BOOK-27
Present BY Kasumi Yahagi


[順不同。これは霞美の個人的な評価です]
本の題名 作者 霞美の一言メモ 5星評価
1281 たゆたえども沈まず 原田マハ パリで画商を営む林忠正と加納重吉の視点で、ゴッホと弟テオの生涯を描く。 アカデミーの画家達に笑いものにされてきた印象派の人々の苦難の道のりを辿るような物語でした。 ゴッホの生涯については、最新の研究内容を盛り込んでいたら、また違った展開になったかも知れません。24/02/12 ★★★☆
1282 なるようになる。 養老孟司 筆者の自伝。退職金を放棄して定年手前で離職。その後『バカの壁』がベストセラーになり、正になるようになっていますが、 筆者が本当に言いたいことは、自然界に見られるような、成るべくして成っているという、節理についてだと思います。 「早く退職して自由になったことで、かなり寿命が延びたんじゃないかな」胸に刺さる言葉でした。24/03/05 ★★★☆
1283 一ノ瀬ユウナが浮いている 乙一 幽霊となったユウナと主人公が、制限付きの再開を繰り返す物語。彼女がタイムカプセルに入れた自分への手紙に泣きました。 今、あなたの夢は叶いましたか?叶わなかったとしても、一生懸命やったのなら、それでいいですよ。24/03/12 ★★★☆
1284 戦争語彙集 オスタップ・スリヴィンスキー 現在起きているウ露戦を体験した人々の言葉を拾い上げた語録集。どれもこれは他人事ではないというメッセージ性が強い。 その体験を知れば、自分の身にも十分に起こりうることなのだと実感します。24/05/14 ★★☆
1285 破船 吉村昭 難破船の物資を奪って生活を繋ぎ留めていた寒村の物語。本書は因果応報を訴えるわけでも、善悪を語るわけでもない。 只管にその生き難さと向き合うより他ないという、凄まじい内容の本でした。24/05/19 ★★★★☆
1286 変な家 雨穴 異様な間取り図の家を巡り、とある殺人事件との関連性をつき止めていく。 これは人を殺すための家ではないかと前半は胸が悪くなりましたが、後半にはとある救いがあり、それが話をうまくまとめていました。 内容はあくまでエンタメの域を出ません。24/05/20 ★★★
1287 丸い地球のどこかの曲がり角で ローレン・グロフ 短編集。普通の人生とはよく言ったものの、その実、その全てが特別であり、生はひとつの奇跡なのだと再確認させてくれる本でした。 文章的にも大人の本だなと実感します。24/06/24 ★★★
1288 続 窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子 戦中から現在にかけての彼女の半生を綴る。戦争がいかに家族を引き離し、生活を崩壊させるかを知りました。 戦後はNHKに就職する筆者ですが、まわりとの協調性のなさに随分苦労します。社会に出たら時には自分らしさを殺す必要がある。 それが上手にできない彼女の悲しみは、私も身に覚えがあります。24/08/05 ★★★
1289 熊嵐 吉村昭 24/08/10 ★★★☆
1290 眠れないほど面白い『古事記』 由良弥生 神の性により生まれた倭の国。その表現は露骨と言えばそうですが、エロスとはまた違うように感じますね。深い意味がありそうです。 分かりやすく、日本の特異な神話を楽しめました。24/10/11 ★★★
1291 百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス とある一家一族の百年を描いた長編。人生を夢幻のように表現しており、それがまたリアルで、時間かけて読むに値する物語。 風と共に消えた子町娘のシーンが特に印象的で、生の儚さを眇めに見てしまいました。25/01/31 ★★★
1292 コーヒーの真実 アントニー・ワイルド 25/03/08 ★★★
1293 アンクル・トムの小屋 ストウ(訳:丸谷 才一 奴隷トムとその主人の絆の物語。宗教の色濃さはありますが、愛を説く名著であることには間違いありません。 奴隷問題というよりは、それぞれの人生の物語です。25/03/12 ★★★☆
1294 ロングブレスの魔法 美木良介 人生において知っておくべき運動方法です。自らを守ってくれるのは、結局は自身の治癒能力に他ならないと実感しました。25/04/05 ★★★☆
1295 裸の天才画家 田中一村 大野芳 画壇に見放された孤高の画家、田中一村。その生涯と、死後いかにして見出されたかが描かれます。 思ったのは、彼は幸せだったのかという点です。その過酷な命運とは裏腹に、私は幸せだったのではないかと思います。 なぜなら、凡そその生き方に迷いがなかったからです。25/07/16 ★★★
1296 真夜中のマリオネット 知念実希人 婚約者を殺された女医が容疑のかかった美青年と出会い、真相を突き止めていく。 衝撃のラスト。シナリオは一流ですが、人々に今一つ実存感がなく、好感が持てませんでした。25/08/08 ★☆
1297 夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル アウシュビッツでの人間の心理を心理医学の面から考察。 心理的、論理的、機械的考察も、やがては他愛と倫理に帰結していきます。 収容者であろうと監視者であろうと、結局は個人の愛と正義において、人生の意味づけが成されてゆく。 そこに、感動とある種の安堵を覚えました。新訳、池田香代子氏。25/09/12 ★★★★
1300 精霊ルビス伝説(上・中・下) 久美沙織 ドラクエロト三部作に繋がる物語。神々の世界で、ディアルトとその妃になる主人公ルビスが、崩壊する世界を救わんとする。 ローラ姫の前身ルビスですが、意外にじゃじゃ馬なところがとても良い。苦難の人生ですが、ロトの物語につながることを思うと、哀れに思うことなどありません。26/01/23 ★★★
1301 青い壺 有吉佐和子 とある陶芸家の焼いた青い壺。数多の人手に渡る壺と共に、各々の人生を見つめていきます。 作家の手元に戻る頃には、自分が作り手であることすらままならなくなっていた壺の存在。 そこに、計り知れぬ人の運命が重なります。26/02/16 ★★★☆
1302 カフネ 阿部暁子 今読んでるよ
1303 美術の物語 エルンスト・H・ゴンブリッチ 今読んでるよ
130X ヒトの見方 養老孟司 今読んでるよ

2026/03/28

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