の受賞。主演賞でも受賞できたかも。 |