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　辛抱たまらず工人舎のSH8買ってしまいますた。でもSSD搭載ってのにまでは手が届かないので無難にフツーのハードディスクの方、黒モデルのSH8KP12Aです。こいつの載っけてるCPU、A110ってのはPentiumIII相当の低電圧版ってことでいいのかな。非力なのはしょうがないですが、それでもHarpoon 3くらいはぜんぜん問題なく動くので通勤中でも心ゆくまで第三次世界大戦を楽しめるというものでございます、ヴァンパイア！　ヴァンパイア！

　で、それとはなんの関係もなくTumblr始めてます。まあ三ヶ月で飽きる（おい

「ご主人様に甘いりんごのお菓子 2／藤田貴美 」(bk1)(amazon)

　短編集。このタイトルで出るとは思ってなかっただけに嬉しい。収録4作中2作が表題の「ご主人様に～」シリーズ（シリーズなん？）　お菓子作りがどうにも苦手だけど負けず嫌いなめいどさんアップルビーと、とことんインドア派な若旦那ジョシュアの口喧嘩がそりゃあもう賑やかで楽しくて読んでてにやけてならんのですが、そういう賑々しいページのあとにふっとサイレントなページがあってですね、この作劇作画の緩急がそのままめいどさんとかご主人様のツンだったりデレだったりするのですよ。もうたまらん。

　エヴァの映画はじまってますね。見るつもりですが、でも見ても感想は書きません。つーか、書けません。書いたら二次創作になっちゃいそうな気がしますよ、まだまだね。

「バイオメガ 3／弐瓶勉 」(bk1)(amazon)

　なんか三巻になってぐわっと面白くなったデスよ。DRFの内紛が表面化して、それと東亜重工の合成人間チームで三つ巴の斬った張った刺した千切ったえぐった撃った感染させてどろどろのぐちょぐちょにしたーとかもう何でもありぃのツブしあい。これがもう、いちいちかっこいいの。
　二巻まではどっちかというと巨大建築物萌えではあるけど、それが「BLAME!」と比べると足りないなーやっぱ重力子放射線射出装置ィィィでぶっ壊してくれないとなークマだけじゃなーというカンジで読んでましたが、DRFの仲間割れっぷりというか無茶苦茶っぷりがそんなの吹き飛ばしてくれました。あんたら互いにバイオハザード起こしあってどうするんよー。うっひゃー。んでもってDRFの戦闘員（巡回査察員だっけ？）のヒグイデとカーダル、このふたり、主役の東亜重工チーム差し置いてかっこよすぎ。ヒグイデが敵対する査察員を差し違えるかたちで仕留める（鋼線で相手の頭蓋ナナメにぶった切る）見開きの美しさといったら。そしてカーダルさま、装甲解除状態でこの巻の表紙だし。
　巨大建築分はたしかにもうちょっと欲しい気もするけど、でもバイオメガって巨大ィーな建築ゥーで世界が閉じちゃう前段階（見える範囲に海もあるし空もある）って世界なのよね。まさに変わりつつあるって世界なのよね。それでも既に大陸繋留索という名の軌道エレベーターを出しちゃってるあたりが、ああもう判ってらっしゃるあんたも好きねえ、でっかいことはいいことだ、でっかいSFはいいことだ。そういう世界で、全く先の見えないバトルの連続。すんごく面白いのです。