Present BY Kasumi Yahagi
数
本の題名
作者
霞美の一言メモ
5星評価
1281
たゆたえども沈まず
原田マハ
パリで画商を営む林忠正と加納重吉の視点で、ゴッホと弟テオの生涯を描く。
アカデミーの画家達に笑いものにされてきた印象派の人々の苦難の道のりを辿るような物語でした。
ゴッホの生涯については、最新の研究内容を盛り込んでいたら、また違った展開になったかも知れません。24/02/12
★★★☆
1282
なるようになる。
養老孟司
筆者の自伝。退職金を放棄して定年手前で離職。その後『バカの壁』がベストセラーになり、正になるようになっていますが、
筆者が本当に言いたいことは、自然界に見られるような、成るべくして成っているという、節理についてだと思います。
「早く退職して自由になったことで、かなり寿命が延びたんじゃないかな」胸に刺さる言葉でした。24/03/05
★★★☆
1283
一ノ瀬ユウナが浮いている
乙一
幽霊となったユウナと主人公が、制限付きの再開を繰り返す物語。彼女がタイムカプセルに入れた自分への手紙に泣きました。
今、あなたの夢は叶いましたか?叶わなかったとしても、一生懸命やったのなら、それでいいですよ。24/03/12
★★★☆
1284
戦争語彙集
オスタップ・スリヴィンスキー
現在起きているウ露戦を体験した人々の言葉を拾い上げた語録集。どれもこれは他人事ではないというメッセージ性が強い。
その体験を知れば、自分の身にも十分に起こりうることなのだと実感します。24/05/14
★★☆
1285
破船
吉村昭
難破船の物資を奪って生活を繋ぎ留めていた寒村の物語。本書は因果応報を訴えるわけでも、善悪を語るわけでもない。
只管にその生き難さと向き合うより他ないという、凄まじい内容の本でした。24/05/19
★★★★☆
1286
変な家
雨穴
異様な間取り図の家を巡り、とある殺人事件との関連性をつき止めていく。
これは人を殺すための家ではないかと前半は胸が悪くなりましたが、後半にはとある救いがあり、それが話をうまくまとめていました。
内容はあくまでエンタメの域を出ません。24/05/20
★★★
1287
丸い地球のどこかの曲がり角で
ローレン・グロフ
短編集。普通の人生とはよく言ったものの、その実、その全てが特別であり、生はひとつの奇跡なのだと再確認させてくれる本でした。
文章的にも大人の本だなと実感します。24/06/24
★★★
1288
続 窓ぎわのトットちゃん
黒柳徹子
戦中から現在にかけての彼女の半生を綴る。戦争がいかに家族を引き離し、生活を崩壊させるかを知りました。
戦後はNHKに就職する筆者ですが、まわりとの協調性のなさに随分苦労します。社会に出たら時には自分らしさを殺す必要がある。
それが上手にできない彼女の悲しみは、私も身に覚えがあります。24/08/05
★★★
1289
熊嵐
吉村昭
24/08/10
★★★☆
1290
眠れないほど面白い『古事記』
由良弥生
神の性により生まれた倭の国。その表現は露骨と言えばそうですが、エロスとはまた違うように感じますね。深い意味がありそうです。
分かりやすく、日本の特異な神話を楽しめました。24/10/11
★★★
1291
百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス
とある一家一族の百年を描いた長編。人生を夢幻のように表現しており、それがまたリアルで、時間かけて読むに値する物語。
風と共に消えた子町娘のシーンが特に印象的で、生の儚さを眇めに見てしまいました。25/01/31
★★★
1292
コーヒーの真実
アントニー・ワイルド
25/03/08
★★★
1293
アンクル・トムの小屋
ストウ(訳:丸谷 才一
読んでるよ
129X
精霊ルビス伝説(上・中・下)
久美沙織
未読
128X
ヒトの見方
養老孟司
今読んでるよ