ログの4

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2005.12.2

僕はホモなんだと思う。
あらためてそう思うのは
自分の指向が
“同一性”に
強く向いているからだ。

だから、
「違う」と思うもの
に対しては冷たい。
逆の場合は熱い。


以前
好きだった奴に、
あなたと自分は違う人間なんだなあ
ということを
言われた。

とてもショックを受けた。
苦しくなった。

僕には拒否の言葉に聞こえた。
でも冷静に考えて実際
いろんな意味で
言うとおりだと(今なら)思うし
僕を拒絶するために
言ったふうでもなかった。


僕はそれだけ
“違う”ということに過敏だったんだ。


僕が“違い”に寛容になっていったら
僕の「ホモ性」も
うすくなっていくのかもしれない。

それはどんな自分になるんだろう。

2005.8.20

色恋から遠ざかっている近頃の僕だが
そうなると自然発生するのが少しでも暮らしに潤いを持たせるための
「お気に入り」の人だ。

○○○さ〜ん。
と、その兄ちゃんは呼ぶ。
うちはアパートでそして呼び出しベルは壊れている。
僕は昼まで寝ている。
モーニングコール。
そのさわやかな声で目覚めて
寝ていた格好のままドアを開ける。
宅配の兄ちゃんが米の入った箱を抱えている。
定期的に送ってもらってるあきたこまちの。

いつのころからか
それまでの中年のおやじさんから
若くてそんなに背が高くなくて
この仕事の割に細身?(脱いだらどうかは知らない)
今時の眼鏡をしてる子がうちに荷物を届けてくれるようになった。

はじめは気づかなかった。
宅配業者などころころ変わるものだし元々がおやじさんだ。
寝起きの姿で出ようと気にしなくていいもんだ。
たぶん二回目くらいから。
あれ?この若い子うちの地域の担当になった?
もちろん一回目から喜んでた。
だって不在票が入ってたから担当者に電話かけたんだ。
そしたらすごくさわやかな声で応対する若い人だったもの。
次の日届けてくれるのが楽しみだった。
そしたらイメージ通りの
小柄で賢そうな(眼鏡効果)礼儀正しい兄ちゃん。
その子がそれからは毎度うちにあきたこまちを届けてくれるようになった。

だから米を秋田に依頼してそれが届く前は気がそぞろになる。
そぞろになると僕は必ず睡眠不足になる。わくわくしすぎて。
喜びすぎ!とよく友達はそういう僕を突っ込む。
今日も来た。
幸い昨夜はあっさり眠れたようだ。
○○○○さ〜ん。
えー、名前間違えてる。前はちゃんと読んだのに。
こちらにはんこおねがいします。ありがとうございます。
すぐ帰った。あたりまえ。
なんか短くない?前より短くない?
予定調和に会話を心待ちする気持ちが物足りなさを発生させたのか?
すべきことはいつもどおり、それ以上も以下もなく、してんだから
問題はない。
ちゃんとモーニングコール(名前間違い)もしてくれたし。
期待する気持ちは逢瀬を短く感じさせるのか。

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