ずっと忙しいのもアレだけど仕事の予定が猫の目で変わるのもしんどいです。二ヶ月ほどそんな調子。でもとりあえず休出しなくてすんだので、連休中は気合いれてHOI2DDのグローバルキャンペーンをドイツでやり直しちゃろうとしたのですが、ちんたらメモとりながらやってたら独ソ戦終わる前に連休の方が終わってしまいました。電撃戦ムズカシイ。
で、昨日ようやく停戦になって、さあ大西洋に乗り出すぜいと思ったら、オーダーしてた Harpoon 3 Advanced Naval Warfare が届いちゃいましたよ。ぐはあ。
- 「EDEN 16/遠藤浩輝 」(bk1)(Amazon)
- ようやく着地点が見えてきた……のかな。ウィルス、コロイドの謎、マーヤの謎、原父連邦の成り立ち、バラード一家の行き着く先。いろいろもろもろ収斂していくようではありますが、正直いってこの数巻ちょいとダレ気味だったので、伏線回収怒濤の畳込み突っ走れ突っ走れ的な爽快感はありません。ただ、どーしてもディスクロージャーウィルスっていうか、コロイドという名の世界を覆う結晶が、しかもそいつは集合意識体だとかそんなふうにいわれたらですね、ソレが物語にどういうオチをつけてくれるかが気になってしょうがないのですよ。はい、ブラッドミュージック好きですし結晶世界も好きなんです。そういうものを見せてくれるんじゃないかなーという期待があるのです。はい。
- 「アガルタ 9/松本嵩春 」(bk1)(Amazon)
- こちらはぜんぜん収斂しないなー。や、過去編ってことでいろいろ謎解きしてくれてるつもりなんでしょうが。庭師とかタマリスクとかハイランダーとか。でも相変わらず絵優先、説明二の次。そしてこの説明してんだかしてないんだか、とにかくとっちらかしたまま次から次へどわーと叩きつけられる、これもまた楽しい眩惑感覚。ヒトには勧めないけど読み続けてる、なんかすっかりそういう作品。
- 「百目の騎士 1/作 小池倫太郎 画 村崎久都 」(bk1)(Amazon)
- 上記2作とは違ってこちらは第1巻。こりゃあ面白いぜ、っていうのではなく、この先面白くなりそーという1冊。王制があって騎士階級が存在して戦争の部隊は宇宙で、とかを3ページ使って説明したらいきなり士官学校モノですかい。内紛の敗者側だけど騎士の血筋に生まれた主人公(これが表紙でガンとばしてる女の子チズル)が親衛隊に入隊したけど、あこがれてたそこはイジメだのシゴキだのが横行しててすっかり幻滅してしまい、受かる昇任試験も手を抜いてる。という具合でフテくされた状態のトコロに、面倒みろと押しつけられた後輩がとんでもなく素行不良な悪ガキのロッカ。
今のところ、軍隊(というか学校)の中で、序列の低位な人間がどう折り合いつけてやっていくかっていう話でしかないんですが、しかしそーいう話でこの目つき悪いおにゃのこがですね、階級差振りかざす先任やらワガママ放題の後輩にですね、いいたいこといわずにぐっと耐えるというのがなかなか萌えるのですよ。物語はほんとまだ序盤で、コップの中の嵐って段階ですが、これが戦争とかそういう話にまでなったらどんだけ萌える内部抗争やってくれるのだろーかとね、もう。