アイヘヤ

ヘヤ内ヘヤ。発祥は別。

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2007.11.6

近ごろは別の場所で
同性嗜好な思いのたけは書いていて、
ここは書かなくなっています。
それでも僕が親しい人にではなく、
誰が居るのかわからないこのネット上に向けて
自分のそういう類のことを表にしたのはこの場所からでして。

そうそう、
ここに最初に書いたこと、
このヘヤを作ってまでも人々に伝えたかったこと、
早坂ユキヲさんは今も漫画を描いてるんですね。
それは最近知りました。よかった。
自分が見ていない所でも人はそれぞれに生きていて
それぞれに自分の幸せのために歩いている。

このごろ
どこ行ったのかわからなくなっていた気になっていた人たちの
消息が分かることが続きました。
健在であることを知れるのはほっとする。
そして励みになる。

僕もこの前の記事からすれば
二年経っているんですけど、それなりに
なにもせずに歳をインクリメントしてるわけではないっすね。
そう感じれるのは誉めたい。卑屈じゃないから。

幼少から
なるべく困難無く生きたかった怠け者なのですが、
そこに降って湧いた「男に興味津々」という自分の属性が
とっても壁だったのです。嫌だったのです。
普通に生きれないじゃないですか。
マニアック、おたくちっくなのはまだ同胞が居て市民権もありそうと
思えたのですけど。

なんですけど、
とても冷静に考えてみますとこの壁のために
考えたいろーんなことはあったかもしれません。
自分を見つめざるを得ない厳しい修行だったのかも知れません。
無ければ無い方が「楽」なのですが、有ったのですから、
まあそれはそれで自分の人生の、というか自分の人間的成長の
役に立っているのも認めなければならないかも知れません。(ツンデレ)

壁がふさがって自分に脅威をもたらしているときは、
自分の視界に入る物はそれが全てでした。
だから同性嗜好を「どうするか」が最大の障害ごとと思ってたような。
これさえなければ『僕』は辛さのない暮らしができるのにと。(普通ってヤツ)

しかし壁なんかより自分の人生の方がもっと広いと思ったなら、
その壁はすごろくのルート初期にあっただけのローカルな障害。
じつは自分の人生も、人間ってものの可能性も
僕が考えていたよりずっともっと大きくて
あの壁は「全て」ではないし、そしてそれだけが壁でもない。
なんだけど人生は壁で埋め尽くされてるわけでもなくて、
そうだなー、だから人は生きていれるのか。みんな、生きてきているのか。

人は、というと失礼なので
僕は、めんどくさがりなので、
考える機会が与えられないと考えはしないと思うんです。
そういう意味では僕が少しだけ、世間の多数と違う羽目を経験したのは
もしかしたら悪くもなかったかも知れないと
この歳の僕なら思えるかも。
いや、仮に別の人生があるとしてそこでも同性を好きになりたいかと言えば
やはり思いませんね。楽な方がいいもん。マゾじゃないもん。
そんときは他の種類の壁が立ち塞がって僕を教育するんでしょうし。
同性好きってことだけが僕という魂を成長させる方法じゃないでしょうし。
でも少なくとも今回の世では、僕にはこれが与えられたんですね。
そしてそれは、ずっと大きいはずの人生の中では「手段」に過ぎず、

「さっさとこの壁でちょっとは成長して人生全体を有意義に生きれ!」

ってことですね。気づくのがなんとものんびりしてますけど。

そうなると他に発生するかも知れない壁だって、
それは自分の未来の道すべてを埋め尽くす塊ではなく
道のその場所だけに塞がっている局所的障害に過ぎないのかも。
それは自分じゃ分からない。やはり視界覆うほどだから。
だけど「それ、その場所を塞いでるに過ぎないよ」って教えてくれるのは
隣の道を歩いている人かも。
隣の角度からなら「ああ、それ越えたらまだ道は続いてるのに」って
簡単に気づく。

聞く耳持たなければなりませんね。

そしてそんな風にみんながみんなそれぞれの道を歩いている。
それぞれ、目の前の脅威は恐ろしいと思っている。
だから横からアドバイスを大した労力でもないけどしてあげたりすることは
なんて協力的で励まし合う愛ある行いなんでしょう。
別に壁をどかしたり越えるのを手伝わなくたって、それくらいのことは。

だからね、
やっぱり人は一人で自分の道を歩くものだけど、
そして目の前の脅威の怖さはその人だけの障害だし
他人に分かることではないけど、
だけどみんなも周りで生きてるんだ歩いてるんだっていうことが
どれほどの心強さになるか。
僕が見ていなくても見えていなくても
やはりそこには人が生きているっていうことを感じれるのって。

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