日記 (2001.9)

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2001.9.29

今日友達との待ち合わせで、少し遅れる、って電話があったんで先に着いていた僕は、そのあいだちょっとぶらぶらしているか、と思ってあちこち吉祥寺の店をわたりあるいてたんだけど、西友に行くかと思って行ったらなんか入り口のワゴンセールのところに特徴的なバンダナの人が。
「(ザ・茶番の)オミさんみたいだなあ・・。」と思って近づいたらほんとにオミさん!(注:ザ・茶番のボーカル。)
テレ東のインディーズ音楽番組見て以来一発で好きになってしまいその後CD屋探しまわってCD買った僕としちゃあこがれの人。仲間とわいわい言いながらワゴンセールの前でつるんでるオミさんはテレビで見たようにふつうの気さくなあんちゃんでした。
まわり誰も気づいてねー!この人に今注目してんのおれだけ!?と意中のプチ有名人に時間と空間の偶然にて出会ってしまってどきどきしまくる僕。
見つけてしまったからにはどうしても話しかけたいんだけど、どうにもシャイでタイミングがつかめない。そうしているうちにオミさんとその仲間たちは西友から離れていく。駅前サンロードの中を買い物袋ぶら下げながら(結局なんか買ったよう。生活お得雑貨買うなんてやっぱり庶民的。)どんどん行ってしまうオミさんたちを見逃さないように少し離れて尾行する僕。
俺ストーカーかよ、と思いつつ話しかけたい、でも話しかけれないまま土曜の夜の吉祥寺の人混みの中をついていく。オミさん以外の歩行者は目に入ってない(わりにあたりまえだが人にはぶつからない)。まるで告白のタイミングをうかがってる男子学生のようだ。
そしたらチャンス!オミさんたばこ買うためみんなと離れて自販機の前にいる。
もうここしかない、と機をとらえて近づく僕。
「茶番のオミさんですよね?」
(自販機からたばこ取り出しながら振り向いて)「はい(?)。」
「タオル(バンダナだろ・・)見てすぐわかりました。今日はインストアライブだったんですか?」(前に吉祥寺シンセイドウで交渉中という情報を仕入れてた)
「いやちょっとそこ(のカラオケ?)に・・・。」(と言いながらみんなの方に向かおうとする。)
「がんばってください。」
まっすぐ僕を見て受け答えしてくれつつも行こうとしているオミさんに月並みながら最後そう言って締めた。べつにお話ししたいんじゃなくて、彼をみつけた僕を示したかっただけだから。(だって行くところいきゃかなり人気あるのにほんと吉祥寺の一般市民の群になじんでたんだぜ。)それなりにファンだもん。
言うこと言ったらすっきりして、くるっと元来た道を戻って待ち合わせの店に向かった。ついてってるときは、あーこのままどこまでついてくんだろう、と自分のシャイさにおろおろしてたがやることやったら未練なし。行動力ある割に決断力ない自分らしい展開だ。いつもそう。こうと決めたらぜったい実行するんだよね。もたもたしてから。
とにかくそうして東京の威力を感じた地方出身の僕はその後たいへん機嫌よく過ごしました。
今日はほんとただの日記。

2001.9.8

自信がないんだ。だからつれないだけで不安になる。不安になるから責めてしまう。束縛したくなる。そんな自分に自己嫌悪する。

人に心開けなんて。人は傷つけるものじゃん。わざとじゃなくても。そんな無防備になってられる?痛がり屋は亀のように閉じこもって歩みを止める。

自転車とばすと気持ちいい。スピードが気持ちいい。スピード出すって生きること。転んだときでかいよね。でも疾走すると気持ちいい。転んだときのリスクってあまり考えない。それは走るのがうまくなってるから。あと進むために走ってるから。リスクおそれるなら鎧着込んでのろのろ行くんだ。でも進まない。動かないのが一番転ばない。でもそれって生きないのが一番、ってな話。動かなくても時間は過ぎて老いるんだよね。進まないわけにはいかないってこと。とばすと気持ちいいなら人生を走るのも気持ちいいかな?疾走するとぞくぞくするかな。リスクでかいと思ってたけどそれは走るのが下手だから?子供の頃自転車乗る練習痛くてやだったなあ。練習しといてよかった。友達もついててくれた気がする。生きる練習不足だなあ。いちいち困難だよ。なくても困らないけどあれば違うことができる。できない地平からできる地平をうらやんでみてるのって冷静に考えればあほらしい?理屈覚えてできないまま「やらない」くせついてるなあ。根性なし。やっぱ走ってるのうらやましいね。転ぶの怖くないのかなあって思ってたけど、自転車乗ってる僕はそんなこと考えてない。ということは。いかにも転んでしまいそうな構造だけどちょいとバランスとって前に前に進むのね。そうやって生きればいいのかもな。

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